『 アドラー心理学 実践入門 』という本を読みました。
元来、「"how to" 本」が好きな私は、その中の「こうすると上手くいく」ということよりも、「こういう見方・考え方もある」という点で刺激を受けます。
なぜこの本にたどり着いたかは思い出せないのですが、いつものように通販ではなく、馴染みの本屋さんで取り寄せて頂き購入しました。
(ウクライナ侵攻でモヤモヤしていたことで、「今年は沖縄」から脱線してしまったようです)
副題に~「生」「老」「病」「死」との向き合い方~とあり、どんな重い内容かと思いましたが、予想外に楽に読めました。
内容は
第一章 アドラー心理学を理解するための基礎知識
第二章 幸福に生きるための自分との向き合い方
第三章 幸福に生きるための他の人との向き合い方
第四章 老い、病気、死との向き合い方
第五章 毎日の中にある、幸福になるための発見
というものでした。
印象に残ったフレーズは、
『他の人からの評価に一喜一憂しないで、人がどう見るかという、人の自分についてのイメージから自由になること』
『自分が生きているということそれ自体にすでに価値がある』
『彼(事例で挙げられた三十歳の男性)は人生が困難だから何もしない方がいいと思ったのではなく、何もしないでいようという決心が先にあってその決心を正当化するために人生は困難であるとみなそうとしている』
などがありました。
心理学の本は、あまり読んだことがありませんでしたが、素人でもわかるものがあれば手に取ってみたいと思いました。
(植木理恵さんの「シロクマのことだけは考えるな」は面白かった)