45禁:オジサンのためのカラーコーディネイト

アラ還の筆者が45歳以上のオジサンを対象に、カラーコーデを図版入りで解説するという前代未聞のおためごかしサイトです。

秋冬のグレージャケットの着こなし

2014-01-03 10:52:28 | ミディアムグレージャケットの着こなし
秋冬のグレーは、重ね着ができる分だけ、着こなしのバリエーションが広がります。例えば、ヴェスト。グリーン系、赤系はもちろん、ダウンヴェスト、キルティングヴェストなど。他にもパーカーを重ねたり、ストールを巻いたりと、複雑な演出ができます。
それだけに、パターンを覚えにくく、ややもすると退屈な着こなしに陥りがちです。
最初はヴェスト。パンツは色落ちデニムで、シャツは白または黒のニット。暖色系の色を使う時は、オフホワイトのパンツ。


グレーには、オレンジや黄系の刺し色が使えます。原則どんな色でも合うので大丈夫ですが服飾で刺し色に使う色は、さほどビビッドではないという点に注意。マスタードとかキャメルとか呼ばれるのは、すこしだけグレーの入った色です。もちろんくすんだブルーであるデニムもその一つになります。


最後は、モノトーンのコーデ。これは、ゴテゴテグラデーションで着こなさずにシンプルに着た方が効果的。黒いマフラーや黒いレタードロングTなどが役に立ちます。


黒の革ジャンをもっと着こなすには

2014-01-02 07:18:04 | 黒ジャケットの着こなし
黒の革ジャン。男の永遠の憧れアイテム。オジサン世代なら一着は持っているはず。しかしこれが着こなすとなると色落ちデニムに白Tというワンパターンしか知らないという方が多いのでは。いや、こんんもの秋冬はテキトーにセーターの上に着てファスナー閉めちゃえばいいんだって・・それじゃ淋しいじゃないですか。
そこで、今回インナーのバリエーションから整理してまいります。
1.春先ならTシャツですが、秋冬はニット。
ライトグレーのミドルゲージのニットを少し色落ちの進んだデニムにあわせて。
これで革ジャンが優しい雰囲気の散歩着になります。
2.チャコールグレーのハイゲージニットには、明るいブルー系のネルシャツを間に着てデニムはさらに明るい色落ちのものを。
3.黒いタートルネックを着て、暗めのデニムで全身黒っぽくまとめるなら、ツィードのベストを羽織ってボタンは留めずに、着崩した雰囲気で。
4.白シャツ、グレーのカーディガン、パンツもグレーのモノトーンコーデなら
グレーのストールを巻いて首回りにアクセントを。


革ジャンほどパーカーの合うアイテムはないと思います。ここではパーカーの色にあわせてパンツをどう選ぶかに注目。原則は、パーカーが明るいならパンツも明るく。暗いならパンツも暗く。パーカーの彩度が高いなら、パンツは暗く。の2点です。
4のように見慣れない色を持ってきたら、上下黒で包み込むイメージで。パーカーがグレーならパンツの色が主役。2のようなパープルっぽいブルーには暗めのネイビーでとけこませる。
1,3はカジュアル。2、4はトラベルウエアなどに面白いでしょう。


シャツ合わせはまずデニムシャツから。このままでは寒いでしょうから革ジャンの上からコートを着ることになるでしょう。ちょっと抵抗あるかもしれませんが
薄手のライダースジャケットなら全く問題なく着られます。ファッション誌でもそういう着こなしを提案しているものが少なくないです。
デニムシャツにはグレーのウールパンツ。チェックシャツには、ホワイトデニムか白っぽい色落ちデニムがよくあいます。チェックはくすんだ赤系か紫系で。派手になりすぎない柄を選んだほうかいいでしょう。


