goo blog サービス終了のお知らせ 

大阪芸大ジャーナリズム研究会

ツイッター @oua_journal
メール oua_journal@goo.jp

EXPO'70と大阪芸大 当時の貴重な所蔵品が並ぶ

2025-07-21 14:40:59 | ニュース

 7月9日まで開催されていた所蔵品展「Around EXPO’70 ―当時の大阪芸術大学と日本万国博覧会―」。学生だけでなく、他県から一般の人も訪れました。<吉岡心、近藤夕日> 

 

(画像:大阪芸大HPより)

 7月9日まで大阪芸大芸術情報センターで所蔵品展「Around EXPO’70 ―当時の大阪芸術大学と日本万国博覧会―」が開催されました。この所蔵品展では、今年の「大阪・関西万博」を機に、1970年に大阪・千里丘陵で行われた「日本万国博覧会(大阪万博)」と当時の大阪芸大の動向およびその関係を、多岐にわたる分野からセレクトした所蔵品などから紹介されました。 

  1970年の大阪万博に関わった教員5人の作品や、彼らの万博との関わりを示す資料をはじめ、万博会場で展示・使用された後に大阪芸大で保管されている作品や資料、さらに当時の大阪芸大の教員14人が主に同時期に制作・発表した作品なども、あわせて公開されました。 


(写真:所蔵品を鑑賞する人達)

 工芸学科の4年生は「芸大の生い立ちや昔は1号館や0号館があったことに驚いた」と話しました。 

 奈良から訪れた夫婦は「こういう展示は資料で見ることが多いけどこうやって実際に目で見れることはとても良い」と微笑みました。 

 東大阪から訪れた夫婦は「芸大の作品展はよく見に来ていて、今回この展示されている先生と同じ高校で驚いた」と話しました。 


(写真:話をする山中さん)

 今回の所蔵品展を担当した学芸員の山中俊広さんは「当時の教員たちの自由度の高い活動や作品の表現に触れて、各々のこれからの活動にも生かして欲しい」と語りました。 


サマーミュージックフェス 出演者が意気込み語る

2025-07-17 18:06:08 | ニュース

 昨年まで「大阪芸術大学プロムナードコンサート」として開催されていた、毎年夏の音楽系学科による演奏会が、今年は塚本学院創立80周年記念で「大阪芸術大学サマーミュージックフェスティバル2025」として、大阪で開催されます。出演者が意気込み語りました。<近藤夕日>

 今回は、「大阪芸術大学サマーミュージックフェスティバル2025」に出演する演奏学科クラシックコース管弦打コース4年生でトランペットを担当する長尾和香さん、声楽コース2年生の西木くるみさん、そして指導にあたる永松圭子特任教授に聞きました。

 


(写真:管弦打コース4年生の長尾和香さん)

 


(写真:声楽コース2年生の西木くるみさん)

 


(写真:永松圭子特任教授)


記者 多くの高校生も来場する中、今回のコンサートの特に注目してほしい点はどこですか?

永松特任教授 今回のサマーミュージックフェスティバルでは「ONE PIECE」の楽曲や「宇宙戦艦ヤマト」など、若い方も楽しむことができる楽曲が組まれており、大阪・関西万博で演奏をさせていただいた合唱曲も再演します。このようなアニメソングを管弦打とオーケストラで演奏をさせていただく機会は珍しく、楽しみにしています。また、本校の演奏学科客員教授木下牧子先生の合唱曲「おんがく」をオーケストラと共演することも大きな楽しみのひとつです。

 

 

記者 演奏学科での学びの中で、やりがいを感じているところは?

長尾さん 大阪芸大は他の音大に比べて学生数が少ないんです。そのため、一人一人が教授に演奏を見てもらうことができ、活躍できる場が多いところが強みだと思います。そして、実は自分の担当ではない教授にも演奏を見ていただけることがあります。私も実際にチューバを担当されている教授に練習を見てもらっていました。

西木さん 大阪芸大は演奏を披露させていただける場がとても多いです。フェスティバルホールで演奏する機会は貴重だと感じています。一つの公演で奏者とお客様との関係も一期一会だと思っています。そのためこの貴重な機会を大切にしたいとおもいます。

 

 

記者 出演する学生に期待することは?

