シーカヤック釣り 海をてくてく

カヤックフィッシングとハイキング
足漕ぎカヌー(スワンじゃないよ)と自分の足で、陸上、海上、遊びあるき

9月8日 海をてくてく2

2007年09月08日 | 釣り
 ルアーは、発砲スチロールとステンレス板で作ったミノー16cm。
動きは調整自由なので、ファーストリトリーブ対応にリップを寝かす。投げて水面から飛び出さないよう左右も調整。動きは少しワイドに水面直下をウォブリング。こんなもんかとトローリング開始。ラインの長さは、カヤック自体にティザーみたいな集魚効果があり、あまりラインを出す必要はない。カヤックの真後ろにツバスの群れが着くこともあるくらい。アタック時のショックを緩和する意味で、20mラインを出す。
潮は少し流れているが、効くというほどではない。潮目もなし。目標物、当面漁港。途中の魚探も変わりなし。

日の岬からの行程半分くらいで、グワッとロッドが曲がる。ジジーッジッジジーッと断続的にラインが出る。絵に書いたような展開。デジカメ電源on。ラダーで大きく円を描く。しばらくラインのウォータープレッシャーとケンカしていただく。
ラインのCの字の半分、真横にさしかかる。もうとっくにジャンプしているタイミング。
今までのシイラは、まずシャンブ5回前後。次に水面付近でカヤックを中心に旋回。距離をつめると横方向の逃げは利かないと判断するのか知らないが、下に突っ込む。その後はライン回収、突っ込んでライン放出の繰り返し。下方向だけば、カヤックが魚についていかない。旋回円を縮めるためにドラグを強めるが、強くしすぎると最初の突っ込みで太軸でもフックが伸びたりする。最初のm級1匹を捕るまではそこの調整が鬼門だったが、いまはリリースに使いたい。
何匹か取って同じパターンだったので、この時点のジャンプなしは???。ラインの角度が斜め下。更に???。

写真はあきらめ、ロッドを持つ。ジーッ、ジッ、ジジィーッ。こちらが待つといちおうは突っ込むがスピードがない。底に届いて、付近をうろついているような動き。少しだけドラグを強める。まだ1に対して0.5でるペースであげてくる。重さだけはあるが、スピードから判断して少なくともシイラでない。カンパチか? と一瞬考えたが、この重さに比較してスピードやゴンゴンした激しい動きがなさ過ぎる。

いやな予感。そうです。サメ君。水面直下のフローティングミノーに来ることがまず想定できてなかった。シャープなスタイルで、底近くにいる種類でない。ミノーがざっくり、くの字状態。水面から何度か下に突っ込んでいく。素直に走らせるがPEラインが太ももにこすれてアチチッ。大きさは1.3mぐらい。1.5mはない。水面にきてからは、弱っているのか、まだ元気なのか、判断がつかない。ふんぎりのつかないやり取り。目がネコみたいで、どこをみてるか解らない。口元に手を持っていくのは断念。何枚か写真を撮って、ルアーのすぐ上でラインを切ってリリース。折りたたみナイフを少しだけ開いて置いておき、片手で全開にして使えるようにしている癖が役に立った。

写真はしっかり撮ったつもりだったが、顔が流れている。この後水面でヘッドシェイク。シイラのm級のほうがファイトは上だと思いつつも、指先がしばらく震えている。なんともいえないあの目。

漁港近くに戻ってまだ13時。お土産のガシラ追加を狙うが、サバ餌さえもとられない。生命感はフグの噛み後のみ。あきらめて撤収。
 またまた一番暑いときに車載。時間あまりまくり。天下一品のラーメンを久しぶりに食う。早く帰りすぎて、ETC通勤割引が効かなかった。半額になるか、ならないか、片道1250円も違うので温泉でも入れば良かった。

