「命懸けの恋をした事がありますか?」
これは私が必要に応じてすることがある質問。
私がこう尋ねるのは、
その答えが相手をより深く理解するのに役立つ時に限られますが。
私は・・・・・有るよ。
この恋が叶うなら全て捨てると誓って、本当に捨てた。
仕事も、友達も、住む場所も、多分人としての信用も。
その恋は今も私の傍で呼吸をしていてくれる。御飯も食べるよ。
神様に自分の事をお願いしたりしないで生きていた無宗教の私が、
たった一度「この恋が叶うのなら生涯何も望みません!」と願った。
その願いが叶ったのだから、今度は私が神様との約束を守る番。
以来私はどんなにピンチでも、神頼みはナシ。
3月11日以降色々な事が変わってしまって、今もまだ混乱の中にいるけれど、
私は気になって仕方の無い事がひとつある。
災害の3日後はホワイトデーだったよね。
そういう習慣を日本以外では私は知らないけれど、
少なくとも日本ではその日が恋に大義名分を付け易い日であるとは言える。
今年の3月14日が人生最大の決戦の日だった人はいないのだろうか?
例えばプロポーズをしようとしていた男子とか・・・・・
もしいたとして、その日をどう過ごしたのだろうか?
恋は、時と場合を選んでするものではない。
人を好きになる事はいつも突然だ。
そして、本当に相手の事が好きなら、どんな理由があってもその手を緩めては駄目。
中休みをしたり様子を見ていたりしたら、春風に消えてしまうよ。
人間の真実が見えるのは苦境に立たされた時。
つまり今程、相手の根本が見える時は無いと思う。
熱い心でしっかりと相手を見つめて、自分の目に狂いが無いと確信したら、
その恋を諦めないで欲しい。
恋は生きる力になるから。
ラブ・ストーリーは突然に