永松特任教授 大阪芸大はオーケストラと一緒に色々なイベントを行いますが、なかなかこのような機会は他の大学では経験できないと思います。オペラでもそうで、本格的なホールでの公演は貴重であり、経験豊かなことをしています。サマーミュージックフェスティバルではクラシックコースとポピュラー音楽コースの演奏があり、独特の気づきがあると思います。そして、演奏ではアンサンブルを通し、音と心も調和をしていく中で、今この時間の大切さに気がついてくれればうれしいです。そして、素晴らしいソリストの方々が参加されるのでリハーサルの時間も含め、いろいろと学びとってほしいと感じます。サマーミュージックフェスティバルの準備期間の間に学べることが山ほどあります。演奏するまでプロセスをしっかりと積み上げて、曲が1つになっていくように仕上げていくことを肌で感じることは大きな体験だと思います。

 私は学生達のサポートを行うので、みんなが輝き、充実している実感を持ってもらいたいです。演奏に対して喜びを持てるまで、高まっていってほしいと感じます。プロセスがあるからこその充実感が存在するので、この経験を今後に活かしてほしいです。

 

 

記者 今回のコンサートに向けての意気込みをお願いします。

長尾さん 私は4年生で、今回が最後になります。今まで(のプロムナードコンサートで)は、先輩に助けてもらっていましたが、今回は私が引っ張っていかないといけません。自分はパートリーダーなので、大学院生を入れたトランペット担当の13人を引っ張っていけるよう頑張っていきます。

 今回は大阪公演のみになるため一つの公演に集中し、大阪芸大80周年なので、例年よりも気合を入れて頑張ります。

 今回のソリストで舞台芸術学科教授の島田歌穂さんは「レ・ミゼラブル」の日本初演を担当された方であり、初めてご一緒するので楽しみにしています。そして、「レ・ミゼラブル」の曲が目玉になると思うので、力を入れたいです。

西木さん 今回、万博公演と同じ曲目がありますが、万博の時とはまた違うカラーで演奏ができたらと思います。そして、このような場をいただいていることに感謝し、大阪芸大の名に恥じぬような演奏ができるように頑張ります。

 

 

記者 来場者へのメッセージをお願いします。

長尾さん 大阪芸大のプロムナードコンサートは一年の中で大イベントであり、これまでもいろいろな方が来てくださいました。芸大の魅力や、クラシックコース、ポピュラー音楽コースをいいなと思ってもらい、ぜひ入学してもらいたいなと思います。大学主催のコンサートはもちろん、発案から本番まで全て学生だけでコンサートを開催し、アンサンブル形式で頑張っているので、これをきっかけに見に来てもらえたらなと思います。

西木さん 私は、音楽からでないと感じられないものがあると考えています。私は「音楽は国境を越える」という言葉が好きで、実際に合唱をしていると音楽によって観客と通じることが出来ていると感じることがあります。お客さんにとって音楽を感じる時間や座っている時間はゆっくりした時間であり、普段はなかなかこのような時間が取れないと思います。そのため、精神的な穏やかな音楽をお届けしたいです。

 

【関連記事】サマーミュージックフェスティバル2025 告知記事

https://blog.goo.ne.jp/oua_journal/e/f630420f3d5f95c824b6c436f809ac43

 

 


9号館前のケヤキ急きょ伐採 デッサンの学生らは困惑

2025-06-29 18:49:51 | ニュース

 9号館前にあったケヤキが6月21日に突然姿を消しました。9号館の完成した1986年から枝を伸ばした、いわばシンボルツリーでしたが、木の根元が腐っていて急きょ伐採されたというのです。デッサンや写真撮影の対象にしていた学生からは困惑の声が聞かれますが、庶務課は「申しわけなかったが、安全第一の苦渋の判断だった」と話しています。<伊藤望、木下由翔>


(画像:木が伐採された9号館前)

