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〔世界平和構想4〕【中近東の砂漢を大森林と大産業により最も理想的な地域に変え、繁栄させる】

2008年09月29日 15時58分28秒 | 世界平和構想
フランスのロスチャイルドさんが、
「中近東の砂漢は全部、宗教的な争いの場ではなく、生産力と大森林で世界の注目を浴びるような地域にしたい。そうすれば、もう砂漠の中で宗教が違うからといって争いになることはない」
と言ってらっしゃるとのお話をお伺いして、私は大変、感銘を深くしました。フランスのロスチャイルドさんは、まだ40代です。父親のロスチャイルド・フランス家の当主・ギ・ド・ロスチャイルド男爵(銀行家)は2007年6月12日、パリで亡くなっています。享年98歳。その子息であるフランスのロスチャイルドさんは、こう言われたそうです。
「エジプト、バビロニア、ギリシャ、ローマ、インド、中国、インカという国々は、文明文化が進んだところです。そこは後に、全部砂漢になってしまって、その砂漠をどう後処理していくかという考え方のないまま、さらに戦争という争い事を起こして、希望のないものにしてしまった。けれども、これは根本的な間違いです。人類の将来社会を見掘えて、もしも日本がユダヤと一緒に提携し、砂漠を素晴らしい大森林と大産業に恵まれる最も理想的な地域に変えて、繁栄させていかなければならない。そうなれば、この地域は、戦争の場ではなしに憧れの場となり、過去の対立を超えて、世界中のすべての人種、すべての宗教・宗派の方々が集まってくるようになり、アラブ・アフリカ戦争は、もう昔話になってしまうでしょう。そのために、金はユダヤが出すので、技術は日本が出していただきたい。この大事業をイスラエルから始めようじゃないですか」
この方は、世界の先の先を見抜いていらっしゃると感じました。私は、フランスのロスチャイルドさんが構想されていることに、心から共鳴し賛同します。この構想が実現すれば、砂漠を中心とした地域に新しい文化が生まれてくるのは、間違いないでしょう。
砂漠を大森林と大産業に恵まれる最も理想的な地域に変えて、繁栄させていくには、潤沢な資金と優れた技術が必要です。
日本には、この素晴らしい構想に応えるだけの優れた技術があります。砂漠を大森林に変える植林技術しかり、文明を根底から支えるエネルギーしかりです。イスラエル政府は現在、自動車をすべて電気自動車にするための国家プロジェクトを進めているそうです。その概要は、以下の通りです。
○イスラエル政府は2011年から100%電気で走る新型電気自動車を普及するため、イスラエル全土でバッテリー充電スタンド建設を本格化させる。その数は50万基に上り、ドライバーはどこでも充電できるようになり、世界初の「ガソリン不要・完全電気自動車社会」が出現、イスラエルがモデルとなる。
○イスラエル政府は、交通インフラを再生可能エネルギーへ移行する方針を決め、今1月21日、仏ルノ・日産自動車の2社と米ベンチャー企業のプロジェクト・ベター・プレイスとの共同事業により、世界初の電気自動車の実用化・量産化に向けた覚書をエルサレムで締結した。
○カルロス・ゴーンがCEОを務めるルノー・日産は、他社に比べてエコカーの開発に遅れを取っていた。そこにイスラエル駐日大使らからの熱心なアプローチがあり、共同事業を「渡りに船」と歓迎した。ゴーン氏の夫人と自分の祖父がイスラエル隣国のレバノン出身で土地勘もある。仏ルノーと日産自動車が既存の車種を電気モーターで駆動するように改造、プロジェクト・ベター・プレイスが、電気自動車の販売とバッテリーの充電・交換拠点(バッテリースタンド)のネットワーク運営を担当。すでにデンマークとポーランドからは新型電気自動車購入とバッテリースタンド建設のオファーがあり、さらに名乗りをあげる国が出てくれば、イスラエルでの工場建設も視野に入れた量販体制が可能になる。

この事業に対して、日本は技術面で十分に協力できます。たとえば、イスラエルで作った自動車に東芝の素階らしい蓄電池を搭載すれば、安価に生産できます。さらに言うならば、かつて戦闘機を製造した中島飛行機の後身・富士重工業が作ったスバルサンバは、ドイツのフォルクスワーゲンをもじった名前ですが、もっと小型です。小型で安価な電気自動車が大量生産されれば、だれでも手軽に買えて、だれでも乗れるようになります。
電気自動車の普及は、石油・天然ガスを最大のエネルギー源とする現代の文明社会を革命的に根底から変えていくことになります。近代・現代の戦争が、エネルギー資源である石炭、石油・天然ガスの奪い合いによって発生しているいわば「文明の業」であるとすれば、一日も早くこの「業」を断ち切らなくてはなりません。その救世主が、「電気自動車」であるとも言えます。 
エネルギー源の変換は、価値観の変換、言い換えれば「パラダイム変換」を促します。砂漠が大森林化と大産業によって変わっていけば、アラブ・アフリカのみなさんは、一気に生気を取り戻していくことでしょう。
いままでのように戦争とテロと貧乏と病気と麻薬などによる死に隣り合わせで生活しなければならない苦しみから必ず解放されます。子どもを産むだけを楽しみとし、子どもをどんどんつくり、なかにはエイズで死なせてしまう親が少なくありません。こんなかわいそうな習慣も終わりになります。
日本や先進国では、少子高齢社会という難問を抱えています。アラブ・アフリカも、同じような状況になるかも知れません。しかし、ひとりひとりの子どもを手塩にかけて大切
に大切にして育てていけるようになるでしょう。
私は、フランスのロスチャイルドさんが、世界がいままでの秩序ではない新しい秩序づくりに腐心していらっしゃるということに感銘を受け、すぐにお手紙を差し上げました。このなかで、私は、こう提案させていただきました。
「フランスのロスチャイルドさんが日産、東芝、富士スバルサンバ工場に1000億円に相当する資金をイスラエル政府を通じて投資していただけば、砂漠を中心とした世界の次の大発展につながることになります」