明日はおそらく七転八倒!

勝手に新選組。
自分は新選組が好きなので、勝手に新選組を始めます。
あくまで、勝手にってのがミソです。

新見錦

2015-01-14 20:57:31 | 勝手に新選組
昨日は新選組の名前がつくことになった出来事(実際はほとんどなにもしていなかったみたいだが・・・)八月十八日の政変をやったので、今日はせっかくなんで新選組結成時の局長をやろうと思う。

新選組局長、新見錦

そんなわけで、勝手に新選組。

名前
新見錦(にいみ にしき、もしくは、しんみ にしき)

別名
田中伊織

生誕
1836年

死没
1863年10月25日

出身
常陸国水戸

流派
神道無念流

役職
局長
副長

性格
横暴で傲慢だったようだ。

ニックネーム
局長だが、画像はない。

よく、言われるのが芹沢鴨を小型がしたのが新見錦。

芹沢は、ドラえもんで言うところのジャイアンである。

それのちっちゃい版・・・。



『ジャイ小』



今回のニックネームは失敗である。

逸話
まず、「局長は近藤勇じゃないの!?」と思った人もいるだろう。

近藤も局長である事は間違いない。

新選組は結成時、局長が3人いた。

筆頭局長の芹沢鴨。

近藤勇。

そして、新見錦。

ただ、正直いうと自分は新見に局長の素質があるとは思えない。

土方歳三の方が、局長の器であると思っている。

屯所、八木邸のご主人八木さんには「新見さんのことは全然覚えてませーん。気がついたらいなくなってましたー」と言われる始末。

そんなヤツが局長だったのだ。

世も末である。

新見は水戸藩出身で筆頭局長の芹沢も水戸藩出身。

芹沢と、どこでどう知り合ったか、詳しくはわからないが、どうやら昔からの知り合いであったようだ。

一つの組織に局長が3人もいるという事は当然、派閥争いがあったようだ。

芹沢派と近藤派。

新見は芹沢派だったようだ。

そんなわけで、芹沢が新見を推薦したのではないかと思われる。

新見は剣の腕もあり、学もそれなりだったようだが、自分の印象では芹沢の金魚のフンだ。

いつも、芹沢にくっついてまわり、芹沢のマネをして横暴、傲慢に振る舞う。

近藤たちも、新見の行動には参っていたようだ。

乱暴したり、恐喝したりしていたようだ。

そんで困り果てた近藤達は「新見さんはどうにかならないもんですかい?」と芹沢に相談したとか、しないとか・・・。

そして芹沢は新見に「お前、最近調子乗り過ぎ!」と叱ったようだが、新見の生活態度は直らなかったようだ。

そんなわけで、新見は局長から副長に降ろされてしまう。

しかしそれでも、新見の生活態度は変わらない。

そんなとき、新見が祇園の料亭、山緒に近藤と芹沢を呼び出したそうだ。

新見といい感じの芸妓を、近藤と芹沢に紹介する為だったらしい。

そして新見は「見てくださいよー。オイラの彼女。ちょーかわいいでしょ」とか言う。

しかし、その芸妓、実は芹沢が狙っていた女の子だったようだ。

そして「この娘、ずっとオレが狙っていたのにー。なんで、オレじゃないんだよ!悔しったらありゃしない!」と新見をかばい続けていた芹沢も怒ってしまったのだ。

そして、土方は新見がした悪い事に対し「これ、完全アウトじゃん!局中法度破りすぎじゃん!」となる。

そして、山緒で新見が飲んだくれているところ、近藤が切腹させたらしい。(芹沢という説もある)

まあ、こうやって見てみると新見はちっちゃいジャイアン『ジャイ小』では無かったのだろう。

どちらかと言うと『スネ夫』だ。

本当は局長の器じゃないのに、剣が少し強くて、勉強もちょっと出来ただけで、局長になってしまった。

内心「オイラなんかに局長は無理だよう」と思っていた事だろう。

しかし、「でも憧れの芹沢さんがオイラを局長にしてくれたんだ。頑張らないと・・・」と思い、局長っぽく振る舞おうと思ったら、方向性を間違えてしまっただけかもしれない。

芹沢の為に頑張れば頑張るほど、空回り。

それどころか芹沢を怒らせてしまう。

そして、頑張った結果、切腹と言う、なんとも言えない結末。

しかしまあ、芹沢の嫉妬で切腹なんて本人が知ったらどんな顔をする事やら・・・と勝手に思うのである。