 9号館前にあったケヤキの木が伐採されました。大学内の植栽の管理を手がける田中造園によると、全学休講だった6月21日の塚本英世記念日、朝8時ごろから夕方17時ごろまでに伐採作業が行われたということです。

 庶務課によると、このケヤキは、9号館の完成した1986年からあり、樹齢は40年を超えていました。
 高さ20m近くと枝ぶりもよく、スタイリッシュな9号館とのコントラストも魅力的でしたが、毎年オープンキャンパスなどの度に、「周辺の路面がデコボコ」「来校者が転ぶ危険があり修繕工事を行いたい」という意見が、学内から出ていたということです。

 6月10日(火)に樹木医に診断してもらったところ、木の根元が「根株腐朽菌」という菌に感染していて、すぐに倒れる危険があったため、2週間ほどの短期間で急きょ伐採が決まりました。

 現場で診断した樹木医の笹部雄作さんは、「診察をした際は根元に棒を突き刺すと中までズブズブと入って行った。根株腐朽菌に感染したケヤキの特徴として、風が吹いていない時に突然根元からパタリと倒れることがある。安全面を考慮して、すぐに伐採する必要があると(大学側に)伝えた」と話しました。

 学内の他の木については伐採がすぐに必要と判断されたものはないということですが、「長年の経験から、他の木も点検が必要だと感じた木があった」と話しています。


(画像:伐採された後に残った切り株)

「スッキリして清々しい」「デッサンの途中だったのに」学生たちの声

  学生たちや大学関係者の間からは、突然の伐採にさまざまな声が聞かれました。

 「スッキリしてよかった。歩く時に暗いなと感じることがあったので、ガラリと変わって清々しい気持ちになる」(放送学科1年)と、賛成の声がある一方で、デザイン学科1年の学生からは、「デッサンの途中で木が切られたので困っています。(伐採予告の)通知は事前になかったので、自分で木があった時の景色を想像しながら描かないといけないので大変です」と困惑の表情。写真学科1年の学生は「1年を通して木の季節の変化の写真を撮る色彩の課題ができなくなってピンチです」といった声も上がっています。

 庶務課は「安全第一のため、すぐに伐採する必要があり、学生へ事前に通知することができなかった。申し訳なかったが、大学側としても苦渋の判断でした」と学生に理解を求めています。

 6月29日には残った切り株を掘り出す作業が、重機を現場に入れて行われ、業者がドリルで幹を砕き、ショベルカーで掘り出しました。
 伐採にも携わったという作業員の男性は、「根元を掘り出す作業も時間がかかり大変」と話しました。また、取れる範囲まで根元は全て掘り出し、後日同じ場所には新たな木を植えると話していました。

 


(画像:根元を掘り出す作業が行われた9号館前)

 倒木による被害が各地で報告されています。
 2024年には、東京・日野市でイチョウの木の枝が落下し、下敷きになった男性が死亡。広島では、公園の倒木があいついで問題になっています。

 また、6月13日、台湾の大学で学内にあった樹齢60年のガジュマルの木が倒れ、下校途中の大学院生が下敷きとなり、1人が死亡、3人がけがをしています。


芸大とともに40年、OB、OGが思い出語る

  6月25日、特別講義のため訪れた放送学科OGは、「よく木の下を待ち合わせや涼むのに使っていた。久しぶりに来て変わっていたので驚いた」と話していました。

 9号館が完成した1986年に入学した卒業生で、写真学科の林直客員教授は「当時から学内でのびのびと育つ樹木が好きだったこともあり、眺めたり、写真を撮ったり、癒されたりしてきたことを思い出します」と振り返りました。


(画像:9号館前にあったケヤキ 2020年5月11日撮影)

 了


芸大生のアイデア夢洲で光る 大阪・関西万博

2025-06-20 21:46:44 | ニュース

 4月から開幕した大阪・関西万博。国内企業から世界各国まで、夢洲には数多くのパビリオンが並んでいます。その中でも、いくつかのパビリオンには、大阪芸大の学生のアイデアが反映されています。<狭間翼、伊藤望、曽我亮翔、北垣内隆一、吉岡心、原田大也、神農雄> 

