暑い日が続くお盆休みの中、2024年8月12日(月・振替休日)にNPO法人防災・災害ボランティアかわせみとkokohanaやさしい日本語でつながる八王子の会が共催で、東京都八王子市北野町に所在する「あったかホール」(八王子市北野環境学習センター)の中にあるクールセンター八王子(八王子地球温暖化防止活動推進センター)で、「やさしい日本語で防災教室・八王子のジオラマをつくろう」が開催されました。一般社団法人おうえんの森がこのイベントに協賛し、小中学生や保護者に交じって筆者も参加しました。
イベントでは皆が4グループに分かれ、4分割された地理的エリアを担当します。標高10mごとに1枚1枚個別に印刷された大きな段ボールのジクソーパズル的なパーツを、協力して組み立てるような感じです。最後に4つのエリアを合体させて、八王子市やその周辺の多摩地域のジオラマを完成させました(下記写真参照)。
2次元(縦×横)の平面では感じられない地図が、標高を加えた3次元(縦×横×高さ)のジオラマではとても視覚的で感動的です。立体的なジオラマは、河川の流れや道路の状況、山や丘、公園、災害時の避難場所としての学校や公民館等の所在地の全体像が、高低差が明確で目に見えてとても分かりやすいです。八王子市に住む筆者の自宅周辺の状況も一目瞭然です。
博物館等の公共施設等で、縮尺何分の1と表記されたジオラマを見かけることがあります。そうした作られた模型のような、見るだけのジオラマではなく、子供たちが自分の手で作り上げるジオラマは素晴らしい体験です。地元愛が育まれる気がします。多くの小中学校で、防災ジオラマの作成を普段の学習の中に採用することを期待します。
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