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すべって転んで、今は幸せ

いつだって、今が一番でいたい! 気分はいつも二十代。みずみずしい感性を持ちたいね。

USCPA CPE取得セミナー

2010年06月13日 | 仕事とUSCPA
梅雨間近、せっかくの晴天なのに、昨日は丸一日会計のお勉強
汐留にある「あらた監査法人(PriceWaterhouse Coopers)」で、CPE取得セミナーに出席しました。USCPAの資格を継続するには、どこの州に登録しているかにもよりますが、年間最低でも4回程度はこうした公認セミナーに出席して継続教育を受けなければなりません。

内容は、日々変わる会計制度のアップデートなどが多く、昨日も企業で保有する金融商品の会計的開示と退職・年金などの従業員給付に関して、国際会計基準や米国・日本のそれぞれの会計開示方法についてがトピックスでした。折しも最近の事例として、日本航空が破綻を回避するために退職者に対する大幅な年金支給をカットした際の会計処理などについても、質問が出たりしました。

セミナーの内容はさておき、あらた監査法人が入っている住友不動産汐留浜離宮ビルは、浜離宮を目前に見降ろす絶好のロケーション。その22階の研修室でセミナーは行われたのですが、休憩時間には研修室の外にある休憩セクションから窓の外の景色に見とれてしまいました。
コーヒーテーブルの上には、さすが監査法人、こんなプレートが乗っていましたーインサイダー取引は犯罪です

国際的ということ

2009年09月16日 | 仕事とUSCPA
昨日、今日と仕事が始まってからとっても良い天気です。ずっとオフィスの中で仕事をしているのがもったいないくらい。 窓の外に広がるチャールズ川では何艘ものボートが気持ちよさそうに川面を行ったり来たりしています。

今回のファイナンス・ミーテングには、文字通りworld wideで色々な国からコントローラーが参加しています。イギリス、ドイツ、スペイン、イスラエル、南アフリカ、オーストラリア、ブラジル、チリ、日本、そしてホスト国のUSA。 当然のことながら、同じ英語をしゃべっていても、国により母国語の特徴が出た英語でのコミュニケーションになります。

それにしても、彼らをみていると、一つの国にとどまることなく「世界を股にかけて」という表現がぴったりに色々な国の間を動いてキャリアを築いていることに驚かされます。ずっと同じ国に住んでるのは、私くらいのもの。
例えば、チリのコントローラーは、ドイツで生まれてしばらくドイツで暮らした後、フランスで育ち、イギリスの大学院を出てからまたフランスに戻り、結婚後にチリ渡っています。ですから、ドイツ語、フランス語、英語、ポルトガル語を話します。オーストラリアのコントローラーも米国生まれブラジル育ち、ブラジルでしばらく仕事をした後にアメリカに戻り結婚、今の会社のボストン本社で働いていましたが、オーストラリアのコントローラーの欠員が出たのをきっかけに家族ぐるみでシドニーについ最近引っ越しました。

こうした人々こそ国際的というのだろうなと思います。
英語ができることって必要条件ではあるけれど、十分条件ではないのですね。英語で何ができるのか、そして英語でいかに効率的にコミュニケーションが取れるかがカギなのだと思います。

それにしても、一週間続く会議とトレーニング。つくづく自分の英語力が不足していることを痛感していますトホホ

週末の会計セミナー

2007年08月06日 | 仕事とUSCPA
週末、久しぶりに会計関連のセミナーに出席しました。三田にあるPriceWaterHouseCoopers(あらた監査法人)の研修室で朝10時~夕方5時過ぎまで、ほぼ丸一日の勉強会でした。セミナーのテーマは「日本・国際・米国会計基準の概要と適切な処理のためのポイント」というもの。早い話が、世界各国で異なる会計基準が、企業のグローバル化をうけて現在どのように統合されつつあり、また、異なる点や注意すべき点は何か、といったことです。なかなか興味深い内容でした。数年前までは、アメリカの会計基準(USGAAP)が世界のスタンダードと言われていたのに、今はヨーロッパがかなり力を持ってきているようです。なんだか、世界の基軸通貨としてユーロが力を持ってきているのと似ているような気がします。