 


●「人間洗濯機」をPR 放送学科生

 「REBONE」をテーマに、未来に向けて実現を目指す健康維持や、都市生活の新技術を発信する「大阪ヘルスケアパビリオン」。ここでは、株式会社サイエンスが開発した浴槽「ミライ人間洗濯機」が展示されています。この企画のPRに、放送学科生たちが参加しました。 

 先端メディアコミュニケーションコースの授業「クリエイティブ実習I」。元大手広告代理店勤務の教授から、PRの技術を学ぶ授業です。この授業では、2025年日本国際博覧会協会が実施する「共創チャレンジ」に参加しました。

 2023年度からの2年間は、サイエンスとの産学連携で、大阪万博が開催された1970年当時の情報収集や今回出展する企業への取材などを行い、万博関連のコンテンツを作成。集大成として「大阪芸大的EXPO2025サイエンス大博覧会」と題したウェブサイトを作成しました。 

 実習を担当した教授の有澤卓也さんは、「万博記念公園(吹田市)の視察に加え、博覧会マニアの方や、万博を題材にしたテレビドラマのプロデューサーなど、外部の方も招いて授業を行った」と振り返り、「段取りや締め切り管理など、学生たちは本当によく頑張っていた。大阪での万博はおそらく二度とないと思う。学生たちの一生の思い出になってくれたらうれしい」と学生たちを労いました。


(画像:大阪芸大的EXPO2025サイエンス大博覧会の公式H P)

大阪芸大的EXPO2025サイエンス大博覧会のHPはこちら=
https://oua-bcast.studio.site/

●放送学科長も「入浴体験」

 5月19日には、大阪芸大を代表し、放送学科長・榊原廣さんら教授陣。そして、授業で交流を深めた、70年万博で人間洗濯機を展示した、三洋電機株式会社のサンヨー館でコンパニオンを勤めた女性らが、大勢の来館者に囲まれながら「入浴」しました。 

 人間洗濯機を開発した、サイエンス専務取締役の平江真輝さんは、「浴槽に入り、あとは機械に任せることにより、全身の洗浄に加え、その人の精神状態がわかる。入浴時の介護にも革命を起こせるのではないかと思う」とミライ人間洗濯機が将来担う役割を話しました。


(画像:ミライ人間洗濯機)

 10分程のバスタイムでくつろいだ榊原さんは、「入ってみないとわからない感覚だった。ぜひ皆さんも体験してほしい」と、さわやかに応じました。 


(画像:人間洗濯機に入浴する榊原さん) 

●デザイン学科生が発案「世界のおにぎり」

 大阪外食産業協会が運営する「ORA外食パビリオン宴~UTAGE~」では、象印マホービン株式会社が展開する「ONIGIRI WOW!」で、デザイン学科生が発案したおにぎりを味わうことができます。


  (画像:「ONIGIRI WOW!」の店舗外観)

 象印によるおにぎりを楽しめるブース「ONIGIRI WOW!」。象印最上位モデルの炊飯ジャー「炎舞焚き」で炊き上げたご飯で握られていて、定番の日本のおにぎりのほか、4種類の世界各国のソウルフードを具材に取り入れた、「世界のおにぎり」が月替わりメニューで味わえます。 

  取材した5月19日には、メープルサーモンキャンディー味のおにぎりが販売されていました。美味しいお米と甘塩っぱい燻製サーモンの相性が抜群でした。昼食どきには、世界の味と日本のお米の意外な組み合わせを味わおうと、来場者の長い列ができていました。 


(画像:当日販売されていたメープルサーモンキャンディー味のおにぎり)

 「世界のおにぎり」のアイデアを編み出したのは、デザイン学科で行われている「ハイパープロジェクト」という授業です。1年生から3年生が、7コースの枠を超え、作品やプロジェクトを創り出す内容です。

 その中のひとつ「わたしぼくデザイン」チームは、世界の食文化を知ってもらうきっかけやコミュニティをデザインするというコンセプトのもと、「世界のおにぎりプロジェクト」を立ち上げました。

