ちょっとコーヒーブレイク ≪家づくり応援団!≫

住まいや、住まうひとの健康、お手入れ。整理、収納にお困りの方。
これからの家づくりについての情報をお伝えしていきます。

屋根断熱・天井断熱

2007年09月07日 | 断熱方法

2007.9.7 Kumori1_6  今のところ台風の影響はあまり感じません

結局昨日は夕方から Kumori1_7 ってきただけで、日中は Hare1_7  、新潟県内はフェーン現象で35℃まで上がりました。

少し前まで涼しかったせいもあり、昨日の暑さには参りました。

家の中の温度計も35℃を指していて、じっとしていても汗がじわじわ、下着が濡れてくるのが解るくらいでした。

Ondosa_12階はさらに暑いようで、用があり階段を3~4段上がると確実に気温の変化を感じ、さらに上がると蒸し風呂状態でした。

我家は築29年と古く、小屋裏の断熱は申し訳程度にしか入っておらず、熱せられた小屋裏の空気が壁に入り部屋全体を包み込むかたちになってしまっています。

今の家は断熱に特に注意していますので私の家とは大きく違いますが、家の屋根側に対する断熱方法には大きく分けて2種類あります。

Tenjyoudannetu_2天井張りの上、小屋裏に断熱材を張る天井断熱と屋根の勾配に沿って断熱材を張る屋根断熱になります。

天井断熱の場合は施工が比較的簡単でコストも余りかかりません。屋根断熱は高さの空間が広く持て開放感が出ます。また、敷地が限られている場合にロフトなどプラススペースを設けることが出来というメリットがあります。しかし、コスト高になったり上下のスペースが大きいため冷暖房が効きづらいなどのデメリットもあります。

Yanedannetu_1素材や工法によってクリアーできる部分もありますが、あまり大きな部屋(L.D.Kなど)や吹抜け+勾配天井はやはり限界があり冷暖房効果は落ちます。

天井断熱では、小屋裏に熱気が溜まりやすく高温多湿となり、断熱効果が落ちるだけでなく湿気によるカビや腐朽も考えられます。十分に空気の流れを作り換気をすることが重要になります。

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Y邸のもっと詳しい構造・工法

2007年08月31日 | 断熱方法

2007.8.31 Ame1_2   / Kumori1  涼しい8月最後の日

今日はY邸のもっと詳しい構造について。

基礎の断熱と壁の断熱の相乗効果を図にしてみました。

Sw_douga_8 Sw_douga1_4

壁の構造合板と断熱材が一体構造になっているSWパネルを柱・土台・梁にはめ込むことで気密性がとれ、床下、壁内は室内と同環境になります。

当然、湿気による土台や柱の腐朽やシロアリの害は無くなり耐久性の良い家が出来ます。

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断熱材と基礎パッキンの関係

2007年08月30日 | 断熱方法

2007.8.30   Ame1_3  Kumori1_2   明けがた寒かった~、 海の上だけ青空出てます

前回、土台工事で基礎断熱と床断熱時の気密パッキンと通気パッキンの関係を図にしてみました。

Tukipakkin1 Tukipakkin_2 

解り易くするやめ細かな構造や部材ははぶいています。

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基礎の断熱方法

2007年08月24日 | 断熱方法

2007.8.24    Hare1_4   清々しく晴れました もう秋の空です

cc

基礎断熱にも内断熱・外断熱があります。

以前、断熱方法で、「断熱Part2断熱方法(充填vs外張)」について書きましたが、基礎においても同じことが言えます。

Soto_uti_dannnetu_1

本来、RC造(鉄筋コンクリート造)の建築物においてコンクリートの熱伝導率が高いことから、断熱材を室内側に施工すると熱橋が生じ、冬に結露を起こす原因になることから、断熱材を外側に施工することでその欠点を解消するようにしたのが「外断熱」です。

しかし、あくまでもRC造での話であり、木造建築に全てあてはまるものではありません。

基礎においてはRC造であり外断熱は有効だと思われますが、RC造の建築物との違いによる問題点もあり一概に外断熱が良いとは、木造住宅に関しては言い切れません。

その一番の問題点はシロアリに対する処理です。シロアリはRC自体を通ることは出来ませんが、断熱材を通り木部の土台、柱へ侵入することができます。

外張の場合、断熱材の外側にシロアリがもぐりこめないメッシュ(網)を2層に張るなどの処理をする必要があります。しかし、コスト面で負担が大きくなります。

対して、内張りで問題の熱橋部分はRCの質量の多さで大きく変わります。木造住宅の基礎部分の割合が少なく、また、外気と接する部分がRC造の建物に比べてもかなり少ない事から、熱橋の影響はあまりないと言えます。

シロアリの害、コスト負担増、外的衝撃による破損などを考えると、基礎の断熱は内断熱が有効だと思われます。

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基礎断熱

2007年08月20日 | 断熱方法

2007.8.20  100_15  予想最高気温 30℃  天気予報だとCr のはず、今は晴れて暑いです

さて、今日は基礎断熱についてのお話です。

Kisodannetu4_1外気の暑さ寒さを遮断するには断熱材で屋根・壁・床方向に家全体をスッポリ覆うことになる訳ですが、床方向の断熱方法はどんな方法がとられているのか?

大きく分けて2種類の方法がありますので簡単ですが説明します。

Image_6

床断熱(左)・・・床下の通気性を確保する場合に行なう断熱方法で床面下の根太間に断熱材を施工します。

基礎断熱(右)・・・床下を密閉した場合に行なう断熱方法で基礎の立ち上がり部分と土間の一部に断熱材を施工します。

床断熱は日本の伝統的な構造からきたもので、土台や柱を腐朽やシロアリの害から守るために基礎に窓を開け空気の流れを作り湿気を溜めない構造の場合に用いられる方法です。

それに変わり、最近「高気密・高断熱」の家が増えてきています。

基礎断熱はその高気密性を確保するために基礎部分も外気と遮断し、家の室内と同環境にすることを目的にしています。当然土台や柱に湿気が溜まることも無いため腐朽やシロアリの害にも強く害虫の侵入も防げます。また、地面温度は1年を通して15~20℃と安定していることで、地熱により夏は涼しく、冬は暖かな室内環境を作り出すことが出来ます。

反面なんらかの原因(給排水の漏れ、洪水などによる水没)で水が浸入してしまった場合は排水や湿気の除去が難しいと言う欠点もあります。

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断熱材についての過去ブログ

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