カリフォルニア便り ーFROM OQ STUDIOー

~南カリフォルニアから~
陶芸家の器と料理、時々王様の日々

恋を諦めないで

2011年03月31日 | Music

 

「命懸けの恋をした事がありますか?」

これは私が必要に応じてすることがある質問。

私がこう尋ねるのは、

その答えが相手をより深く理解するのに役立つ時に限られますが。


私は・・・・・有るよ。

この恋が叶うなら全て捨てると誓って、本当に捨てた。

仕事も、友達も、住む場所も、多分人としての信用も。

その恋は今も私の傍で呼吸をしていてくれる。御飯も食べるよ。

神様に自分の事をお願いしたりしないで生きていた無宗教の私が、

たった一度「この恋が叶うのなら生涯何も望みません!」と願った。

その願いが叶ったのだから、今度は私が神様との約束を守る番。

以来私はどんなにピンチでも、神頼みはナシ。

 



3月11日以降色々な事が変わってしまって、今もまだ混乱の中にいるけれど、

私は気になって仕方の無い事がひとつある。

災害の3日後はホワイトデーだったよね。

そういう習慣を日本以外では私は知らないけれど、

少なくとも日本ではその日が恋に大義名分を付け易い日であるとは言える。

今年の3月14日が人生最大の決戦の日だった人はいないのだろうか?

例えばプロポーズをしようとしていた男子とか・・・・・

もしいたとして、その日をどう過ごしたのだろうか?


恋は、時と場合を選んでするものではない。

人を好きになる事はいつも突然だ。

そして、本当に相手の事が好きなら、どんな理由があってもその手を緩めては駄目。

中休みをしたり様子を見ていたりしたら、春風に消えてしまうよ。

人間の真実が見えるのは苦境に立たされた時。

つまり今程、相手の根本が見える時は無いと思う。

熱い心でしっかりと相手を見つめて、自分の目に狂いが無いと確信したら、

その恋を諦めないで欲しい。

恋は生きる力になるから。

 

 

 

ラブ・ストーリーは突然に


大粒パールはカジュアルに

2011年03月30日 | Fashion

以前からパールのアクセサリーが好きです。

クラシック、モダン、エレガント、フォーマル・・・・・

合わせるお洋服によって、全く違う印象を見せてくれる永遠不滅なパール。

最近私が特に気に入っているのが大粒のパール。

こちらは直径13ミリと大粒です。

ベーシックなサイズの物と比べると、上品さに欠けてしまう懸念も有るのですが、

私はこの大粒パールをカジュアルに合わせるのが大好きです。

例えばデニムとブルー・ストライプのシャツのような組み合わせの襟元に合わせたり、

大胆なプリントの麻やストレッチ素材などのサマー・ワンピースに合わせたりします。

ちょっとマニッシュだったり、派手めな装いに、

パールマジックが女性らしい品を添えてくれる気がします。

こちらはパールとシルバー細工のロ~~~ングネックレスです。

アンティークな銀の細工がちょっとクラシック。

こちらはデニムにTシャツ、麻のワイドパンツにTシャツなど、

Tシャツコーディネートに合わせます。

本当にとても長くて、小さい私ですとおへその下くらいまで下がります。

この長さのバランスが私は好みで、ストールなどと組み合わせる事も有ります。


昔、私にはパールは似合わないと思っていました。

何だかカッチリし過ぎて雰囲気が違うかな?と。

でも実は水玉模様の大きさや、ストライプやボーダーの幅と同じように、

パールにもその人に似合う大きさが有るのですね。

私の場合は見えない程の極小か写真のような大粒が良いみたいです。

要は、性格と同じで極端ということですか


いずれにせよ、この夏はマリンにパールというのはどうかな?

などと思いを巡らす今日この頃でございます

では

 


ひとり旅

2011年03月29日 | Music

生きている限り、誰にでも平等に与えられている時間。

その時間の中でテクテクと目の前に伸びている道を歩き続ける。

願わくば危険な目に遭わず、悲しい風景を眺める事も無く、

どこかに有るはずの目的地にたどり着きたいものだと思いながら。

 

その道の先に何が有るのか解っている場合もあるし

 

 

未知の世界の扉を開ける為に歩く事もある。

 

 

でも、時として平等に与えられているはずの時間の長さが、

歩いている道の険しさや心の状態によって、

ずいぶん短く感じられたり、

果てしなく長いものに感じられたりするのは、

周りの進む速度と自分の歩く速度を比較しているからなのかな。

 

 

この道の先に何かが有る事は解っていても、

立ち止まりたかったり、よそ見をしたかったり。

いっそ今来た道を戻りたくなってみたり。

理想の速度で前を向いて歩く事は中々難しい。

立ち止まるにも、進むにも勇気が必要な時がある。

それでもひとり旅は続けて行かなくちゃ。

 

 

progress kokua


茶会の楽しみ

2011年03月28日 | Food

私は好きなものが沢山有るけれど、その中にお茶が含まれている事に感謝する日々。

お茶は人の暮らしが有る場所には有名無名にこだわらなければ必ず有る。

私は特定の産地の特定のお茶を愛しているのではなく、植物としての茶葉と

その自然の恵みを体内に取り入れようとして来た人間の文化を愛している。

お茶に限らずブランド、価格、知名度、希少価値等に評価基準を置いていると、

様々な出会いのチャンスを逃す事になる。

例えば味に関して言えば、自分の好みに合わない味と出会う事は、

大変に美味しいと思うものと出会うのと同じくらい価値のある事ではないのか?