 メニューの開発やデザインなどを行い、大学内のキッチンカーで販売。オープンキャンパス時の販売では、高校生たちがおにぎりを求めて並びました。

●象印、ニコニコのりとコラボ

 そんな芸大生の取り組みに目をつけたのが象印。大阪・関西万博に向け、同社でも同様のプロジェクトが立ち上がろうとしていたこともあり、コラボすることになったのです。

 「リサーチした上で試作したおにぎりの中には、水っぽくなったり、味が薄くなったりしたものもあった」というのは、デザインプロデュースコース4年の吉田早希さん。「難しかったけれど、おいしさとコスト面を両立するため、メンバーで何回も話し合った」と完成までのプロセスを明かしました。

 同コース3年の島本若葉さんは、「デザイン学科に入り、まさかおにぎりを作ることになるとは思わなかった。今後もワークショップを予定しているので、引き続き世界の味や芸大生の活動を知ってもらえるよう頑張りたい」と意欲を見せています。

 デザイン学科教授の清水征行さんは、「この授業の目的は、学生自らがデザインしたものが、いかに社会に届けられるかを実践することなので、万博に参加することだけがエンドではないと考えている。まだ開幕したばかりなので、教員も含めこれからも学びは続いていくと思う」とコメントしました。


(デザイン学科写真提供:世界のおにぎりプロジェクトの様子)

 芸大生のアイデアが光る大阪・関西万博は、2025年10月13日(月)まで開催されています。


学内で窃盗事件続く 警察に届け出を

2025-06-20 13:01:09 | ニュース

 5月中旬から6月にかけて、大学内の大教室を中心に窃盗事件が連続して発生しています。週の後半の午後、教室のドア付近、学生証での出席確認のため離席する際などに被害が相次いでいるとみられていて、学生課は、貴重品は身につけて行動するとともに、警察(富田林署0721-25-1234)に連絡し「被害届」を提出するように呼びかけています。<取材班>


(画像:富田林警察署)

 5月中旬から6月にかけて、大阪芸大キャンパスで、財布などの貴重品を狙った窃盗事件が相次いでいます。

 学生に取材すると、被害は中教室や大教室で発生しているといい、学生証による出席確認の際、学生証を財布から取り出し離席した際に、財布だけがカバンから抜き取られるという手口が多いということです。これまでの事例では、被害は週の後半の午後、大教室のドア付近で多発していて、食堂や、総合体育館、喫煙所などでの被害も確認されています。

 窃盗被害が相次ぐ事態を受けて学生課はU N I P Aの一斉連絡で5月中旬と、6月上旬の2回にわたって学生に対して注意喚起を行っています。

 学生課は、「授業中・課外活動中に限らず貴重品を携帯し、手荷物を置いたままその場を離れないよう注意し、できる限り貴重品や多額の現金を持ち歩かないなど、各自での管理徹底を」と呼びかけています。

 また、盗難被害にあった際の手続きとして

  • キャッシュカード、クレジットカードが盗まれた場合は、直ちに金融機関やカード会社に連絡し、利用停止の手続きを行う。
  • 最寄りの警察署(富田林署0721-25-1234)に連絡し「被害届」を提出すること。
  • 各学科合同研究室や学生課に報告すること。

の3点をあげています。

 また、今後被害が相次ぐ場合は、さらに対策を強化することにしています。

 注意喚起が行われたあと、取材班が大教室で行われる授業の出席確認の様子を観察したところ、依然として学生証を財布から抜き出して財布を置いたままの学生や、スマホやヘッドホン、高価なイヤホンや、実習機材などを放置する学生もいて、学生側の危機感が低い様子がうかがえました。

 関西では、盗難に注意する掲示が、今年度になって新たに張り出された大学があります。

 また、「東大新聞オンライン」は、駒場キャンパスで昨年11月、パソコンなどが入った学生のリュックサックを盗んだとして、無職の男が建造物侵入と窃盗の疑いで逮捕される事件が発生した、と伝えています。

 「北海道大学新聞」によると、毎年4月から5月にかけて、窃盗事件が多い傾向にあると伝えています。