フウラン Vanda falcata の花変わり品種、天心(てんしん)です。
2018年7月の第14回彩と香の富貴蘭展示即売会にて、三香園から購入。

通常は唇弁の裏側から後ろ向きに伸びる距が、表側から前向きに伸びるという、めちゃくちゃ面白い変異です。

富貴蘭事典によると、元は四国産の野生株から発見された花変わり品種、象山(読み不明:ぞうざん?)であり、
天心は象山の実生とのことです。実生兄弟で花弁にピンク色の乗るものもあり、天晶(てんしょう)という名が付いています。

葉姿は小ぶりの並のフウランで、花の形態形成の極性異常をうかがわせる特徴は見てとれません。

並花と比べるとさらに不思議で興味をそそられる構造です。
ふと気になったのが、果たしてこの天心の距は、並花と同じ構造の距なのでしょうか?
背伸びした言い方をすると(数学は超苦手)、天心の距のトポロジーは並花の距と同じなのか、それとも逆転しているのでしょうか?

このように距が唇弁の表(緑色)と裏(紅色)のどちらに付いているのかを、解きほぐして描いてみると、
並花の距の管内は表側とつながっているのに対し、天心の距の管内は裏側とつながっているようです。
距の内外の機能的な差、例えば蜜の分泌腺がどちら側に付いているのかを調べることで、面白いことが分かりそうです。
7/17のベランダの日中最高38℃、夜間最低29℃。
夕方にたっぷり水をやっても28℃以下には下がらないのかー。
2018年7月の第14回彩と香の富貴蘭展示即売会にて、三香園から購入。

通常は唇弁の裏側から後ろ向きに伸びる距が、表側から前向きに伸びるという、めちゃくちゃ面白い変異です。

富貴蘭事典によると、元は四国産の野生株から発見された花変わり品種、象山(読み不明:ぞうざん?)であり、
天心は象山の実生とのことです。実生兄弟で花弁にピンク色の乗るものもあり、天晶(てんしょう)という名が付いています。

葉姿は小ぶりの並のフウランで、花の形態形成の極性異常をうかがわせる特徴は見てとれません。

並花と比べるとさらに不思議で興味をそそられる構造です。
ふと気になったのが、果たしてこの天心の距は、並花と同じ構造の距なのでしょうか?
背伸びした言い方をすると(数学は超苦手)、天心の距のトポロジーは並花の距と同じなのか、それとも逆転しているのでしょうか?

このように距が唇弁の表(緑色)と裏(紅色)のどちらに付いているのかを、解きほぐして描いてみると、
並花の距の管内は表側とつながっているのに対し、天心の距の管内は裏側とつながっているようです。
距の内外の機能的な差、例えば蜜の分泌腺がどちら側に付いているのかを調べることで、面白いことが分かりそうです。
7/17のベランダの日中最高38℃、夜間最低29℃。
夕方にたっぷり水をやっても28℃以下には下がらないのかー。
自生ランには二重鉢にして受け皿水たっぷり仕様が効果ありましたよ。
地生ランは、ベランダでは最初からあきらめていた面がありましたが、
これは新しく試してみたくなってしまったかも。