夜明けの曳航

銀行総合職一期生、外交官配偶者等を経て大学の法学教員(ニューヨーク州弁護士でもある)に。古都の暮らしをエンジョイ中。

為替差益が読めないアナウンサー

2007年05月18日 | Weblog
先週、海外投資所得の申告漏れで逮捕された会社員のニュースを目覚ましテレビで高島彩が読んでいて、「為替…」とつまったところ、アミーゴ伊藤に「さえき」とフォローされて「為替差益」といい直した。

これは普通の読みかただし、第一難しい専門用語ともいえないだろう。
こんな言葉も知らないでアナウンサーになれるし、人気番組のメインキャスターにもなれるのか、心からびっくりした。

言葉で馬脚をあらわすことはよくある。
どうして日本人は欧米で評価されただけでその人への評価を急激にアップさせるのかわからないが、菊池凛子が帰国後のインタビューで「真摯的に」といっているのを見て愕然とした。
真摯は形容動詞なのだから、的をつけるのは誤りである。
別に、全ての人が正しい日本語を使えなくてもいいが、俳優という職業にとって言語能力は非常にクリティカルではないのか?

ホリエモンがまだもてはやされていた頃、外国プレスへの記者会見で「I cannot speak English better]という中学生でも犯さない誤りを見てがっかりした。インターネットについては最新情報、最先端の情報は英語で発信されるから、最低限の英語能力は、彼の仕事が本物ならば必須だと思ったので、この時点で「偽者だ」と確信したのである。

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