◆森の中の無人駅・金浜駅。 微風のたびに、やや時間差をおいて、はるか遠くの、空の高みに潮騒に似た音が鳴ります。 それが、ゆっくりゆっくりひろがり、やがて森全体を包み込んでいきます。 と、少し間をおいて、急に、ほんとうに突然という感じで、プラットホームを、やや強い風が吹き抜けていきます。 この単調な繰り返しです。 15時59分、八戸行の列車到着までの約60分間、この繰り返しの中に身を置いていました。 ◆はなむけ号で、八戸を出発するときは、金浜駅に到着したら、その時点で、自分の残りのエネルギーの状況をたしかめ、 ①再び自転車で帰宅するか、②金浜から長苗代まで八戸線に乗車するか、このどちらかを選択しようと考えていました。 しかし、八戸カントリークラブ前を左折し、「種差海岸まで9.6㎞」という標識のある道路が、金浜小前の一部を除き、約9㎞がほとんど下り坂でした。 したがって、約9㎞の下り坂を逆送(「遡上」)して帰るということはどう考えても不可能。 結論として八戸線乗車のほうを選択しました。 その列車がやってきました。 さらば、金浜駅。
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