 唯一の獲物、ガシラ1匹はおいしく塩焼きで頂きました。
 船団を思い出すと、少し気後れするけれど、次は泉南でもいくかな・・。

9月8日 海をてくてく1

2007年09月08日 | 釣り
 今回は和歌山に行く。和歌山といっても非常に広い。今回候補は大阪との県境と日の岬。どちらもカンパチの情報がある。マダイは釣れてるが船団の中の話。大阪側は激戦区。プレジャーボートや漁船の船団の端っこで、ちょろちょろやっている感じがいまひとつ。
 ぎりぎりまで迷って、日の岬。和歌山側でハタ系をキラキラで上げてみたい。
8時出航。キラキラ+サバで探る。かなり沖でも30mもない。根が点在するが、魚影は映らず。フグらしき魚にキラキラを散髪されるだけ。たまにエソ、チビのオニカサゴ。周りを見ると10時ごろには10数隻ほどいた船がすべて帰っていた。「あちゃー、やってもうた。」出撃場所の選択ミスはカヤックの場合、致命的。
 ベイトの群れを見かけるも、のんびりした感じ。ジギングをするも、予想通りかすりもしない。日の岬先端まで行ったが全体的に生命感に乏しい。サバだけのグリグリガチャンもガシラ1つのみ。昼過ぎ撤収と判断。帰りは期待の薄いトローリング。
 実は、シイラのジャンプシーンを一人で撮る方法を用意していた。方法は以下のとおり。
①細軸フックのルアーで、ドラグ緩めのトローリング。
②シイラがかかると、ジジーッとラインが出る。
③ロッドはホルダーのまま、足で漕ぎ合わせ。
④右手にデジカメ、電源on。左手でラダーを操作。水中でラインをCの字にして、シイラに接近。
⑤逃げるシイラを右手に写真、左手ラダー、足はエンジンで追い回し、写真を撮る。
⑥ジャンプしなくなったら、ロッドを持ってファイト。下の突っ込み時、あわよくばスプールを押さえてフックを伸ばし、リリース。
⑦リリースできなければグロッキーさせるしかない。冷凍庫がいっぱいになる。まずは、追い出された冷凍食品を頑張って消費する。
まだまだ夏。生ぬるくなったスポーツドリンクをがぶがぶ飲みながら帰港。

大阪人の晩御飯

2007年09月08日 | 食う
 大阪ではネタにもならないが、他ではどうかな、と思って投稿。
お好み焼き。全国的には外食お手軽フード。関西人も出かけてお店で食べるのは大好き。
 夕方の会話。「晩御飯何がいい?」とお母さんが聞く。子供から、「 お好み焼き! 」とリクエストがでる。この会話の延長は、「お出かけ」を想像するが、ここ大阪では別。家で次々焼きながら、腹いっぱいになるまでハフハフ食うんです。
 お好み焼きの鉄板は、大阪では殆ど常備。会話は大概、「ほれみてみい、店で食べるより、家のほうが旨いやろ?」となる。
 そんな食べ物なので、家それぞれのこだわりがある。我が家のお好み焼きは、最初薄い豚肉を焼くとき、肉の上にグラニュー糖をかけて香ばしさを追加する。
 写真は、沖縄のシークアーサーコショウ、プラス、醤油マヨネーズ味。コショウといいつつも島唐辛子という強烈な小粒の唐辛子が材料。汗ダラダラで、ビールがススム君。

9月1日 大峰山をてくてく

2007年09月01日 | 山歩き
 ほぼ30年前から、村で浄聖会という集いがあり、数十人の男を集めて、女人禁制の大峰山に登りにいく。7月3連休の予定が台風でキャンセル。8月5日に変更になるも、自分が都合悪く行けなかった。本来なら今年お流れだが、行けなかった人2人と会長、先達の4人でリベンジしないか? とお誘い。当然イクイクと即答。しかし、週間天気予報で、2日前まで降水確率70%。大台ケ原に近く、降るとなったら半端でない。足元が岩のところが多く、濡れるとマジで危ない。自分からいかないと切り出しにくく、気分はブルー。前日午後になって、ようやく晴れの予報になった。
体力的には、上り3時間、下り2時間の少しキツイハイキング。途中何箇所か度胸試し的ポイントがあり、村の男なら一度はいっとかなぁあかん。といわれる行事です。
えっ、お前その年なっていったことないんか? と言われ、少し低く見られることもあり。あくまで村のローカルな話ですが。

