Organic Life Circle

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石けん生活のすすめ

2006年02月18日 | 健 康


テレビで流れる大手メーカーの洗剤フレーズ。飽きもせず、これでもか、これでもか、と甘い言葉や嘘っぽい映像が毎日のように流されています。洗脳される消費者がなくならない限り、山積みされた合成洗剤もなくなりません。彼方此方で起こる戦争や災害、それに環境破壊が加わって地球は青色吐息です。私達の一番身近な生活環境から考えてゆかねば、次世代の子供達への影響、地球への影響も推して知るべしでしょう。

すでに合成洗剤については学んでいる方も大勢いらっしゃるでしょう。合成洗剤は皮膚から人体に侵入します。シャンプーなら頭髪、台所用洗剤は手指、洗顔フォームは顔の皮膚から直接入っていきます。食器洗いに合成洗剤を使用した場合、素焼き、金属、プラスチック、磁器、ガラスの順に残留が多くなるので、うどんやラーメンを素焼きの丼で食べると、食器に残留した洗剤も一緒に飲んでしまうということになります。

それでは市販されている洗剤はどうして国が認めているのか?とよく問われます。それは、企業からの政治献金や利益が多大なために、有害だがそんなにひどいわけではないという安易な考えが公然と認められ、そのまま流通に乗っているのです。今は時代が違います。無知ほど怖い世の中なのです。「お医者様は神様です。お上の言うことに間違いはありません」という時代錯誤はもう捨てて、自分の健康は自分で管理する時代になっているのです。

生活の一部分だけではなく、家から徹底して合成洗剤を追放すれば、シンプルな石けんだけの生活がきっと心地いいものになると思います。台所から出た生活排水は、やがて飲み水として戻ってくるのだという意識を常に持つことが改革の鍵なのかもしれません。

ご紹介するシャボン玉石けんは、合成界面活性剤を一切含まない日本製の「無添加石けん」です。

(田近眞知子)

オーガニック・ライフ・サークル会報
2004年11月・12月号(No.65)掲載

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