ちょっとコーヒーブレイク ≪家づくり応援団!≫

住まいや、住まうひとの健康、お手入れ。整理、収納にお困りの方。
これからの家づくりについての情報をお伝えしていきます。

風通しの良い家

2007年08月06日 | 間取り

2007.8.6  100_6

暑い日が続きます。

ここ上越市でも先日の2日に38.0℃、3日に36.8℃と猛暑日になりました。

この先1週間の最高気温が31~33℃と予報が出ていますが、普通実際の気温は予想気温を上回ることが多いのでまいります。

こんな中で、涼しく過ごせる家ってどんな家かを考えて見ましょう。

最近は、省エネ・温暖化阻止などで冷房・暖房効率のよい「高気密・高断熱」の家が増えてきています。しかし、これはあくまでも冷房機器や暖房機器の効率をよくすることによってエネルギーを節約することを目的にしています。

冬の暖房はともかく、夏は高気密・高断熱に頼らず、家の間取りや構造で最低限の冷房で涼しい家を実現することが可能になります。

一つは、北・南の風の通り抜けを妨げないようにすることです。Image_4

日本古来の家では高温多湿の日本の気候に合わせ家の壁、屋根裏、床下にも風を通し家自体を湿気から守っていたため、家の中は夏でも涼しくいられました。しかし、最近の住宅は気密性を重視しているため窓の配置や間取りを十分に考えなければなりません。

たとえば北側に水周り関係を配置した場合はそれぞれが密室になりやすい為、風を遮断してしまいます。

このような場合に2階の北側の窓より吹抜けを利用し1階の南側の部屋に風が抜けるように間取りを考えます。また吹抜けを設けられない場合や壁などで仕切ざるをえない場合には通気の小窓や壁上部を空けるなど工夫することが出来ます。

二つ目は、陽射しを窓から入れないようにします。

7・8月それと残暑を感じる9月の太陽の角度に合わせ、軒の長さで陽射しを遮断します。冬には陽射しが部屋の奥まで差し込むことを考慮した長さです。

それと午後の西からの陽射しはどんなに軒を伸ばしても窓から入ってしまいます。

西側に窓を設けない、必要以上に大きくしない、UVカットのガラスを使用するなど考えましょう。

あとは屋根の射熱処理と屋根裏の換気を十分考えればエアコンの使用頻度はかなり少なくて済むはずです。

11

http://house.blogmura.com/

http://blog.with2.net/

にほんブログ村 住まいブログへランキングアップにご協力お願いします

人気ブログランキングランキングアップにご協力お願いします