折も折り、セミナーのあった当日の日経新聞朝刊に、「日本の企業会計、国際基準と全面共通化(2011年までに)」という、実にタイムリーな記事が掲載されました。しかも、その記事の中に出てくる日本側の「企業会計基準委員会」の委員長となられた西川郁生先生のお話もその日の夜に聞くことができました。というのも、同じ日の夜、日本における米国公認会計士の公認団体JUSCPAの総会が有楽町であり、そこにゲストスピーカーとして西川先生が出席されたからです。私は、もう10年近くJUSCPAの会費だけは払っているものの、総会には一度も出たことがないユーレイ会員でした。でも、今までは総会が6月に行われることが多く、6月決算の会社に勤めていた身では、決算業務で残業・休日出勤に忙しく総会どころではなかったんです(と、ちょっと言い訳)。西川先生には大昔、まだUSCPAの受験勉強をしていた頃、今は無き虎ノ門アカウンティングスクールで米国ビジネス法を教えていただいたことがあります。もう10数年も前から、西川先生は日・米の会計の世界では有名な方で、私にとっては雲の上の方。今回は、セミナーの内容といい、関連した日経の記事といい、そしてその記事の中でも活動の核をなす活動をされている先生のお話が近くで聞けたことといい、なんだか全部が関連があって、興味深く感じました。

総会が行われたのは有楽町の電気ビル内にある外国特派員クラブ。もちろん、そこにいくのも初めてでした。ホールには、過去に招かれてスピーチしたのでしょうか、各国の首脳や指導者のスピーチの写真が沢山飾られていました。
何年かぶりに、ご無沙汰していた方々ともお目にかかることができて、有意義な一日となりました。

出張なんか大ッ嫌いだぁっ!

2007年04月26日 | 仕事とUSCPA
「海外出張」というと、たいてい「いいなぁ~、うらやましい」って言われますが、でも、出張なんて大ッ嫌いだ!!年々歳を重ねる毎に、シンドクなってきました。遊びだの観光だのだったらいいんですよ、まだ。でも皆さん誤解してらっしゃる、出張=仕事なんです。そりゃ、週末に到着して1日くらい、時差ぼけ解消も兼ねて、街を歩くこともありますが、いつもそうだというわけではありません。
第一、飛行機が好きじゃありません。搭乗すると必ず頭が痛くなります。長時間のフライトでも機内で眠れたためしがありません。だから、いつも移動だけで疲れ果ててしまうのです。

ボストン出張は、今回が3回目ですが、マトモに街を見て回る「観光」をしたのは、恐らくこれが初めてです。以前勤めていた会社では、もっと頻繁に年3回くらいはバンクーバー、それから年1回はシドニー出張がありました。でも、いつも週末日本を出て同じ日曜の午前中到着、翌日月曜から、時差ボケと闘いながら仕事開始。仕事が終わったら、そのまま週末前に日本に戻る、というパターンが多く、ゆっくり観光などできませんでした。 

海外出張で困るのが、女一人での食事。あちらの国々では、Dinnerなどはカップルが基本なので、女一人でテーブルを占領するってはどうも奇異な感じです。だいたいお料理の量も多いし…..。現地では、プライバシーを尊重するせいか、だいがい放っておかれます。日本みたいに、入れ替わり立ち代り誰かが食事に誘ってくれる、なんてのはあんまりありません。特に、何度も訪れていればなおさらです。早いところホテルに帰ってくつろぎたい、もしくは、日本の昼時間に合わせて現地の夜時間にも働かなくてはならない、という場合は、かえって放っておいてくれる方がありがたいですけどね。

もしくは、今回のように各国からコントローラーが集まるような時は、大人数でのグループディナーが計画されます。人数が多いせいか、たいがい同じような場所での食事になります。この写真は、ケンブリッジにあるリーガルシーフードというレストランでのグループディナーです。イギリス、スペイン、ドイツ、南アフリカ、ブラジル、インド、日本、そして米国本社からと、色々な国から集まりました。厳格なベジタリアンもいれば、シーフードレストランでチキンを頼む魚嫌いもいます。 こうして実際に顔をあわせておくと、その後のコミュニケーションが取りやすくなるのは、難行苦行の出張の数少ない利点かもしれません。

英語脳

2007年01月17日 | 仕事とUSCPA
自転車は一度乗り方を覚えたら、ずっと乗っていなくてもそれを忘れることはない、といいますが、英会話は使わないと格段に能力が落ちていきます。 昨年、ボストンから上司が来た際にも薄々感じていたのですが、最近特に会話力が落ちているのを感じます。今日、国際電話で話をしていた時に、どうも日本語で一旦考えてから頭の中でそれを英語に直して喋っている自分を発見しました。 これだと、どうしても日本語の語順に引きずられてスムーズな英語になりません。やはり、英語をしゃべるには「英語脳」でないとうまく行かないみたいです。リスニングに関しては、それほど落ちた感じはしなかったんですけどねー。

