①モデルさん全員集合!
2023年9月24日に東京都多摩市の京王線聖蹟桜ヶ丘駅にある関戸公民館で、非営利の国際交流団体「多摩市国際交流センター」(Tama City International Center 略称TIC)の創立30周年記念事業の一つである「世界の民族衣装ファッションショー」が開催され観覧をしてきました。
TICは、会員数360人の市民ボランティアが中心となって外国人の日々の暮らしをサポートするための日本語教室や生活支援相談、外国人と日本人との国際交流イベント等の活動を行っています。直近(2023年1月)の多摩市の外国人人口は76か国3,058人で、市の人口の2.09%ですので決して多い人数ではありませんが、年間を通じてとてもフレンドリーな手作りの国際交流が活発に行われています。(ご参考までに、筆者が住む東京都八王子市の外国人人口は約1万4千人です。)
さて、ファッションショーの会場はとてもアットホームな雰囲気でした。地方創生とか多文化共生社会とか、そんな堅苦しい表現が不似合いな市民ボランティア団体らしい外国人と日本人が一緒に楽しむ無料のイベントです。モデルさんもそれぞれの母国の衣装を持ち寄って出演していました。
海外旅行に出かけると、外国エアラインの中にはキャビンアテンダントが民族衣装でサービスしてくれる会社もありますし、観光スポットや観光客向けのお土産店等で民族衣装の人々に会うことが多く気持ちが和みます。今回は身近で、ささやかな海外旅行気分が味わえました。こうした草の根的な市民活動が増えていくことが、国際理解・国際交流を進めていく原動力だと思います。
それでは登場した民族衣装のいくつかを順不同でご紹介しましょう。
②インドです。↓
③真ん中の水色のロングドレスがベトナムです。↓
④南米チリの民族衣装です。
⑤カラフルで可愛いポーランドです。お祭りでダンスを踊っているイメージです。
⑥エジプトです。中東の国々では似たような服装を街中でもよく見かけます。
⑦パキスタンもイスラム教の国です。女性は大変ですね。
⑧タイです。かしこまった席で片方の肩を出した民族衣装の女性をよく見かけます。
⑨韓国のチョゴリはお馴染みです。胸元にリボン状のオッコルムがあります。
⑩国民の7割が仏教徒の国、スリランカのサリーです。
⑪最後は筆者が選ぶベストドレッサー賞で、中国の明の時代のファッションです。
⑫補足資料:多摩市の外国人の状況
以上