おうえんの森スタッフブログ

故郷グルメガイドを企画運営する「おうえんの森」のスタッフブログです。
海外・国内旅行とグルメ等がテーマです。

あじさいの花咲く沿道

2024年06月11日 | 日記

写真①。 

梅雨の季節なると各地の「あじさい(紫陽花)」情報がテレビ等で話題となります。

筆者の最寄り駅である京王相模原線の京王堀之内駅のそばから八王子市長池公園を結んで多摩ニュータウン開発の際に人工で作られた小川があり、その小川に沿って全長約1.4kmのせせらぎ緑道(緑道は写真①↑の小川の左側で写っていません)があります。筆者が住む多摩ニュータウンの団地はそのせせらぎ緑道に面していて、小川と緑道の両側には四季折々を彩るたくさんの樹木・草花が植えられています。梅雨の季節はところどころでアジサイが咲いています(写真①↑参照)。

アジサイの原種は日本に自生する「ガクアジサイ」です(写真②↓参照)。

写真②

私たちが普段見かける青や白、紫等のアジサイ(ホンアジサイ)や海外のアジサイも、実はガクアジサイから改良された園芸品種だそうです(写真③④↓参照)。そう知ると、普段見かけるアジサイに「桜」のような愛着を感じませんか。ちなみに、サクラはバラ科サクラ亜科サクラ属の落葉広葉樹でヒマラヤ原産と考えられていますが、最も人気のあるソメイヨシノは日本から世界各国に寄贈され広まったものです。

写真③。

写真④。


せせらぎ緑道の樹木・草花を手入れしているのが「椿の会」という八王子市の公園アドプト制度に参加しているボランティア活動団体です(写真⑤↓参照)。きれいに植栽・清掃されている沿道に、四季折々にチューリップやすみれ、ツツジ、花しょうぶ、コスモス、もみじ、寒椿、ヤナギ等々いろいろな樹木・草花が毎年毎年咲いているのを見ると頭が下がる思いです。

写真⑤。

緑豊かに自然に恵まれた多摩ニュータウンですが、その自然の多くは住宅地と共に人工的に計画され整備され、日常的にボランティアの人々によって守られ維持されていることを忘れてはいけないでしょう。いつもいつもありがとうございます。以上

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手塚治虫とマンガ文化

2024年05月16日 | 日記


 2024年5月11日に、筆者は東京都八王子市(人口約56万人)と大学コンソーシアム八王子加盟の25の大学・短期大学・高等専門学校等が一般市民を対象に展開している「八王子学園都市大学」(愛称:いちょう塾)の一講座(無料の公開講座)、「手塚治虫と戦後のマンガ文化」を聴講してきました(↑上記写真参照)。会場は、いちょう塾の事務局があるJR八王子駅前に建つオクトーレ(↓下記写真参照)です。


 講師は「ポピュラー・カルチャー研究」を専門としている創価大学文学部の森下達(ひろし)准教授です。それまでの研究成果として2021年に青土社から出版された『ストーリー・マンガとはなにか 手塚治虫と戦後マンガの「物語」』の内容をベースに、手塚治虫の2つの作品「吸血魔團」(1948年)と「38度線上の怪物」(1953年)の単行本等を実際に披露しながらの90分の講演でした。

 森下准教授は、手塚治虫が1950年代に「古典的ハリウッド映画的」な様式を展開し、マンガにおいて登場人物の内面的・心理的な面をコマ割りされた手書きの絵で表現し始めた。それが、その後のマンガの面白さである「物語」としての魅力を生み出し、印象付け、マンガの神様と称されるようになっていったと結論づけています。

 筆者を含めて多くの中高年世代に、手塚治虫は1960年代~70年代にテレビで放送された「鉄腕アトム」や「ブラックジャック」等の人気テレビアニメの巨匠として記憶されています。この講演を聴講して、改めて漫画家・手塚治虫が先駆となった映像的・映画的なマンガ手法が、その後のアニメ作品につながっていく原点なのだと感じました。

※備考:講座の教室内での写真撮影は禁止されていました。

以上

 

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ひの新選組まつり 地元色あふれるパレード観覧

2024年05月13日 | 日記

写真①。

 2024年5月12日(母の日)に、東京都日野市(人口18万7千人)で官民挙げて行われた第27回「ひの新選組まつり」に行ってきました(写真①↑参照)。日野市と新選組の関係は、新選組副長であった土方歳三が日野市の出身で、彼の命日(5月11日)に合わせて、没後130周年と日野市市制35周年を記念して1998年(平成10年)以来開催されています。

 新選組は、幕末の京都で幕府の治安維持や反幕府勢力の取り締まりを行う警察的な組織でした。最終的には明治維新の流れには勝てず、新政府軍との戊辰戦争で敗北し消滅しました。土方歳三も最後の戦場となった箱館五稜郭で1869年(明治2年)に戦死しています。享年34才でした。新選組も白虎隊も西郷隆盛も、明治維新の悲劇のヒーローは人気がありますね。