残念ながら、まだ私は「英語で考える」ことが出来るまでに至っていません。でも、ある程度英語に慣れてくると、英語の言い回しの引き出しを頭の中に沢山持てるような気がします。それを短時間で引っ張り出す、または、今自分の言いたいことに変形して瞬時に出せる、そんな反射神経が「英語脳」のような気がします。例えば、段差のある場所に来て一緒の人に注意を促すとき、「足元に気をつけて」というのを一々訳すのではなく 何も意識せずにwatch your stepと口をついて出てくるような状態です。

やっぱりそれには、日々英語に接する努力が必要です。先日、しばらくご無沙汰していたNHKの「やさしいビジネス英語」を聞こうと思ったら、いつの間にかタイトルが、ただの「ビジネス英語」になってました。ま、モトモトこの番組はちっともやさしくなかったですけどね。 これ、以前にはMDに録音して、毎日通勤電車の中で聞いていたのですが、さすがに今どきMD使ってる人は見かけません。ポッドキャストってのを利用すればいいらしいのですが、恥ずかしながら未だに「ポッドキャストって何???」状態。う~ん、どうしたらいいんでしょうねぇ。先ずは、iPodを買わなくちゃ

仕事はじめ

2007年01月05日 | 仕事とUSCPA
勤務先は今日5日が仕事始めです。今日有休をとれば、暮から8日の成人の日まで、実に10日間の連休となるため、出勤していない人達も何人かいます。でも経理財務担当としては、12月が決算だとそうもいきません。それに、どっちにしてもUS本社は2日から仕事してるし、Year-endの調整仕訳や税務申告の準備などで、お休みの間もチョコチョコ家で仕事するのが例年のことです。それにしても、暮からお正月の連休って、終わってみればアッという間。唯一いつもの休みと違ったのは、久しぶりに実家の両親を訪ねたくらいです。

実家は、千葉のチベット、かなりの山奥にあります。それでもここ数年のうちに高速道路や鴨川有料道路へのバイパスなどりっぱな道路ができたお陰で、車で帰るのにはだいぶ便利になりました。 おかげさまで両親ともまだ健在なのですが、母の白内障と高血圧が進んでいるのが心配です。昨年、白内障の手術をしたのですが、うまくいかず今は余計に見えなくなってしまいました。うっすらとモヤがかかったようにしか見えないので、ダメだとわかっていても、ついついまぶたをこすってしまい目の周りが真っ赤に腫上がって痛々しい状態です。自分自身も、そして自分の親も、歳をとるなんて思いもしなかったのに、ちょっと会わないだけで親が老いていくのがはっきりわかるのは寂しいものです

ま、お正月早々、暗くなっても仕方ないですねっ 
仕事の合間に、「ダイエットの他に目標は無いんかい?」と、一休さんのように頭をポクポクたたいて考えてみました。ありました! 
なんとか、どんな方法でもいいので計数能力を高めたい!仕事で数字を扱っているのに、いつまでも両手の指以上の数は電卓がないと数えられないなんて情けない! どうも子供の頃から数字に対するセンスがないのが致命的。これ、なんとかできないものでしょうか? 恥をしのんで小学生と一緒にソロバンを一から始めようかな、どこか家の近くで珠算教室やってないかなぁ? 他に、良さげな方法があったら教えて下さい

上司が日本にやって来る

2006年11月09日 | 仕事とUSCPA
私のBossはアメリカ人で、通常はボストンにある本社にいます。今年6月に来日する予定がドタキャンとなったのですが、それが来週、日本に来ることなりました。(あっ、写真のBossはホンのしゃれです(^_^;)、本当の上司は中年の男性です....) 滞在は月曜の夜から土曜まで、マル4日間。資料の用意や、外部関係者の方々とのミーティングの調整だので、ここ数日ちょっと気忙しい日が続いています。最終的に私のお給料を査定する人ですから、そりゃぁいくらノーテンキな私でも気を遣います。

