日本に戻ってからの自分は既に年金生活者で、この頃は特に自宅に居ることが多い時期だったのだが、どういう訳か昼日中なのに、隣からごく僅かな物音が聞こえて来たりして、人の気配を感じることが多くなっていた。
そういう日に限って、必ずと言って良いほど、夕方4時過ぎには今帰って来ましたとばかりに、ガラス戸を開けたりする大きな音が聞こえていたものだ。
どうやら、この頃から(半自営業の)仕事に溢れた日が徐々に増して行ったのだろうか。
ある時、洗面所で用事をしていたら、前面にある大きい鏡の向こうで何か壁を摩る音が聞こえた。
自分が洗面所にいる間中ずっと摩っている様子で、居間に移動して、隣と隔てた壁に掛かっているインターフォンを取ったり何か音をさせると、即座に向こう側でまた壁を摩ったり弱く叩く音が聴こえる。
どうやらこちら側の存在を気にしている様子だった。
その頃には、怒鳴り出すのは必ず夕方以降と言うパターンだったが、怒鳴ると壁を叩き、仕舞いには、喧しい音楽を大音量で繰り返しかけるパターンに定着していた。
事が更に悪化し出したのは、2011年の7月初旬頃からだったか。
夜、例の如く隣から口論なのか怒鳴り声が聞こえ始め、そのうち、夜中の12時過ぎ辺りから例のロックだか何だか分からない曲を、音量最大にしてかけ出した
防音室に入って2重のガラス戸を閉めても、ガンガン響くほどの最大音量だ。
そうして、その騒音は朝まで続いた・・・・・。
当然、これらの件は我が方ならずとも他の階の住民の方達も管理人さんに苦情を伝え、管理組合も既に周知の事実として管理会社とも相談していたが、チラシをマンション入り口のお知らせコーナーに貼ったり各郵便箱に投函したりする以外方法が無く、実際、マンションの管理組合長からご本人に忠告したことも何回かあったそうだが、本人自身はただ被害者意識しか無く、『うるさい音が聴こえるて来るのは(当方側の)隣からで自分ではない』と言い張っていたそうだ。(この件は管理人さんから伝えられたので、よもやの話しに驚いて自分では無いと全面否定。騒音は隣から聴こえて来ていることを伝えたのは言うまでもない)
そう、あれは2011年7月下旬頃だったろうか。
お隣からは何も物音が聞こえて来なかったので留守だろうと思い、昼前に天気が良かったのでベランダの窓を開け、掃除機で室内を掃除し終えた頃、インターフォンが鳴ったので受話器を取ると、お隣の旦那だ。
お隣とは、外で会えば会釈をする程度の関係で、全くと言って良いほどコミュニケーションが無かったので、何だろうと不思議に思ったが、取りあえず玄関に出て応対した。
(元々柄の悪い人だが)昼前と言うのに何故か酔った雰囲気で、『壁をガンガン叩かれて煩くってしょうがないんだけど、オタクさん、何かね、ワザと壁を叩いてるのか
』と言われた。
(掃除機の先端が少しだけ壁に当たっていたのだろうと後で思ったが)『いえ、そんなことはしてませんが、今、掃除機で部屋を掃いていただけです』と答えると、
『それに、どうも盗聴器を仕掛けられているみたいだけど、うちに盗聴器を仕掛けて何か探ってるんだろう』と凄みのある雰囲気でいきなり言われた。(今思うと、ご本人は当時、真っ当な精神状態では無かったみたいなので、ヒョットすると掃除機の先端が壁に当たった僅かな音が、盗聴器を仕掛けて操作してる様な音に聴こえたのかもしれない)
自分、そもそも濡れ衣を着される様な行為には我慢ならない質なので、勿論、100%否定し、『盗聴器など仕掛けてませんよ。それに壁を叩いているのはそちらですよ』と言うと、
『オタクさんは夜中に音楽をガンガンかけてるだろう。もう本当に煩くってしょうがねぇんだ』とご本人のことを棚に上げて訳の分からないことを言って来たので、呆気にとられて、『音楽を大音量でかけているのはそちらですよ。そもそも自分はロックだか何だか分かりませんが、今流行の曲は全く聴きません。自分ではありません』と100%否定した。
更に話しは飛躍し、『おれは1ヶ月前に留置所に入っていたんだ』と言い(実際、10日ばかり入っていたそう)、『山口組に知り合いがいるから、今度またうるさくしたら、ただじゃあ済まねえぞ』と凄みを入れて脅され、
誰かと喧嘩したかで『肋骨を2本折っているから痛くてしょうがねえ』と言ったかと思うと、
『もう、調子が悪くって、どうにもなんねえんだ』と言うので、『どうしたんですか?』と聞くと、ナンと
麻薬をやっていると言う
(アッゼ~~~ン
)
自分、中南米滞在経験から、麻薬と言えばコカインと思っていたので、『えっ
コカインですか
』と聞くと、『いや大麻なんだけどよ』というので、『大麻でも麻薬は駄目ですヨ。精神も体もボロボロになって死に至りますヨ』と助言すると、『そうなんだよ~』と段々に大人しくなって行き、結局、小一時間もいただろうか、始終冷静に玄関で応対した末に、やっと引き上げてくれたのだった。
実際、大麻をやっていたのかは定かでは無いが、『酔っていた』と思っていたのに全く酒臭く無く、それでいて朦朧としていた状態から判断して、やはり大麻、或いはそれに準ずるものだったのかもしれない。
そう言えばこの頃、ベランンダ側のガラス窓を開けておくと、時々、葉巻タバコよりもモッと臭い、何というか異様な強烈な匂いがして来たことがしばしばあり、同じマンションの2軒隣の方に相談したら、そのご本人もその強烈な匂いには閉口しており、『脱法ハーブだと思う』と言われた。
この(強烈な匂いの)状態は、その後も暫く続いていたのであった。
(この項、続く。)
そういう日に限って、必ずと言って良いほど、夕方4時過ぎには今帰って来ましたとばかりに、ガラス戸を開けたりする大きな音が聞こえていたものだ。
どうやら、この頃から(半自営業の)仕事に溢れた日が徐々に増して行ったのだろうか。
ある時、洗面所で用事をしていたら、前面にある大きい鏡の向こうで何か壁を摩る音が聞こえた。
自分が洗面所にいる間中ずっと摩っている様子で、居間に移動して、隣と隔てた壁に掛かっているインターフォンを取ったり何か音をさせると、即座に向こう側でまた壁を摩ったり弱く叩く音が聴こえる。
どうやらこちら側の存在を気にしている様子だった。
その頃には、怒鳴り出すのは必ず夕方以降と言うパターンだったが、怒鳴ると壁を叩き、仕舞いには、喧しい音楽を大音量で繰り返しかけるパターンに定着していた。
事が更に悪化し出したのは、2011年の7月初旬頃からだったか。
夜、例の如く隣から口論なのか怒鳴り声が聞こえ始め、そのうち、夜中の12時過ぎ辺りから例のロックだか何だか分からない曲を、音量最大にしてかけ出した

