内閣不信任案が否決されました。
野党が不信任案を提出したとき、二階幹事長が 「総理が粛々と否決したいと言った」 と言ってました。
官邸は様々な場面で「粛々と進める」と言い続ける。
この「粛々」は、川中島の戦いを詠った漢詩から来ているのでしょうか。
川中島<頼山陽>
『鞭声粛粛 夜河を過る』
曉に見る千兵の 大牙を擁するを
遺恨なり十年 一剣を磨き
流星光底 長蛇を逸す
(上杉謙信の軍は)鞭の音もたてないように静かに、夜に乗じて川を渡った。
「粛々と」という言い回しに悪いイメージがついた。
残念でならない。
かつて、クレージーキャッツが「誠に誠に遺憾に存じます」と歌っていました。https://www.youtube.com/watch?v=mTcH3kzafwI
政治家の<反省しているんだかいないんだかわからない>話しっぷりに対する 『諷刺』 でしょう。
1965年の歌ですが、当時から『遺憾』という日本語のイメージを、政治家が汚してたのだと感じます。
流石、青島幸男!
<粛々のイメージ低下>・・・誠に遺憾に存じます。