彼が当社に転職してきたのは私より半年くらい後で、その前は結構有名な多国籍企業の米国本社のコントローラーでした。当社にはインターナショナル・コントローラーとして入社後、CFOに昇格しました。出世が早い割には、やり手というよりも、気のいい優しいおじさんという感じです。彼が結果的に上司になってくれたのは、とてもラッキーでした。なぜって、それまでのCFOは米国本社内でも「エキセントリック」と評されるような変人で、日本の事情など聞く耳持たず、すべて米国流、いえ自分流を押し付けてくる人だったからです。今の上司になってからは、もちろん仕事には厳しいものの、少なくともこちらの状況を聴いて理解しようとしてくれるので、とても助かります。話し合いの余地があるというのは、別に北朝鮮問題に限らず、とても大切なことですね。

その彼も、世界各国を回っているのに、日本にはまだ来たことがなく、今回が初来日となります。何事も最初が肝心。せっかく日本に来るのですから、少しは都内を案内したいとプランを考えています。日本を好きになってもらいたいと思うのは人情というもの。お見合いじゃなくても第一印象でほとんど決まってしまいますから、どこに連れて行こうか頭を悩ませています。とりあえず、浅草、秋葉原、あたりでしょうかねぇ。ま、いざとなったら、外国人向けのハトバスという手もありかな~。

月末なのにサーバー・ダウン

2006年06月30日 | 仕事とUSCPA
ナンということでしょう! この月末のメチャ忙しい最中にERPにアクセス不能。 悪夢です、よりにもよって月末に、しかも半期末……。朝からUS本社のヘルプデスク、IT担当者、私の上司にも電話をしまくるも、打つ手ナシ。これで、今夜の徹夜は決まったも同然、自宅作業となります。もっとも、それもUS本社のサーバーが先方の朝までに復旧すればの話ですが…..。頼むぞ、ボストンのIT担当よ~


事の発端は4,5日前に、US本社のサーバーハードウェアを変更したことにあります、ファイナンスのシステム向上のためという名目で。それに伴って、やれリポートがプリントアウトできないの、データファイルを取り出せないだの、といくつかのトラブルはあったものの、昨日までは何とか動いてたんですが、それが突然、今朝来てみたらアクセスもできません。「機能向上は結構だけど、migrationの時期を考えてやって欲しいなぁ、月末直前でなくてもいじゃん!」と、思わず天を仰いで呪ってしまいました。何事もタイミングが大事なのよお兄さん、と一人でつっこむ午前中。

さて、ランチから戻り、ダメ元で再挑戦してみたらアラ嬉し、復旧してました。さ、お仕事しよっと♪。

他人の懐

2006年06月28日 | 仕事とUSCPA
他人の懐なんぞどうでも良いことなのですが、昨日のニュースで驚いたのが、ウォーレン・バフェットが4兆円相当をビルゲイツの福祉財団に寄付する(した?)というものです。彼が寄付するのは手持ちの資産の80%といいますから、それでも手元には1兆円を超える資産が残っていることになります。 ご存知のように、バフェットの投資スタイルは中長期的で、「投機」とは異なります。ゆえにバフェットを投資の神様としてあがめる人も多いようです。伝えられるところによると、美田を子孫に残すのを良しとしない彼の考えから今回の寄付となったようですが、どこまで本音か分りません。世界第二位のお金持ちが、世界第一位のお金持ちの福祉財団に寄付するってのも、単に二人が仲良しだから?本人も「バフェット財団」という財団を持っているのに…。ともかく、日本の国家予算の内、防衛費の5兆円と同じ総資産を持ち、内4兆円を寄付ってことなのですね。寄付金には殆ど税金がかからないアメリカの税法があってこその寄付でしょうけれども…

投資といえば、自称「プロ中のプロ」村上ファンドの村上世彰氏(本当のプロは、自分でそんなこと言わないと思うけども…)、5億円をポーンと納めて保釈。うがった見方をすると、阪神電鉄問題で行き詰まり、これ以上のパフォーマンスを上げることができず投資家からのプレッシャーに耐えかねて、あっさり「ボクが悪かった」と舞台から降りたようにも見えます。商法改正でインサイダー取引の罰金が500万円に引き上げられても、蚊に刺されるほども痛くないでしょうから。最初の頃こそ「物言う株主」ともてはやされていましたが、この人の手法は、無理難題をふっかけて、短期間にそれを解決できない経営者を無能呼ばわりし、己が買った株の相場を引き上げる、総会屋よりもタチの悪い恐喝だと思います。 ニッポン放送株にしたって、ライブドアを炊きつけてライブドアがニッポン放送株を買い増すことを知りながら、自分もどんどん買う。儲かると思うから自分も買い増すわけで、それを「5%以上になるとは知らなかった」なんて面の皮の厚いことをシャーシャーとおっしゃる。その上で、高値で売り抜けるんですから、最初から計画的で確信犯的、仕手筋がよくやる手ですよね。別に私は、儲ける事が悪いとも思わないし、村上さんが特別に嫌いなわけではないけれど、その手口は正しいとは思えません

