おうえんの森スタッフブログ

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新NISAを始めます

2024年01月08日 | 日記

 新年2024年を迎えて、お正月明けにまず手を付けたのが「新NISA」口座です。思うに、2019年に金融庁が発表して話題を集めた「老後2000万円問題」に対応する政策の一つが、この新NISAだと察しています。平均寿命が伸び、人生100年時代が現実化しつつある日本のこれから、夫婦二人でもらえる年金だけでは足りず、それなりの生活を維持するのに30年間に2千万円が必要というあの試算(警鐘?)です。

 簡単に言えば、新NISAは18歳以上の方が、つみたて投資枠120万円と成長投資枠240万円を併用して非課税で年間360万円まで、総合計で(老後に必要なあの2千万円に近い)1800万円(その内成長投資枠は1200万円)まで非課税で且つ無期限で株式や投資信託を保有できる制度です。細かいルールや情報・ノウハウは口座を開設する銀行・証券会社や書籍・雑誌・ネット等で確認してください。

 さて、新NISAは、基本的に現役世代が退職後の年金生活のために長期の積立・分散投資を手助けする策になります。現状の預貯金が少ない現役世代は、例えば、夫婦共働きしてつみたて限度額の月10万円で投資信託を購入し、老後のために15年間保有し続ければ目標とする限度額の1800万円(=10万円×12か月×15年)が利回りを考慮せずとも準備できます。(※利回りを考慮すると15年より短くなります。)

 翻って、筆者の意見ですが、退職したシニア世代は15年先の状況は不確実です。従って(新NISAでつみたて投資枠と成長投資枠を併用することも選択肢ですが)、まずは成長投資枠限度額の年240万円の範囲内で、銀行等に預けてある預貯金の一部を移し、証券会社で新NISA口座を開設して株式や投資信託を購入するのが第一歩と考えています。成長投資枠の限度額は1800万円の内1200万円(=240万円×5年)ですから、向こう5年間なら何とか見通せます。途中でもその後でもいつでも売買を行うことも可能です。例えば300万円を非課税で売却すれば、300万円までを新たに非課税枠で購入できます。これを生涯にわたり繰り返しできます。

 但し、損をしてまでも売却せずに配当金をもらい続けることが要点です。今なら超低金利の銀行預貯金より高い利回り(平均的に2%程度)の配当金が容易に得られます。成長投資枠の限度額1200万円に到達した際の配当利回り2%は年24万円ですから、年金額に毎月2万円プラスできます。(ちなみに、手取り時給千円で20時間働くと2万円稼げます。)銘柄によっては、株主優待のメリットもあります。

 株式投資では、会社の倒産や赤字等により無配当等のリスクが心配事です。しかし、上場している大企業は、おおむね安全・安定しています。そんな心配事より売買益や毎年の配当金のメリットが大きく、しかも約20%の税金が、人生100年時代の生涯にわたり非課税になるメリットは絶対だと思います。

 シニア世代の新NISAは、老後資金を作るためではなく、主たる目的は今ある資産を守り減らさないため、言い換えれば生活水準を維持するための選択だと思います。資産運用未経験のシニア世代も新NISAを利活用して、銀行に預けている老後資金の一部で株式や投資信託を始める良い機会です。始めてみて、株式売買にもチャレンジしてみて、自分に不向きであればやめればよいのです。一人一人のニーズや考えは違いますが、新NISAを試して合点することをおススメします。

以上


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