夜明けの曳航

銀行総合職一期生、外交官配偶者等を経て大学の法学教員(ニューヨーク州弁護士でもある)に。古都の暮らしをエンジョイ中。

痴漢の卑劣さ その2

2007年05月30日 | profession
農水省の「なんとか還元水」大臣が自殺した。

「今時水道の水飲む人なんていない」なんて農水大臣がいっていいのかと呆れていたが、還元水のことより、もっと深刻な、自分の死によって闇に葬らなければならない何かがあったのだろう。

同じ日に農水省の課長補佐が京浜東北線で痴漢をしてつかまった。
「酔っていて覚えていない」というが、これも痴漢の卑劣さをよくあらわす態度。
酔ったふりをして触ればいざというときいいわけできるというこれまた姑息な逃げ道を作りながらの犯罪だ。よって覚えてないなんて大嘘である。

忘れもしない。中学生の頃、京成電車でさほど込んでもいない車内で、隣に立っていたべろべろに酔っぱらっていた親父にお尻を触られた。
当時はまだ内気なローティーンだった私もさすがに腹に据えかねて、青砥駅に付いたときに、手首をつかんで何するんですか、といったら、今の今までまで立っているのもやっとというふりをしていた親父が、脱兎の勢いで階段を駆け上がって逃げたのだ。
その悔しさ、30年以上たった今でも忘れられない。

今はちょっとでも触られたらすぐ腕をねじってやると思うのだが、そういうキャラクターになったときにはもう触られないのよね。

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