そして、公開された福井日銀総裁の個人資産、3億円超。ま、これはこれで「そうですか」って感じです。この程度の資産を持っている日本人はゴロゴロいるでしょうから(残念ながら私を含めて周りの知り合いにはいませんけど….)。ちなみに中央競馬会の馬主には1億円の資産があればなれるそうです。 それよりも注目すべきは、総裁の年俸3千万円以上を稼ぎながら、年金を780万円以上もらっているってことです。 年金資源の枯渇が言われ、私達が年金をもらう頃には、支払った掛け金より少ない年金しかもらえないかもしれない、しかも65歳以上にならないともらえないのにです。それに今だって、一般の人は何らかの給与所得があれば受け取り年金額が減額されて、税金もバッチリもって行かれる。それなのにです、3千万超の所得がありながら、780万円を超える年金が支払われるこの年金制度こそ、どっかおかしい
それこそ金融のプロでありながら「一任勘定なのでパフォーマンスの内容まで分からない」なんて恥ずかしげもなくのたまう総裁も問題ですが、それ以上に、私達庶民の生活に直結するこの年金制度の不備をマスコミはもっと掘り下げて報道して欲しいものです。

ひょうし抜け

2006年06月14日 | 仕事とUSCPA
なんだかドッと脱力感が…..。といってもWカップサッカーの日本の試合結果のことじゃぁありません。本当は昨日の午後から、私の上司が米国本社から来日予定だったのですが、急にキャンセルとなってしまったのです。直接会って話ができる数少ない機会ですので、それなりにプレゼンテーションの準備やら、日本法人としてのデータや資料を用意していたのですが、見てもらうこともなくお蔵入り….。正直なところ、残念でもあり、ホッとしたのもあり、複雑な気持ちです。やはり、エライさんとお話するのは緊張しますからね。

現在勤務している会社は、世界各国にブランチはあるものの、それほど大きな会社ではありません。故に、今のところ本社のCFOが直属の上司となっています。普通なら、アジア・パシフィックのコントローラーあたりがワン・クッション間に入っていてもおかしくないでしょう。今回、そのCFOはオーストラリアのシドニーに滞在してから日本に来る日予定だったのですが、急遽、本社での会議に出席しなければならなくなり、来日をキャンセルしてシドニーからボストンに帰ったのでした。

それにしても、アメリカ東海岸と日本は遠い。米国中部から東海岸の人にとっては、ヨーロッパ諸国は物理的にも、心理的距離にしてもさほど遠くないはずです。大西洋は太平洋より小さいし、時差も少ない、なにしろ彼らのルーツはその海の向こうにあるのですから。それに引き換え、日本なんぞは、大西洋から中近東、更にはタクラマカンの砂漠の更に先、まさしく東の果て Far Eastに位置する国なんですね。おもしろいことに、アメリカ西海岸の人は、日本の位置関係を太平洋の西の向こう側という捉え方をするのに比べ、東海岸の人は、アメリカを横断して西のずっと先とは捉えない人が多いと思われます。彼らにとっての西は、西海岸で終り。日本は大西洋からヨーロッパ経由の東の果ての遠い遠い国なのです。

進むドル安

2006年05月17日 | 仕事とUSCPA
昨日(5月16日)のニューヨーク市場で、円は対ドルレートで110円を切り、109円台に突入しました。今日(5/17)の日本市場でも109円50銭をつけています。今まで、110円が一つの節目だと思って眺めていましたので、これを超えたら107円台もアリだろうなとも思っています。1ヶ月前の4月18日には対ドル116円台だったことを考えれば、やはりかなり急速な円高、というかドル安と言うことになります。 まぁ、私は為替のトレーダーでも、その道のアナリストでもないので、詳しいことは分りませんが、経理・財務に携わるハシクレとしては、為替レートの動きに注目しています。幸いなことに、外為アカウントのポジションを持っているわけではないですし、為替が1円動くと5億円のインパクトがあるという某大企業のような会社に勤務しているのでもないので、為替相場で胃に穴があくなんてことがないのは幸いです。せいぜいがUS本社とのファンドのやり取りくらいで、それも為替予約すら入れていないスポット買い中心です。(それにしても、銀行の外為の手数料は高すぎるゾッ!) でも、ここのところのように1ヶ月の間に7円違うとなると、たかだか10万ドルの送金をするにも、送金時期のタイミングが違うだけで、70万円の為替差が出ることになります。