大体の修行の要約は以下のとおり。
鎖を持ってよじ登ったり、絶壁に張り出した岩をグルリと這い回る際、足を出す順番を間違えると、ニッチモサッチモ行かなくなるところを、先達という経験者の指示のもと、つぎつぎ越えていきます。自分でやるロールプレイングゲーム。落ちたら、残骸の回収方法すら考えられない。ネットもなし。ゲームみたいに、あと2人使えるもなし。
西ののぞき(写真は横から一部を撮影)
 ロープのワッカを2つ腕に通すだけの、最近の遊園地では考えられない安全対策で、腕を組んで前に突き出す。そのまま腹ばいになると、2、3人がかりで断崖絶壁に押し出される。太ももから前が地面に触れない状態。しっかり前に腕を突き出さないと、ロープが抜けてマッサカサマ。安全確保はセルフサービス。親を大切にするか? とか、まじめに働くか?とかを聞かれて、必死でハイハイと答えて引き上げられる。
昔ヤンチャな人ほど長く、押し出しも追加されて、まわりは爆笑。いろんな職業、年齢の人が、垣根を越えて楽しむイベントとしては、なかなかのもの。村の中ですれ違いざま、挨拶する回数が自然と増える。
但し、潜在的高所恐怖症がこれで発症したり、逆にトラウマ化して高いところがダメになる可能性あり。中学生でも恐怖でカクカクとひざが動き、勘弁してくれとマジ泣きすることもある。少し高いところの怖さを知る年ゴロがもっともダメで、軽くて飛んだりはねたりしても怪我しない小学生は以外と平気。

自分は学生の時に一回行ってそれっきり。そこそこ体をいじめてビールを飲む機会が楽しい親父になって、こういう行事が楽しくなり再開したしだい。去年、今年とトータル3回目。子供も参加年齢だが、昔の自分同様、しんどいことをわざわざしないし、何かで釣ろうと思っても騙されない。

4時前出発。現地6時着。6時20分入山。
少人数でかつ、山歩き好きばかりなので、自分が足を引っ張る可能性があった。たかだか一週間だが、両手両足にそれぞれダンベル1kgと砂鉄ベルト1.5kgを取り付けて、晩飯後1時間ウォーキングし、最後は11階建てのマンションの階段を3往復して備えた。
2日前から大阪でもエアコンが要らないぐらいで、4人でぐいぐい進むが涼しく、少しの休憩で汗が止まる。上り約半分のお助け水ポイントを45分で到着。汗だけ体質のせいで異常にかくが平気。水分をがんがんとって進む。雲海が下に見える。写真を撮る余裕あり。
去年修行のフルコースをしたため、西ののぞきはパス。山上到着9時過ぎ。本堂をお参り。たぶん嫁さんと子供はまだ寝てる。お前らそんなだからどこにも連れて行けないんだよ。と、明るくなると自然に一人目が覚めて、暇をもて余す自分のグチがこぼれる。
お昼を食う。ナント9時半。おにぎりを食って味噌汁3杯のんで、10時すぎに下山開始。
少し気温が上がる。出発もペースも早すぎやなぁ、と言いつつも、朝の涼しさに皆感謝。早起きは三文の得。三文は今いくらかしらんが、相当得した気分。
帰りはぞくぞくと上を目指す行者とすれ違う。ばっちりフル装束のじいさんが、最初の休憩ポイントで、もうワシあかんねん。と言って笑わしてくれる。山上で宿泊する場合は、別に問題ないペース。ほんとにバテてる人は、人を笑わせることはできないはず。しんどいところで人を笑わす人はかっこいい。じいさんになっても、外で遊んで冗談をかませる体力をキープしたいとほんとに思いましたネ。皆それぞれの大峰山。
今年はいけないと思ったのに、粋な計らいで、楽しい1日を共有させてくれた先輩方、美しい大峰山に感謝。