ニットなら、赤にチャレンジ。どうせならインナーにも赤チェック。こういう派手なコーデでも周囲を黒が取り囲むと落ち着いてみえます。くつろいだパーティなどにいかがでしょう。
次の3つは、同系の赤紫からローズ色まで、セーターが主役のコーデ。主役を引き立たせるためにはパンツの明度を押さえるのと、デニムのパープル色との連想を感じさせる色味を選んでいます。

ネイビージャケットの秋冬の着こなし

2014-01-01 09:04:43 | ネイビージャケットの着こなし
ネイビージャケットの秋冬の着こなし。
合わせるパンツは白・オフホワイト、ライトグレー、淡いブルーデニム。このあたりが定番。もちろんベージュのチノでもいいのですが、すでに解説済み。
春夏にやった着こなしを秋冬でも応用すると、ボーダー柄のニットにライトグレーセーター。これを肩に掛けることで暖かそうに見えます。ポイントはジャケットがリジッドデニムであること。Gジャンでもいいですが、カバーオールのほうがいい感じでまとまりそう。
ライトベージュもしくはライトグレーのパンツにライトグレーのニット。これだけでは単純なので中にきたブルーのシャツを襟や裾から覗かせます。


パンツがデニムなら、同じグレーでもより軽快な印象になります。
次は、インナーにネイビーのニットを着て上半身ワントーン。ここでチェックシャツを中に着こんで、裾出し襟出しでアクセントにしています。

ダークベージュ・サンドベージュのジャケットの着こなし

2013-12-31 08:30:57 | サンドベージュ ジャケットの着こなし
前回に続いてダークベージュの着こなしです。サンドベージュとも呼ばれるくすんだ肌色のような色はウールのジャケットを中心にメンズの服装によく出てきます。
色落ち少なめのデニムによく合います。


この色は、赤味を帯びたり黄味を帯びたりして表情が変わります。グリーンが入ればカーキ・オリーブと呼ばれる流れです。いずれにしろランチコートやフィールドコートの色として使われます。濃いめのデニムと白Tシャツ、あるいは黒のインナーにグレーのパンツ。(汚れてみえないようにどこかに必ず白を)


次がちょっと不思議なコーデです。赤味がかった茶と黄緑よりの黄とデニムのブルーが三つ巴でかみ合って成り立つバランス。そもそも、挿し色というのは同系色や無彩色同士の退屈な配色に、活を入れるものだったりします。ではここでのマスタードの役割とは???
この配色をメンズ誌で見たときの驚きは忘れません。焦げ茶のコーデユロイジャケットの下に、マスタードのコーデュロイシャツを重ね、色落ちの進んだ淡いブルーのデニムを合わせていました。(中央左の図)マスタードのニットやコーデュロイシャツはさほど入手の困難なアイテムではなく、残りは誰でも持っていそうな服なのに、なかなかこの着こなしをしている人にお目にかかりません。ガンクラブチェックのジャケットでも焦げ茶のコーデュロイでもどちらでもいいからぜひ、からし色をあわせてみてください。


冬のアウターを無造作に羽織るには、下に着る服をモノトーンでまとめておくと楽です。白黒ボーダーに白やライトグレーのパンツなら、何を羽織っても破綻はきたしません。これを紹介しているのは雑誌Safariですが、この雑誌の面白いのは実用性を解説するところです。



リジッドデニムや黒いパンツに合わせるならインナーに白以外の色味のあるものを持ってきます。ジャケットの濃淡でいくかブルーのシャツでいくか。

最後はダークベージュの濃淡。これは楽なようで難しいです。彩度を押さえたオレンジを少量アクセントカラーに使うのがコツ。

オレンジとベージュの着こなし

2013-12-30 10:52:23 | 暖色系のジャケット
本日は、オレンジとベージュの着こなしです。
オレンジ系のビビッドな色。ついふらふらっと買ってしまって、さて何とあわせようか・・・悩んだりします。
キャメルのジャケットの時に書きましたが、オレンジもキャメル同様、合う色が少ない代表選手。黒と白は間違いなくあうので、白シャツにブラックチノというのが「無難」な選択です。(図版左)
オレンジをカーディガンなどで「挿し色」的に使う場合でも他は、モノトーンかオフホワイトでまとめるのが上品です。
(図版右)