ここのところの為替相場は、円高というよりもドル安ととらえるべきではないかと思います。なぜなら、ユーロなど他通貨に対しては、かえって円は下落してますから。今回のドル安の背景には、市場の「米国の利上げ打ち止め」観測があるといわれていますが、本当にそうなるかどうかは誰にも分らない。アメリカは外部からの資金流入がなければ回らない体質になっているし、そのためには金利を上げざるを得ない状況がそう遠くない将来にやってくると思われます。伊藤洋一さんなんかによれば、米国の本音はドル安継続ではなく、中国の人民元切り上げ圧力を強めることらしいです。(詳しくは伊藤洋一さんのHP Y CASTER Day by Dayをご覧下さい)

いずれにせよ、しばらくの間、外為の動きから目が離せない状況です。

連休の谷間

2006年05月01日 | 仕事とUSCPA
さっき銀行に行くために外出したら、んもう外は初夏! 風薫る五月というよりも、初夏の日差しと暑さです。上着を着てちょっと歩いただけで汗が出てきました。オフィスの中で仕事しているのがもったいないくらい。連休の谷間の今日と明日、有休を取って9連休にした人は正解です!!

でも、おへそが脇の方についているのか、人様がお休みを取る時期とか休日に仕事をするのが嫌いではありません。なぜならば、その方が邪魔が少なくて本来の仕事がはかどるからです。いつもであれば電話、来客、会議、その他モロモロ相談事だのと、なかなか集中できませんが、今日あたり、確実にいつもより電話が少ないし、社内会議もありません。銀行の窓口もすいていました。それに、電車が混雑していないのも嬉しい限りです。この職場でも半数以上の人が今日・明日休みを取っています。ヨーロッパに出かける人、南アフリカに行く人と、皆さん出かける場所も様々。個人的には南アフリカに行った人がどんなお土産を持ってきてくれるか楽しみにしています。まさか、途中で寄った「サハラ砂漠の砂」なんてことがありませんよーに。

今の職場に転職するまで、盆・暮れ・正月・GWと日本のお休みとは無縁の生活を送っていたことを考えると、今年は人並みに5月の連休が休めそうなので、それだけでとても嬉しいデス。親会社が海外にあると、たいがい連結で決算しますので、親会社に合わせて、こちらも〆のスケジュールを死守しなければなりません。加えて、親会社が上場でもしていようものなら、Due(締切日)が更にタイトになり、提出しなければならないレポートやスプレッドシートの期限が月初に集中します。今は以前に比べERPや全世界共通のデータベースへの直接入力が増えたので、かなりそれらの業務も楽になってきましたけどね

さて、これからもう一仕事、がんばることに致しましょう。

英会話は毎日の練習から

2006年04月26日 | 仕事とUSCPA
ここ数日、米国本社から同じファイナンス部門のマネージャーが来日していて、ミイーテングや一緒に食事をしたりしました。つくづく感じたのが、「外国語は使わなければ錆びる」ということです。以前いた会社は、上司が外国人でしたし、社内の会議も英語で行われていたため、頭で考えるよりも先に言葉がスムーズに出てきました。その前に在籍していた会社も、外国人の上司と社長、それに本社側とのコミュニケーションには、毎日英語で話す必要がありました。ところが、今の会社に転職してから、日本側の裁量権が広がったのは良いのですが、以前ほど英語でしゃべる機会がありません。レポートラインとしての上司は、ボストン本社にいるCFOなのですが、日常的には電話で話をするよりEメールでのやり取りが多くなりました。これには、時差の関係も大きく影響しています。今までの親会社は北米西海岸にあったので連絡がとりやすかったのですが、今は東海岸に親会社があるため、時差が更に広がりました。

