天窓風景

簡単goo →OCNの閉鎖に伴う一時保管所

大雨なのに、花粉が舞っている。

2009-03-06 21:57:00 | 日記
「終末のフール」「太陽のシール」「籠城のビール」「冬眠のガール」「鋼鉄のウール」「天体のヨール」「演劇のオール」「深海のポール」。

こんな韻を踏んだ漫才のネタがあったけど、コンビ名が出てこない。


さっき帰りに本屋に寄って、伊坂幸太郎の「終末のフール」を立ち読みしていた。
相変わらずいい話を書く*(グッド)*、
読み続けたかったけど、泣けてきたから、途中で辞めた。
(買えよ、中年・・・ 自ら突っ込んで起きました。




地球があと3年でなくなります。

究極の局面におかれた人々たちの静かで、切ない様子。

ちょっと星新一をウエットにした感じだけど。


冷静に考えたら、あと数年で地球が終わるなら、人は働くことを辞める。
貯金の必要がなくなるし、誰ももうお金なんかいらない。

だから地球が終わるより先に餓死するだろう。
食べ物を作って供給してくれる人がいなくなったら、現代人は穀物の生産技術を持ってない。
海辺か南国のフルーツの実る森とかなら?

だけどこの小説の中には「物好きな善人」が商売を続けたり、映画を撮ろうとしたり、
他人と関わろうとする。
わかる気がする。

人は誰かがいてくれるだけで、苦痛が和らぐことはきっと多いし、人は何をしなくてはいられないようにできているらしい。

もし自分がこんな状況に置かれたら。
いろいろ想像してみたい。

一度でいいからシャネルのバッグ 持ってみようかな。ミンクのコートを着てみようか・・・

ちっせ~ 自分。




今年の花粉はほんとにヒドイ。
泣けるより、怒りが先に起きる。

ところでレッドカーペットで見た「こまつ」ってすごいよね。