ビビッドなカラーのニットは、挿し色として便利です。挿し色を使うポイントは
ベースとなるコーデを黒白グレーのモノトーンでまとめることの他に、グレーに
色味を含ませるものを着たら、挿し色の彩度は抑える。

右端の赤は、ジャケットのチャコールグレーがやや赤みを帯びていることから、ニットの
彩度を落としています。
グレーの濃淡の上下にビビッドなニットを加えたり、白とグレーの濃淡に
ビビッドなカラーニットを肩に掛けるなど。



オレンジ系のいろをインナーに着る上で、パンツはこれしかない、と言えるのが
リジッドデニムです。オ
レンジの反対色は青紫でそれを暗くしたのがインディゴの染め色です。オレンジにグレーを混ぜた茶褐色もまたリジッドデニムによく合います。
オレンジのニットは、彩度を押さえたものを選ぶようにします。無彩色とあわせると、彩度対比で、そのままでもオレンジがより鮮やかにみえるからです。ジャケットは遠目グレーに見えるくすんだベージュやオフホワイトがいいでしょう。さきほど申し上げた彩度対比の効果でオレンジを輝いて見せます。



ベージュ系のジャケットはデニムやグレーパンツと白シャツというコーデが多いですが、チェックシャツにあわせるならこんな感じという例を。
チェックシャツは派手すぎない柄で。白が入っていたほうがキャメルの色を綺麗にみせます。


暖色系の柄モノニットをあわせるにはこのパターン。案外忘れていたコーデといえるのでは?セーターの柄から一色とったスニーカーが遊び心を感じさせます。

今年の冬は、久しぶりの9連休だそうです。ご家族とのお出かけをより一層楽しくさせる
コーディネートが見つかりましたでしょうか。
冬はコートを着ちゃうからと手を抜かずに、コートを脱いでもオシャレであることはもとより
コートのボタンを開けてもオシャレという風でありたいですね。

秋冬のカーキの着こなし 年末大特集

2013-12-29 09:44:20 | カーキジャケットの着こなし
今月号のSafariは凄いです。もともとこの雑誌は着こなしのマニュアルを志向する雑誌でしたが、今月号は着こなしのノウハウてんこ盛り。こんなにいっぺんに載せて次号は大丈夫か?と心配したくなるほどです。今月号では、カーキ・オリーブなど冬ならではカラーをふんだんに扱っています。
このブログでは、メンズ各誌でみつけた、カッコいいコーデの中から、オジサンが着ても似合いそうなものを各誌からピックアップ。それをカラーコーデの視点で独自に解説。隠れた着こなしのノウハウを発見しようと試みてきました。それがメンズ誌でここまで丁寧に手ほどきしてくれるなら私のやるべきことは何もない。そういう「危機感?」すら感じました。Safariの中にも「革ジャンはもっといろいろな着方をしよう」なんて記事があって、少し前に還暦祝いの赤いチャンチャンコならぬ黒い革ジャンを買ってもらったばかりの私は、その特集に涙が出ました。私も黒いライダースジャケットは、雑誌でよくみるモノクロのコーデをしていましたが、これカッコいいけど結構あきる。コートの下に着ようかとかローゲージニットに重ねてはいけないのかとか思っていた着こなしが全部紹介されていました。なんて気の利く雑誌なんだ。
同様に、今一番困っているのが「カッコいいカーキの着回し」。

これまで、http://blog.goo.ne.jp/omuzim/c/079a12069efa48bdb1927b89e50fef2e
にカーキのジャケットの着こなしをまとめてきました。秋冬版をさらに強化して一挙ご説明いたします。
参照させていただいたメンズ雑誌各誌は今月号です。カーキの場合、色あいが微妙ですのでぜひ雑誌で写真をごらんになることをお奨めいたします。