防音室に入って2重のガラス戸を閉めても、ガンガン響くほどの最大音量だ。
そうして、その騒音は朝まで続いた・・・・・。
当然、これらの件は我が方ならずとも他の階の住民の方達も管理人さんに苦情を伝え、管理組合も既に周知の事実として管理会社とも相談していたが、チラシをマンション入り口のお知らせコーナーに貼ったり各郵便箱に投函したりする以外方法が無く、実際、マンションの管理組合長からご本人に忠告したことも何回かあったそうだが、本人自身はただ被害者意識しか無く、『うるさい音が聴こえるて来るのは(当方側の)隣からで自分ではない』と言い張っていたそうだ。(この件は管理人さんから伝えられたので、よもやの話しに驚いて自分では無いと全面否定。騒音は隣から聴こえて来ていることを伝えたのは言うまでもない)
そう、あれは2011年7月下旬頃だったろうか。
お隣からは何も物音が聞こえて来なかったので留守だろうと思い、昼前に天気が良かったのでベランダの窓を開け、掃除機で室内を掃除し終えた頃、インターフォンが鳴ったので受話器を取ると、お隣の旦那だ。
お隣とは、外で会えば会釈をする程度の関係で、全くと言って良いほどコミュニケーションが無かったので、何だろうと不思議に思ったが、取りあえず玄関に出て応対した。
(元々柄の悪い人だが)昼前と言うのに何故か酔った雰囲気で、『壁をガンガン叩かれて煩くってしょうがないんだけど、オタクさん、何かね、ワザと壁を叩いてるのか

(掃除機の先端が少しだけ壁に当たっていたのだろうと後で思ったが)『いえ、そんなことはしてませんが、今、掃除機で部屋を掃いていただけです』と答えると、
『それに、どうも盗聴器を仕掛けられているみたいだけど、うちに盗聴器を仕掛けて何か探ってるんだろう』と凄みのある雰囲気でいきなり言われた。(今思うと、ご本人は当時、真っ当な精神状態では無かったみたいなので、ヒョットすると掃除機の先端が壁に当たった僅かな音が、盗聴器を仕掛けて操作してる様な音に聴こえたのかもしれない)
自分、そもそも濡れ衣を着される様な行為には我慢ならない質なので、勿論、100%否定し、『盗聴器など仕掛けてませんよ。それに壁を叩いているのはそちらですよ』と言うと、
『オタクさんは夜中に音楽をガンガンかけてるだろう。もう本当に煩くってしょうがねぇんだ』とご本人のことを棚に上げて訳の分からないことを言って来たので、呆気にとられて、『音楽を大音量でかけているのはそちらですよ。そもそも自分はロックだか何だか分かりませんが、今流行の曲は全く聴きません。自分ではありません』と100%否定した。
更に話しは飛躍し、『おれは1ヶ月前に留置所に入っていたんだ』と言い(実際、10日ばかり入っていたそう)、『山口組に知り合いがいるから、今度またうるさくしたら、ただじゃあ済まねえぞ』と凄みを入れて脅され、
誰かと喧嘩したかで『肋骨を2本折っているから痛くてしょうがねえ』と言ったかと思うと、
『もう、調子が悪くって、どうにもなんねえんだ』と言うので、『どうしたんですか?』と聞くと、ナンと



自分、中南米滞在経験から、麻薬と言えばコカインと思っていたので、『えっ


実際、大麻をやっていたのかは定かでは無いが、『酔っていた』と思っていたのに全く酒臭く無く、それでいて朦朧としていた状態から判断して、やはり大麻、或いはそれに準ずるものだったのかもしれない。
そう言えばこの頃、ベランンダ側のガラス窓を開けておくと、時々、葉巻タバコよりもモッと臭い、何というか異様な強烈な匂いがして来たことがしばしばあり、同じマンションの2軒隣の方に相談したら、そのご本人もその強烈な匂いには閉口しており、『脱法ハーブだと思う』と言われた。
この(強烈な匂いの)状態は、その後も暫く続いていたのであった。
(この項、続く。)