朝 カミさんが居間の雨戸を開けているが、雨戸は既に古くなり何処かが引っかかり開かないのだ。
ついに頭に来たのか
「あんた、もう雨戸を閉めないで!」テーブルで新聞を読んでいる我輩に怒鳴った。
「朝から怒鳴るなよ!」
「一日の朝をもっと大事にせい!」
「そんなことを言っても、あんたが閉めた、この雨戸は開かないのよ!」正に余計なことはするなと言っている。
「あんたは(チカラ)加減を知らないから困る」
「ホラ!どうしても開かないでしょう?」そういえば、夕べは、たまには我輩も柄になく手伝うか?
と庭の干し物を入れ居間の雨戸を閉めたなと思い出す。
雨戸を閉めるのに、それほど力を入れた心算はないが戸袋に戸が納まらない。
開けようとして引っ張ると何処かが引っかかるようだ。
「おい、俺がやってみる」立ち上がり戸袋の雨戸に手をかけて引く!
ガタ・ガタと音はして多少 横に動くが戸袋に入らない。
力いっぱい引っ張る。それでも動かない。
その様子を見ていたカミさんが
「ダメ 家が壊れる!」
「なんだ!家が壊れる?」
「あんたの馬鹿 力では戸だけでなく家が壊れるよ!」
どうも雨戸が開かない怒りが我輩に向かって来た。
「じゃ~ア お前やれよ」我輩も頭に来た。
改めてカミさんが雨戸を戸袋に入れるべく引く。
あら!不思議、雨戸はスゥ~ト戸袋に収まった。
「俺が少し引っかかったところを緩めたのだな?」と我輩の手柄にすると
「私の力で丁度いいの!」どうしても我輩の馬鹿力は役立たずといいたいらしい。
「おい、ちょっと待て!落とし鍵に錆が出て中途半端で引っかかっていたのかも知れない?」我輩が、また、今、戸袋に納まった雨戸を静かに引き出し「落とし鍵」を落としてみる。
ギギ~と嫌な音がして中々落ちない。
長年 手入れがしてないので錆付いている。
「C―○○」の油落としを持って来て鍵の部分に噴霧した。
暫く待って、もう一度鍵を落としたり、上げたりして様子を見る。
少しの時間で随分と楽に絞まり、また、上げられるようになった。
「おい、もう大丈夫だ」
「やってみな!」
「あら、随分とよくなったみたい」それでも我輩が雨戸を閉めることはダメだという。
家が古くなり、金属 特に鉄類の錆が酷い。
此処は海から2km くらい離れた小高い山(?)の上だが台風や海から来る風の強い時には海風の塩分に晒されるようだ。
海は東側が2km、西側は6km、南は10km 以上あるのでは?
それでも潮風の影響はあるようだ。
造園屋さんが我家の庭木の手入れに来られたときに
「庭に植える木は塩に強い木や花がいいですよ」と言っておられた。
「こんなに遠くても塩の影響を受けますか?」と聞くと、海風の被害は思いもかけぬ遠くまであります。と言われたものだ。
そういえば朝顔など少し大きく伸びて葉がつくと葉に黒い斑点がでる。
近所の方から潮風の影響といわれた。
家が古くなり、住む者も、また古くなると、些細な詰まらぬことでも蹴躓(ケツマヅ)き喧嘩になり我輩の耳が遠いので怒鳴りあいになる。
我家は、ご近所では、さぞかし凄い爺、婆と思っていらっしゃるのでは・・・・?
今の我輩は雨戸一枚閉められない“くそ爺”となったようだ。
カミさんが雨戸を開けると外は驚く程 明るい!明るい!いい天気のようだ。
気候も最高だ!今日も早く何処かに出かけるか? 水泳?公園?
それとも2号さんや3号さんの処に?
我輩に、そのような方が要れば冥土の土産になるのだが・・・。
肝心の「ゲンナマ」とかがない。
頭もない!顔も寅さんが老けた将棋の駒をした顔の爺だ!
全てナイ・ナイ尽くしだ。
あるのは、有り余った「歳」だけだ。
忘れてた。イロ呆けした脳味噌だけがまだ、充分残っていた。
これでは取り柄がない。にも関わらずだ・・・・。
何時まで経っても男は美女にはだらしない。
想像するだけだがね!
この歳になると美人をみるだけで楽しい(若い頃からかも知れない?)。
かみさんには内緒だが・・・・。
考えることは幾ら歳を取っても救いがたい!これぞ馬齢と言うのかも?
カミさんがよく怒るのも、この我輩がチビで醜男で自堕落な性格に関わらず女性が好きな性格だからかな?
特に美女をみるとつい振り返る。
そればかりでない!ボ~と見とれるのだ。
その癖 気が弱い!美女から睨まれると蛇に飲まれた蛙になる、だらしない男だ。
懲りない爺というところか?
朝から大変な記事になった。
これも朝からカミさんに怒られた腹いせの所為のなせることだ。
と自分に言い聞かせる。
TVがGWの車の混雑を伝えている。
今の我輩には縁がない。
我輩は年末、年始、夏休み、GWなどは絶対に出かけない。
こういう期間は横須賀市内の公営体育施設は余り混雑しないものだ。
但し、江ノ島、鎌倉、観音崎灯台、荒崎海岸、野比海岸は別だ。
車で10分で行けるところが1時間でも行けないことがある。
おまけに駐車場は満車と来ている。
まァ プールが いいとこかな?
また蛇足をつけた。
久しぶりに来ちゃいました(笑)。
我が家でも4日前に、似た様な事がありました、
雪も無くなったので、主人が風呂場の網戸を
セットしてくれました、
風呂から上がって窓を開け
(古い家なので換気扇が無いんで)、
そろそろ閉めようと思い
手を掛けて引っ張っても
全く動かず状態で、、、、、
主人の馬鹿力でも駄目で
一度外さなくては駄目かしらっと思いながら・・・
ラストチャレンジで、引いたらすんなり閉まりました(爆)。
よくいらっしゃいました。
同じようなことがあるのですね。
我家も古くなりアチコチが痛んでいて、いまや、この家は満身創痍の状態です。
元気なのはカミさんだけです。
昨日は天気に誘われて、弁当持参で一日(9時~17時)パークゴルフをしました。
よくもこんなに暇な爺婆がいるもんだと思うほど混みあっていました。
帰宅すると風呂に入り一杯飲むとバタンキューで
パソコンにも触れませんでした。
万歩計は14700歩、散歩の嫌いな私には
なが~い一日でした。
羨ましいほどです。
8時間もパーク・ゴルフですか?山登りでもせいぜい2万歩です。14700歩はもう低山登りと同じです。
北海道の澄み切った空の下でのゴルフとはホントにいいですね。
奥様のお体の具合は如何ですか?相当回復されているようですね?今が大事と思います。お気をつけられますように・・・・。
今(9時40分)庭に下りて寒暖計を見ますと22度ありました。暖かい日になりそうです。