民主党
民主党が8日の常任幹事会で、1年3か月に及んだ小沢一郎元代表に対する党員資格停止処分の解除を正式決定したことで、元代表が党内復権に向けて動き出した。
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元代表は「数の力」を誇示して党運営の主導権確保に動くとみられるが、いくつものハードルが控える。
◆「数の力」
民主党の輿石幹事長は8日夕、常任幹事会で処分解除の結論を出した直後、小沢元代表の秘書に電話で結論を伝えた。元代表はすぐに輿石氏に電話を入れ、かすれた声で「ありがとう」と答えた。
元代表は風邪気味のため、8日は東京・深沢の自宅などで過ごし、衆院本会議にも出席しなかった。5日から7日までは、住吉大社(大阪市)、大神神社(奈良県)、伊勢神宮(三重県)を参拝して回った。3月下旬から無罪を祈る願掛けに出かけており、そのお礼参りだった。
8日午前中、元代表の秘書は、国会内の事務所に、袋詰めされた大量の党員・サポーター募集用紙を運び入れた。処分解除の結論を見越した対応だ。元代表の周囲は「(党員・サポーターが投票権を持つ)代表選出馬への意欲の表れだ」と受け止め、高揚感が広がった。小沢グループでは、9月の党代表選に備え、党員・サポーター集めを秘書らに指示した議員もいた。
元代表は処分解除を受け、代表選への出馬をにらみ、党内での復権を目指す考えだ。首相の座を目指す姿勢を示すことで、求心力を高め、「数の力」で党運営の主導権を握るというシナリオを描く。
(2012年5月9日08時53分
読売新聞)
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