いってらっしゃーい

日常生活の中でみかけたもの。街や野山はふしぎなもので満ち溢れています。

仮分数

2006年05月15日 | 雑文
バス停から土手に登って灯台を見ると、消火栓くらいにしか見えません。
妙に現実感の乏しい景色を見ながら、ひばりの声を聴いていたら、”今日、東京へかえれるんだろうか”...と、ちょっと不安になりました。立て札にきづいて文字を読んだ瞬間、
”2.5”と、声を出してしまった私は、ああ、帰れるんだな...と、なぜか安堵して、灯台へ向かいました。絵は描かないのですが、以前、山下清みたい!といわれ、”そうだな。”と答えたのを思い出しました。

方言に戻る時間

2006年05月15日 | 雑文
安い切符を買っていると、とんでもない時間に空港へいかなければならなくなることがあります。朝は始発で間に合わなかったり、夜は、羽田で猛ダッシュ!しなければならなかったり....
飛行機は基本的には定時運行ですから、ゲートの前についたら、あとはのんびり。新聞を買いに行った売店で、私が店を出た直後に、お土産の山の上に布がかけられ、早番らしい女性が、”じゃ、お先に”と、同僚の方に手を振って帰ってゆくところをぼんやりみていると、ふと、女性の話し言葉が方言に戻っているのにきづきます。これは夜遅い場合です。
早朝のお店で、ちょっと手間のかかるものをお願いすると、まだ準備の完全でない店員の方が、ちょっと緊張した笑顔を見せ、”ごちそうさまー”とお辞儀して店を出てゆこうとすると、やっとさわやかな笑顔を見せてくれたりします。
どちらも、私の好きな(実は、どっちの時間帯もすきなんです。できればさけたいですが...)シーンです。

街を映す鏡

2006年05月15日 | 雑文
マリオンをよーく見ると、周辺のビルの姿が映っているのが見えます。この手前では、いま、再開発事業が進行中。10年後には、ここにはどんな街が映されるのでしょうか。駅からは見えなくなるかもしれませんが...

MOONLIGHT MILE

2006年05月15日 | 雑文
太田垣康男氏の連載の作品では、いま、H-IIA による有人ロケットの発射の場面が描かれています。
富士山を見ながら育つ静岡、山梨の子どもたち、桜島を見ながら育つ、鹿児島の子どもたち....は、皆、その姿を心に映して育ってゆくようですが、つくばの子どもたちは、このロケットを心に映して育つのでしょうか。

石狩灯台

2006年05月15日 | 建物
喜びも悲しみも幾歳月の映画をテレビで観て、テレビ版の同作品を観て、灯台守という職業に、漠然とあこがれを持ったのが、子どもの頃。月日が経ち、将来の職業を考え始めた頃、小さい頃のそんな気持ちを、いつしか忘れ去って、普通の会社員になることを、普通と考えるようになっていました。
新聞に、測候所の職員の削減?の記事が出ていましたが、灯台の有人管理も、今はほとんどいされていなかったかと思います。