9/10 今回の記録的な豪雨により、栃木県、茨城県を流れる鬼怒川が氾濫をしました。
茨城県常総市では、多くの家屋が倒壊、濁流に流されました。
この度、甚大な被害に遭われた皆さまへ心よりお見舞い申し上げます。
また、住宅に取り残されてる方々の一刻も早い救助を願っております。
***************************
その前夜、どんぐり家族が住む磯子区でも
母ちゃん、取りあえずチビのエサとケージだけ先に用意しよう。
俺たちのは何とかなるからな…あッ!水…チビの水入れも…
あたしは不安だった。何が起こってるのかさっぱり分からなかった
お外はカミナリがなっている……怖い
チビちゃん、心配しなくても大丈夫よ。
でもね、もしもの時は、この中に入ってね。少しの辛抱だからガマンしてね。
大勢の人達のいる所へ行くけど、お利口さん出来る?
『………』
チビ、大丈夫だよ。チビのカバンは父ちゃんがシッカリ持ってるからね。
怖がることないからね。
お水も、エサもいっぱい用意してるよ。
父ちゃん、外は土砂降りです。今、外へ出たらかえって危険かも、
もう少し様子見ましょう。
同じ区でも、危険な地域と安全な地域が有ります。
避難を呼びかけるパトカーも走っていません。
自治会からの情報を待ちましょう。
そうだな。地域が絞られるまで少し待つことにしよう。
私達は、正直、決断を決めかねていました。
ペットを飼っている方々が、まず最初に心配するのはペットの健康状態です。
例えわずかな時間でも、環境の変化で体調を悪くする場合が有ります。
また、避難所の方々へ迷惑がかからないよう、ケージにカバーを
かけて置く必要があります。
小鳥も環境の変化で鳴きやまない場合も有りますし、
興奮してパニックになれば羽をバタつかせ騒ぎ出します。
アレルギーをお持ちの方は、そばに居るだけで不快感を覚えるかも知れません。
そして、飼い鳥は外の世界を知りません。
慣れない場所では絶対に、ケージから出す事は出来ません。
万が一、ケージから出してしまった場合は、周りの環境に驚いて逃げてしまいます。
そして、その殆んどが生きていけません。
色々考えた末、少し様子を見てから避難する事にしました。
しばらくして、携帯にも細かい情報が次々に送られてきました。
幸いにも、この地域は被害もなく夜を明かすことが出来ましたが、
今、あの時の選択が、良かったのか悪かったのか私達には判断できません。
今回は、運良く難を逃れましたが、判断によっては逆だった可能性も有ります。
そして、その多くは後の方にありうる事も……
あの日本中を震撼させた3・11を常に教訓として、
災害は常に身近にある事を、改めて肝に銘じたいと思っております。
今回、被害に遭われた皆様が、安心して元の生活に戻れますよう、
一日も早い復興をお祈り申し上げますfont>
茨城県常総市では、多くの家屋が倒壊、濁流に流されました。
この度、甚大な被害に遭われた皆さまへ心よりお見舞い申し上げます。
また、住宅に取り残されてる方々の一刻も早い救助を願っております。
***************************
その前夜、どんぐり家族が住む磯子区でも
母ちゃん、取りあえずチビのエサとケージだけ先に用意しよう。
俺たちのは何とかなるからな…あッ!水…チビの水入れも…
あたしは不安だった。何が起こってるのかさっぱり分からなかった
お外はカミナリがなっている……怖い
チビちゃん、心配しなくても大丈夫よ。
でもね、もしもの時は、この中に入ってね。少しの辛抱だからガマンしてね。
大勢の人達のいる所へ行くけど、お利口さん出来る?
『………』
チビ、大丈夫だよ。チビのカバンは父ちゃんがシッカリ持ってるからね。
怖がることないからね。
お水も、エサもいっぱい用意してるよ。
父ちゃん、外は土砂降りです。今、外へ出たらかえって危険かも、
もう少し様子見ましょう。
同じ区でも、危険な地域と安全な地域が有ります。
避難を呼びかけるパトカーも走っていません。
自治会からの情報を待ちましょう。
そうだな。地域が絞られるまで少し待つことにしよう。
私達は、正直、決断を決めかねていました。
ペットを飼っている方々が、まず最初に心配するのはペットの健康状態です。
例えわずかな時間でも、環境の変化で体調を悪くする場合が有ります。
また、避難所の方々へ迷惑がかからないよう、ケージにカバーを
かけて置く必要があります。
小鳥も環境の変化で鳴きやまない場合も有りますし、
興奮してパニックになれば羽をバタつかせ騒ぎ出します。
アレルギーをお持ちの方は、そばに居るだけで不快感を覚えるかも知れません。
そして、飼い鳥は外の世界を知りません。
慣れない場所では絶対に、ケージから出す事は出来ません。
万が一、ケージから出してしまった場合は、周りの環境に驚いて逃げてしまいます。
そして、その殆んどが生きていけません。
色々考えた末、少し様子を見てから避難する事にしました。
しばらくして、携帯にも細かい情報が次々に送られてきました。
幸いにも、この地域は被害もなく夜を明かすことが出来ましたが、
今、あの時の選択が、良かったのか悪かったのか私達には判断できません。
今回は、運良く難を逃れましたが、判断によっては逆だった可能性も有ります。
そして、その多くは後の方にありうる事も……
あの日本中を震撼させた3・11を常に教訓として、
災害は常に身近にある事を、改めて肝に銘じたいと思っております。
今回、被害に遭われた皆様が、安心して元の生活に戻れますよう、
一日も早い復興をお祈り申し上げますfont>