ともあれ、英会話もフィットネストレーニングも同じじゃぁないかと思います。普段からやっておかないと退化してしまうのではないかと....。言語能力や身体機能は、「意識して練習すること」が必要なのではないかと思います。英語の場合、その思考回路というか考え方や発想方法が日本語と異なるため、普段からその切替に慣れておく必要があるのです。ま、生まれつきバイリンガルの環境で育った人は別ですが、物心ついてから母国語の他に後天的に外国語を学んだ私達のような場合は、反復練習と慣れが必要なのです。

私の個人的な感覚ですが、英語はビジネスに適した言語です。文法や思考方法が論理的で、白・黒つけやすい。わりと物事をクリアーに捉えることができます。多分、文法的には中国語も似ていると思います。これに対し、日本語や韓国語は、より情緒的、揺れ動く心のヒダや情感を表現するのに適した言葉ではないかと思います。

つい数年前まで、NHKラジオの「やさしいビジネス英語」という番組を録音して、通勤の電車の中で毎日聞いていました。 この番組、ちっとも「やさしく」なんかありません。しかし、実際のビジネスの場で応用が利くような内容でした。もう10年以上前ですが State of the art という言葉が何かの書類(パンフレットだったか?)に出てきたとき、前後の文脈から察してもさっぱり意味が分らず、辞書で調べても出ておらず、困ったことがありました。それを氷解させてくれたのが「やさしいビジネス英語」でした。ちなみに、これは「最新鋭の」という意味でした。 

アメリカ人の同僚と一緒に中華料理をつつきながら、「初心に戻って、また再開しようかな、やさビジ」と思ったのでした。

USCPA受験トタバタ記ーその3

2006年02月02日 | 仕事とUSCPA
さて受験当日。受験会場に入ってみると、日本人はおろか、髪の黒いのも、東洋人も私一人だけ。アメリカは人種のルツボと聞いていたのに、殆どが金髪で肌の白いコーケージアンばかり。黒人やヒスパニック系も見当たらなかった。アメリカ中部の田舎町ってああなんだろうか。未だによく分からない。あ、あんまり「田舎」「田舎」と連呼すると、サウスダコタの人が気を悪くするとイケナイので、ちょっとフォローを….。サウスダコタの州のはずれには、あの有名なマウント・ロシュモアがある。リンカーンだのワシントンだのの歴代の大統領の巨大な顔が崖っぷちに彫ってある所だ。あれは、確かに州民の誇りらしく、サウスダコタの自動車のナバープレートのデザインにも、あの顔たちが使用されている。

さて、試験の結果だが、この5月の試験では監査部門だけ落としてしまった(しかも合格ラインにわずか5点足らないばかりに)。最終的に試験に合格するためには、監査部門の試験も合格しなければならない。同じ年の11月に再度渡米。この11月の試験では、試験会場が州立大学から、サウス・ダコタでも最も大きな都市であるスーフォールの市立体育館に変更になった。

スーフォールがサウス・ダコタ州最大の都市といっても、田舎であることに変わりはない。この時の移動は、シカゴで乗継いでからスーフォールまで2-3時間程度の移動だったが、双発プロペラ機という代物に生まれて初めて搭乗した。11月のその日はひどい吹雪で、小さな双発プロペラ機は揺れに揺れ、落ちるんじゃないかと、乗っていて生きた心地がしなかった。

何とか到着したスーフォールはともかく寒かった。連日氷点下10℃前後。さすがにこの時は普通のホテルが市内にいくつかあって泊まることができたけれど、ホテルの部屋の窓際にある机で勉強していると、暖房をつけていても足元から冷気が上がってくるのが感じられた。まぁ、受験生にとっては、寒くて外をうろつく気にもならず、遊びに行こうにも遊べるような場所も無く、カンズメになって受験勉強するには絶好の環境だったかも知れない。この時の試験で合格することが出来て本当に良かった。

Boston出張

2006年01月15日 | 仕事とUSCPA
今日から10日間、ボストンに出張することになりました。どのくらい寒いのか心配です。ボストンはニューヨークより北で、今頃の平均気温は氷点下5-10℃。なにしろ、昨年3月下旬に行った時には、チャールズ川という日本の一級河川くらいの川の表面の半分がまだ凍ってました。吹雪にもあいました。

現地からの知らせでは、先週はこの時期にしては暖かかったそうですが、また今週から冬型に戻るとのこと。うぅ~寒そう….でも、豪雪で大変な思いをされている雪国の皆さんの事を考えたら、このくらいで文句を言ってたらバチがあたりますね。では、行ってまいります。

(写真は昨年2005年3月撮影、ボストンコモン公園にて)