けいいちの日記

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【福岡戦】 格の違いで開幕戦を制す 【J特】

2011-03-05 | アルビレックス新潟
新潟、3点で快勝=Jリーグ・福岡―新潟(時事通信) - goo ニュース

「スカパーに加入したのは今日のため」と言っても過言ではありません。
ホームもアウェーも遠い自分にとってはテレビの力は大変助かります。今年も頑張って現場に足を運ぼうかと思ってはいますが、今年はスカパーのお世話になるのは必至です
今年のアルビ観戦記は観戦の感想を中心に書いていこうと思います。

さて、マルシオが移籍して攻撃力の低下が懸念されていたアルビでしたが、結果は3得点と快勝マルシオ不在時では勝てなかったアルビでしたが、2011年の初っ端での勝利は「脱マルシオ」に向けて大きな一歩となるゲームでした
前半はアルビのフィールドプレーヤーの動きが悪く、最終ラインや勲や慶行がパスの出しどころを探しているシーンが何度もありました。昨年の最も調子の良かった頃のアルビは「ファンタスティック4」を中心にして、前線がポジションチェンジを繰り返しながら(ボランチの前線への飛び出しも絡めて)相手のマークを外して行きましたが、今日の前半のアルビは全く対照的でした
むしろ福岡の方が選手の動き出しが良く、中盤の選手が前線に飛び出すなど、運動量で圧倒。判定ならば福岡の勝ちでしたが、幸いなことに福岡には優秀なフィニッシャーがおらずスコアレスでハーフタイムに突入しました。

しかし後半に入ると3得点と爆発この理由は2点に絞られるのではないでしょうか。

・ 前半飛ばした福岡のフィールドプレーヤーが消耗した
・ 福岡の右サイドバックの山形がイエローを貰い、ヨンチョルを抑えきれなくなった

3得点は全てヨンチョルが絡んでおり、今日のMVPは間違いなくヨンチョルだと思いますが、1点目はロングボールをヨンチョルのスピードに福岡守備陣が振り切られてしまいました。そしてミシェウに決められてしまうと、それまで張り詰めていた福岡の選手達の緊張の糸が一気に切れてしまった気がします。前半と比べてアタッキングサードに侵入されるシーンは激減しましたし、アタッキングサードに侵入したとしてもアルビがカウンターで決定機を作る場面が増えました。
しかもヨンチョルを止めるべき山形は後半に入りイエローを貰ってしまい、激しくヨンチョルとマッチアップできなくなってしまったために、レベスタはヨンチョルの独壇場と化しました。

今日のゲームの収穫と課題ですが、こんな感じでしょうか

【 収穫 】・ブルーノが開幕戦で得点を挙げたこと ・完封で終えたこと
【 課題 】・サイドバックの裏を突かれたこと ・右サイドが十分機能していなかったこと

収穫ですが、ブルーノが開幕戦で結果を残したのはデカいと思います!
前半ラストプレーでビッグチャンスを逃し、後半も決定機を2度逃し、嫌な雰囲気もありました。ですからヨンチョルからのフワリとしたクロスに合わせてのゴールはゴールが生じない事に対する焦りを払拭しましたし、自信を持ってこれからのゲームに臨めるのではないでしょうか
あとは0で抑えたことも評価できます。今までのアルビは大量得点だとつまらない失点を与える傾向にありましたが、今日のゲームは最後まで緊張感と安定感がありました。特に石川と千葉のセンターバックは前半の福岡の攻勢には落ち着いて対応していましたし、石川が左サイドバックに入った最終ラインも可能性を十分感じさせるものでした。
課題ですが、高徳と藤田の両サイドバックは攻撃参加が大好きですし(特に藤田は本職がサイドハーフですから)、カウンターでその裏を突かれるのはしょうがないのかもしれません。ただ(福岡には失礼ですが)名古屋や鹿島などの上位と対戦する際には、絶対にそこを突いてきますし、優秀なアタッカーがいれば致命傷となり得るわけです。
結局これは右サイドが機能しなかった(特に前半は機能不全でした)こととつながりますが、藤田を右のサイドハーフで起用し、右利きの高徳を右サイドバックに起用するという選択肢もあるわけです。
ただ現在のアルビの最大の武器はヨンチョルと高徳が絡む左サイドです。それを維持しつつ藤田を起用するとなれば、解決方法としては藤田の守備能力が向上するかウッチーを起用するかのどちらかでしょうね。

スカパーでは福岡のホームということで福岡寄りの実況と解説でしたが、実況と解説の方が「新潟は試合巧者」と持ち上げていました。
アルビが大勝したからでしょうが、個人的には「アルビってそんなにゲームを巧く運べるチームだったっけ」と応援しているクラブにもかかわらず、今までのアルビを見ている分、「試合巧者」という言葉に対して懐疑的な気持ちになります
しかしながら、アルビは2004年からJ1に定着し続け、今年で8年目!福岡は2006年以来のJ1ということで、福岡にとっては(J1にはいられなかった)空白の4年間がアルビと福岡のクラブとしての格の違いをもたらした気もしました。(それが「試合巧者」という単語につながったのでしょう)

ホーム開幕戦は山形戦ですが、山形は自陣にべったりというサッカーになるでしょうね。
アルビとすれば非常にやりにくい相手ですし、今日のメンバーで引いて相手をどのように崩すかが注目ですが、先制点を奪えば今日の守備陣の出来を踏まえれば1-0で逃げ切れそうな気もします。


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