【ビジネスの裏側】
かつて若者のたまり場だったゲームセンター。
しかしここ数年、少子化やソーシャルゲームの台頭などで、苦戦を強いられている中、施設やメーカー側が熱視線を送っているのが、経済的にも時間的にも余裕のあるシニア層だ。
シニア初心者向けの体験教室を開催したり、シニア向けに「コーヒー無料サービス」「限定スタンプカード発行」など、あの手この手のサービスでシニア層の取り込みをはかっている。
(佐々木詩)
■初心者ツアーからマスターズまで
「おじいちゃん、がんばれ!」。
4月上旬、土曜日の昼下がり。
ゲームソフトメーカー「カプコン」(大阪市中央区)のゲームセンター「プラサカプコン京都店」(京都市右京区)に子供たちの歓声が響いた。
この日は、「クレーンゲームマスターズ選手権」が開催されており、50歳以上のシニア層が「クレーンゲーム」と呼ばれる、菓子のつかみどりに挑戦していた。
菓子をクレーンに引っかけ、うまく落とせると「よしっ」と声を上げたり、失敗すると腕を振って悔しがったり。
孫6人の声援を受けて挑戦し見事優勝した、京都市伏見区のタクシー運転手の男性(60)は「孫を連れてきたとき、やってみたら面白くて、すっかりはまってしまいました」と笑顔をみせる。
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