おうえんの森スタッフブログ

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大山詣りと大山絵とうろうまつり

2023年08月09日 | 旅行

 今年2023年8月11日(金・山の日)から15日(火)の日程で、丹沢大山(たんざわおおやま)国定公園に位置し、神奈川県伊勢原市にある標高1,252mの大山(おおやま)で「大山絵とうろうまつり」が開催されます。

 歴史を紐解くと、江戸時代には「大山詣り」(おおやままいり)が大変な人気でした。大山が別名「雨降山」(あふりやま/あめふりやま)と呼ばれるように、江戸の火消しをはじめ、周辺の農民や漁民からも水を司る神様として人気を集めました。江戸の人口が約100万人と言われた時代に、夏の時期には登山者が20万人も訪れたと記録されています。箱根の関所を通るのが厳しく制限されていた時代ですから、関所を超えることなく行ける大山は庶民の手頃な旅行先でもあったのでしょう。大山はその歴史文化が評価されて2016年に日本遺産に認定されています。

①絵とうろう

②絵とうろう

 筆者は、昨年(2022年)8月12日「大山絵とうろうまつり」に出かけましたが、残念にも天候に恵まれず、本来なら沿道に並んでいるはずの数多くの絵とうろうは大部分が雨を避けてしまわれていました。阿夫利神社(下社)から眺望できる相模平野から江ノ島、三浦半島、房総半島を見渡せる絶景も写真③の通り霧の中でした。

③霧の絶景

 大山へのアクセスは、小田急小田原線に乗り伊勢原駅で下車し、駅前から出ているバスで約30分の大山ケーブルバス停まで行きます。そこから徒歩で宿やお土産屋、飲食店が並ぶ「こま参道」の362段の階段を上り、大山ケーブル駅に到着。ケーブルカーに乗り換え、乗車時間約6分で中腹にある阿夫利神社下社に到着します。さらに頑張って山頂まで行く人はそこから歩きになりますから、登山用の靴や服装等が必要でしょう。

④ケーブルカー

⑤阿夫利神社下社

 筆者は旅行ファンに大山詣りをおススメします。昨年(2022年)3月に、香川県琴平町にある金刀比羅宮を参拝しています。象頭山の中腹に位置し、昔から海の神様、五穀豊穰・大漁祈願・商売繁盛など広範な神様として全国的に人気です。有名なのは参道口から御本宮まで両側に建つ旧跡や文化財に加えて、お土産屋や飲食店が並ぶ785段の石段です(※奥社までは1,368段です)。

⑥こんぴらさん

 おススメする理由は、規模は違いますが、大山のこま参道でこんぴらさんと似たような体験ができるからです。こんぴらさんを観光する前に、東京圏の方には手頃な大山と阿夫利神社でその雰囲気を味わってはいかがでしょうか。なお、くれぐれも天気予報にはご留意ください。以上


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