中学生の体力が低下しているというニュースがあります。
中学生以上の全ての世代で体力低下傾向 コロナ禍の影響「可能性ある」専門家
スポーツ庁は正しい調査結果を受けて発表する訳だから、幾分時間差が生じるのは仕方がないとしても、さもありなん・・・という感じです。
中学校の運動部は、日々の活動時間や対外試合の自粛が続き、その活動は大幅に制限されてきました。
日本スポーツ協会の公認指導者に向けての講習会では、10代半ばの生徒における運動負荷の与え方は、概ね週3~4日が良いといわれます。負荷&休息です。
特に若年層には競技の楽しみを教えて下さい・・・といわれます。
しかし、現場では「競技そのものを実感させる」ために、毎日活動しているのも事実です。
つまり、ピアノは初めてでも音が出ますが、バイオリンは初めてでは音が出ません。
バイオリンを感じるためには、音が出るまでの絶対時間が必要で、中学校3年間(実質2年3ヶ月間)という時間は短すぎると感じるからです。
そんな体力を蓄える場を奪われた訳ですから、体力低下も致し方がないでしょう。
大人達は、このような生活の変化による児童生徒の心へのボディーブローを、しっかり見定めていかないといけません。
私は、それが悪影響となって出ないことを祈るばかりです。