3月初め 玄関前のサンシュユの木につぼみが膨らみ始めました

寒い日は、しっかりと固く閉ざす小さなつぼみ

そして暖かな日は、ゆっくり伸びをしながら心地良い春の日差しを楽しんでいる小さなつぼみ

そしてお彼岸を過ぎる頃、小さなつぼみは立派な美しい花に移り変わりました

春は確実にすぐそこまで来ているのに・・・・・



3月11日、東北地方を襲った東日本大地震



沢山の被災者にとって、本当の春はまだまだ遠い。
安否確認もとれないままの家族や友達などの無事を祈りながら、今この時を必死に生きている。
津波による大きな被害。流された自宅を捜し廻る人達。
瓦礫の中に向かって、我が子や親兄弟の名前を必死に叫び続ける家族。
避難所での生活を余儀なくされた方々の不安で憔悴しきった顔。
余震の続く中、寒さに震え、食糧もままならない。
また福島での想定外の原発事故。それに伴う放射能との戦い。
色々な所で様々な人々が、出来る限りの力を出してみんな頑張っている。
直接被害に遭わなかった人達も、何かできる事があるのでは・・・と、国内は勿論、海外からも多くの応援が届く。
人と人との暖かさが身にしみる。
復興、再建にはまだまだ多くの時間を要するが、一歩一歩確実に前進して行く事と思う。
防ぎようのない自然災害だが、マグニチュード9.0の大地震は、とてつもなく大きな爪痕を残し過ぎた。
まだまだ遠い春―――でも、人々の力は限りなく大きい。
その大きな力を信じて・・・待ちましょう・・・春を