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福岡テーマのラブソング、ラテングラミー賞に

2010-11-22 13:23:07 | 日記

 昨年夏の野外音楽祭で訪れた福岡をテーマに、中米・ドミニカ共和国の人気歌手がつくった曲が今月、ラテン音楽の最高峰とされるラテングラミー賞の最優秀トロピカルソング賞に選ばれた。
 地球の裏側にあるカリブ海の島から駆け付けた時の思いを込めたラブソングで、スペイン語の歌詞には何度も「フクオカ」が登場する。音楽祭の関係者は「世界中でフクオカの名が口ずさまれる日が来るかもしれない」と喜んでいる。(本部洋介)
 この曲は、「バチャータ・エン・フクオカ(福岡でバチャータを歌う)」。
 ラテン音楽のうち、比較的ゆっくりしたリズムが特徴の「バチャータ」という伝統音楽で、グラミー賞とそのラテン版にあたるラテングラミー賞を10回以上受賞した男性人気歌手、フアン・ルイス・ゲラさん(53)が作詞作曲した。
 ゲラさんが初来日し、福岡市のシーサイドももち・地行浜での野外音楽祭に出演したのは、昨年8月。
 音楽祭を企画したNPO法人「ティエンポ・イベロアメリカーノ」(福岡市)によると、日本にあこがれていたというゲラさん側から出演希望が寄せられたといい、約3000人を前に熱唱したゲラさんは、日本人がラテン音楽を楽しむ様子に驚き、喜んだ。そして、「青い海が広がり、落ち着いた雰囲気」の街を気に入った様子だったという。
 帰国後につくられた3分の曲には、そんな福岡への思いがちりばめられている。福岡の地で歌ったこと、夕日に染まる空の下、百道浜を歩いたこと……。「モモチハマ」、「アリガトウ」、そして、「フクオカ」は12回も歌詞に登場する。
 この曲を聴いた同NPO法人メンバーの橘高ちひろさん(28)(福岡市)は「古里の福岡がこんなステキな曲を生むなんて」と感激した様子。今年4月、米国や中南米で曲が発表されると反響を呼び、アルゼンチンやウルグアイのラジオでは毎日のように流れたという。日本でもこの曲を収めたアルバムが発売されている。
 同法人センター長でアルゼンチン人のサンティアゴ・エレーラさん(42)は「フクオカの名は世界に知れわたる」と笑顔を見せた。
(2010年11月21日16時48分
読売新聞)


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