この世に自分の好きな物しか無くなってしまったとしたら、

案外それは味気ない世界のような気がする。

そんな私の元には、世界中からお茶が集まって来る。

とても自分では手に入れるどころか、探す事さえ出来ないと思われる名茶から、

人様に差し上げるのがはばかられるような庶民のお茶までいろいろ。

心をオープンにしておけば、沢山の出会いが向こうからやって来てくれる。

私はその出会いを出来るだけ多くの人と分かち合いたいので、

なんだかんだと理由をつけては、茶会を開く。

はるばる海を越えて私の元に来てくれた茶葉達の為に、

出来る限り彼らの流儀でお茶をいれたいと思って少し勉強していた頃もあるが、

そんな事が茶会を主催するのに結構役に立っている。


去年の話になってしまうが、「中秋の名月を愛でる茶会」を我が家の庭で開いた。

ゲストが持ち込んだ中国の伝統的なお月見の提灯

 

茶会の前の軽い食事「鶏そぼろ弁当」

 

簡単な家庭料理だけれど、丸い山に浮かぶ満月を表現した。

輪島塗の角重は小振りな大きさで何段にも重ねる事が出来、大きな重箱よりも出番が多い器。

重なり合う漆のつややかな光沢が月に照らし出され、更に美しさを増す。

次々と箱が目の前に広げられて行くと、ゲストから歓声が上がる。

本物の器の底力を知るのは、こんな時だ。

私はいつも器に助けられている。


このように、茶会にはその日のテーマに沿った簡単な食事の他に、

やはりその日のお茶に合うお菓子を何品か手作りする。

ごまとクルミの焼き菓子

揚げ菓子の「開口笑」

 

ここまで手作りして来たのだから、陶芸家の端くれとして何か作ってみたくなっちゃう私。

工夫茶では茶海と呼ばれる道具を使用するのだが、

それが唯一土物でも不似合いではない道具という事になり焼いてみた。

茶海 ” 水に写る太陽 ”


茶海は急須の上から大量に注がれる湯を受けるための道具なので、

茶の海でゆらゆら揺れる太陽を楽しむことが出来る。

未だに好きか嫌いかを決めかねている画家、ゴッホを私なりに意識した色出し。

 

好きな物を心を込めて、手間をかけて楽しむ事は人生の幸せそのものだ。

そしてそこからも、私は人と器の関係を考える機会を得る。

 

愛すべき世界中の茶葉達に感謝。

 

 

 


Sweet な誘惑

2011年03月27日 | Music

本日も旅の思い出話など。

さてこれはなんでしょう?

そうです、ぜ~んぶスィーツ

三泊四日のショートクルーズの最終日

深夜密かに行われたスィートなパーティーに登場しました。

可愛い女性なら誰もが持っていると言う『別腹』を持っていない可愛くない私。

ディナーをこれでもかという程頂いた深夜のスィーツはちょっと無理。

とは思ったものの、昼間から会場で熱心に制作を続けられていた

パティシェ達の晴れ姿を見ないわけには参りませぬ。

美を求める探究心が食材にまで及んでいる事に嬉しくなってしまいました。


そう言えば昨日、スィーツ・デコ・インストラクターの友人に久しぶりに会いました。

話をしているうちに、スィーツ・デコで使われるガムペーストの質感や特徴が、

実は土に大変似ている事が判明。

陶芸家としての新しいアイディアを得る為にも一度クラスを覗くようにと力説する彼女。

にわかに興味を持ち始める私。

ちょっと調べてみよう


ところで、我が都でしばらく暮らしていた超有名スポーツ選手の奥様が、

ここはファッショナブルとは言い難く、住んでいるのさえイヤという理由で、

どこぞへお引っ越しなさったそうな。

彼女を見れば、ここにはフィットしないのは解るけど、

せめて「私の趣味には合いませんでしたのよ~」ぐらいに留めておいて欲しかった。

私は好きだよ、ここの女性達

そんな彼女に捧げる曲。このビデオに登場するのも全部スィーツだよ

愛しのSnoop Dogg 様も日本の為にチャリチーをして下さっています。

彼のハートも Sweet です

 

Katy Perry feat. Snoop Dogg - California Gurls Official Music Video