 まつりのメインイベントは、甲州街道を約500mに渡り通行止めにして行われる「新選組隊士パレード」です(写真①↑~④↓参照)。地元だけではなく、毎年全国から多くの新選組ファンが応募し、抽選により選ばれた人々が隊士に扮してパレードに参加します。地元の小中学校生も隊列に加わります(写真③↓参照)。隊士の列が往復する沿道は地元周辺から集まった観客で埋め尽くされます。(ご参考までにインバウンドの外国人客は、ほぼ皆無でした。)

写真②。

写真③。

 2日間にわたり開催される祭りの1日目には、日野市高幡にある高幡不動で隊士コンテストが行われ、優勝した人が土方歳三となり、2日目のパレードでは馬に乗り主役を演じます(写真④↓参照)。

写真④。

 伝統的なお祭りというと、きらびやかなお神輿や迫力ある山車のパレードが一般的ですが、こんな地元色あふれるパレードも親近感が増しますね。ちなみに市長も市議会議長もパレードの一員として隊列に参加していました。お疲れさまでした。

以上

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GW恒例のこどもまつりで思ったこと

2024年05月04日 | 日記

◇写真①↑:多摩市のご当地少女アイドル「ディゼル」もまつりを盛り上げます。

 東京のベッドタウンとして開発され、住宅・道路・公園や商業・教育・文化等の多様な施設が整備された多摩ニュータウンの中核都市・多摩市には、通勤・通学に便利な京王相模原線と小田急多摩線と多摩モノレール線の3線が利用できる多摩センター駅があります。サンリオピューロランドやパルテノン多摩の最寄り駅でもあります。

 2024年5月3日(金)〜5月5日(日)の3日間に、恒例のGWイベント「ガーデンシティ多摩センターこどもまつり」が駅周辺で開催されています。隣駅に約30年間住む筆者も買い物ついでに見学してきました。結構たくさんの子供たちが、まつりを楽しんでいました。でも、改めて少子高齢化の現実を考えさせられた次第です。

 

◇写真②↑③↓:たくさんの仮設テントブースが並び、男の子も女の子も楽しんでいました。

 

 多摩市の人口は2024年4月1日時点で約14万7千人です。1971年(昭和46年)に多摩ニュータウンの新興団地への入居が開始されて、働き盛りで子育て中の核家族世帯・人口が移住し急増していきます。1980年(昭和55年)には95,248人、1995年(平成7年)に148,113人と人口はピークを迎えます。これ以降はなだらかな微減傾向が続いています。
 ピーク直前の1990年(平成2年)の多摩市の人口は約14万3千人で、その年齢構成は、年少(15才未満)20.3%、生産年齢(15から64才)74%、老年(65才以上)5.7%でした。それから30年後の2020年(令和2年)には年少 が11.2%と半減し、生産年齢も59.4%に低下し、老年は29.4%と5倍に急増したのです。今や、多摩ニュータウンは“多摩オールドタウン”に変貌したと揶揄されています。

 日本人が長生きするようになり老年人口は減ることなく増え続け、若い世代や子供の数が逓減していく中で人口の総数は今のところ微減で推移しています。しかし、その構成比は大きく変化しているのが少子高齢化の現状なのです。

 翻って、総務省が発表した2024年4月1日時点の日本の15才未満の子どもの総人口に占める構成比は11.3%です。人口増の65歳以上の高齢者の割合は29.2%です。少子高齢化の影響で、1997年(平成9年)以来、老人の数が子供の数を上回り、その差が開き続けています。

 多摩市は、まさに少子高齢化と人口減少が進行する日本の縮図です。そうであっても多摩エリアに生活拠点を構える子育て世代のために「ガーデンシティ多摩センターこどもまつり」がこれからも続いていくことを期待しています。

以上

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春の息吹を感じます

2024年04月09日 | 日記

近隣にある東京都八王子市の公立小・中学校では、4月8日(月)に入学式が行われました。今年2024年は、校庭の桜が満開です。人生の門出を祝う満開の桜は、まさに「春の息吹」を感じさせてくれます。

写真①。

 

さて、そんな折、自宅の窓から見える満開の桜を眺めていて、ふと思ったのです。写真①↑の上半分に満開の桜が映っていますが、下半分に間近にある落葉樹の木々が新しい葉をつけ始めています。

写真②↓は、昨秋の紅葉シーズンを彩ったもみじです。写真③↓は、そのもみじの春の今の状態です。

写真②:秋。

写真③:春。

そうなんです!

もみじは秋に紅葉するために、春の今から準備を始めているのです。自然の摂理とはいえ、冬枯れしていた木々が春を迎えて芽吹き、鮮やかな緑色の葉を茂らせ始めます。改めて「春の息吹」を感じました。

以上

 

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