おうえんの森スタッフブログ

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住めば都の多摩ニュータウン、「縄文の村」を訪問

2023年10月15日 | 旅行

 住めば都の多摩ニュータウンに、筆者は約30年間住んでいます。多摩ニュータウンは、稲城市・多摩市・八王子市・町田市にまたがる東西14km・南北1~4kmに広がるエリアです。多摩ニュータウンは立ち並ぶ団地群でイメージされますが、森や林、公園、街路樹等の緑豊かな自然環境に恵まれています。計画された学校や商業施設、鉄道・道路等が整備・管理され、子育て世代にもシニア世代にも生活しやすい街です。

 その中心的地区である京王相模原線と小田急多摩線の多摩センター駅から徒歩5分に、都内の埋蔵文化財の発掘調査や研究、収蔵を行う「東京都埋蔵文化財センター」があります。多摩ニュータウン内では約1,000か所の遺跡が発掘されていますが、同センターは、1960年代からの多摩ニュータウンの開発計画と並行して、同エリア内で旧石器時代から近世までの770か所の遺跡を発掘調査しています。

 1985年(昭和60年)には、多摩ニュータウン内で発掘された土器や土偶、石器等の遺物を収蔵・展示・学習する施設(写真①~⑤)が建設されました。更に1987年(昭和62年)に、縄文時代の集落遺跡にあった約6千年前等の竪穴住居3棟や当時の植栽を復元して遺跡庭園「縄文の村」(写真⑥~⑪)が隣接されています。

 それでは、展示ホールと縄文の森を訪問してみましょう。

①東京都埋蔵文化財センター/展示ホールの入口。駅から徒歩5分・入館料無料と利便。

②入口で縄文人がお出迎え。右側写真でニュータウン内の遺跡位置を確認。

③時代ごとに土器や土偶等が展示され分かりやすく、しかも”触る”ことが許可されている!

④展示物の中でも人気の土偶で、稲城市若葉台の遺跡から出土した。

⑤土器・土偶等大量の発掘品が所蔵されているが、その一端が窓からのぞける。

◆縄文の森

⑥縄文の村の入口。

⑦入口を入ってすぐ右にある遺跡庭園の案内看板。

⑧入口を入ってすぐ正面にある約4,500年前の住居の復元で、約8㎡と大きくはない。

⑨庭園内は当時を再現する50種類以上の木々・草花が茂り、中を遊歩道に沿って見学できる。

⑩発掘された位置に復元された約6,500年前の竪穴住居で約20㎡と大きい。中に火が見える。

⑪中にある小さな焚き火だが結構暖かった。煙は天窓から抜けていく。

◆まとめ

 多摩丘陵地帯は、縄文の時代から水や木々、動植物等に恵まれ、地震や水害等の自然災害に強い自然環境を利して人々が住み着き、現代に至るまで住み続けていると言えます。少し大げさですが、多摩ニュータウンは1万5千年以上前の縄文以前の旧石器時代から現代まで、そしてこれからも人々の住めば都の“永遠のニュータウン”ではないでしょうか。

 「縄文の森」は入園料無料、展示ホールも入館料無料です。京王相模原線・小田急多摩線・多摩モノレールの多摩センター駅から徒歩5分程度で、周辺は商業施設も充実しており大型の駐車場も多数あるので半日や日帰りのレジャーに利便です。詳しくはホームページ等でご覧ください。

◆おまけ

 多摩センターは「サンリオピューロランド」があることで人気です。「縄文の森」はピューロランドから徒歩1分、一つビルを挟んですぐ横にあります。1時間弱もあれば、ついでの見学で十分に楽しめます。日本の歴史や文化の勉強になります。

以上


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