ネイビー・黒ジャケットの着こなしのまとめ(秋冬)

2013-12-27 10:18:13 | まとめ
ネイビー・黒ジャケットの着こなしのまとめです。
黒は、グレー系のグラデーションの着こなしに余計な色を指さずに、シンプルに着た方がお洒落。薄手のレザーブルゾンなどをコートの下にジャケット風に着るきこなしなどみかけますが、そんなときはコートの色味をいかしブルゾン以下は無彩色というほうがまとまりやすいでしょう。グラフィックTシャツをあわせるコーデは春夏でもありましたが、パンツがミディアムグレーというのが秋冬。ロングTは厚手のもの。スエットなども。
黒と白のギンガムチェックのシャツをお持ちなら、ぜひこんなシンプルな着こなしを。チャコールグレーのパンツは、ウールでもいいしリジッドデニムでも可。ジャケットは黒のコーデュロイとかリジッドデニム。
外出はこの上にダウンジャケットを羽織る。ベージュでもカーキでもオレンジでも黄緑でもどんな色を持ってきても大丈夫。
ネイビージャケットに暗めのブルーのクルーネックニットを合わせる。インナーに着た白いボタンダウンシャツの襟と裾の白を効かせます。パンツはやや明るめにミディアムグレーのウールパンツ。
右端は左端のバリエーション。インナーに白のブロードクロスのシャツを着てチャコールグレーのシェトランドウールのクルーネック。パンツはジャージー素材のウール。お気に入りのレザーブルゾンを休日に羽織るにはこんなコーデで。


ネイビージャケット + オフホワイトパンツの着こなし

2013-12-26 00:31:33 | まとめ
ネイビージャケットの着こなし続き
ベージュ濃いめのパンツに続き、オフホワイト、白パンの場合、チャコールグレー地にドット柄のシャツ、またはニット。首にサーモン系のスカーフを巻く。
左から二つ目、デニムシャツにブルーのニット、ネイビージャケット。ジャケットはテーラードカラーでもコーデュロイなどカジュアルな感じが似合いそう。ダウンジャケットでも可。上半身にブルーのグラデーションコーデにしたらパンツはオフホワイトか白パン。
右から二つ目、インナーにライトグレーのタールネックセーター。その上にGジャンを重ね、ジャケットを羽織る。デニムのブルー、ライトグレー、オフホワイトのチノ(またはコーデュロイ)。ネイビーに合う色は全部そろった感がありますがダメ押しにチャコールグレーのマフラーを。ニットの裾出しでライトグレーを効かせます。
右端は、ミディアムグレーのツィードジャケットの着こなしですが、隣のコーデとパンツ、インナー、までは同じ。Gジャンの代わりに革のライダー素ジャケット。アウターはコートのイメージですがアームホールの大きいジャケットなら重ね着も。ちょうど革のジレを着たようなイメージになります。色は単純なグラデーションですが、素材がツィード、革、ハイゲージのニット、コーデュロイと多彩な着こなし。イラストを参考に、お手持ちのアイテムでぜひおためしください。


秋冬のネイビージャケットの着こなしのまとめ

2013-12-25 07:07:11 | まとめ
秋冬のネイビージャケットの着こなしのまとめです。合わせるパンツごとに幾度かに分けてご説明いたします。最初は「濃いめのベージュの綿パン」。
春夏ならライトベージュかオフホワイト(生成り)のパンツが中心ですが、秋冬は少し彩度の濃いこの色を穿く機会が多いようです。なぜかと言うと春夏は白っぽかったインナーが、セーターやネルシャツだの色味の強いアイテムに替わるから。
左端は、最もシンプルでお洒落感もある着こなし。インナーはミディアムグレーのニットやスェットかパーカー、あるいは色落ちの少ないデニムシャツやGジャンでも同じ雰囲気になります。ミディアムグレーの落ち着いた雰囲気がオジサンによく似合うコーデだと思います。
左から二つ目は、手持ちのニットがライトグレー寄りで、あわせてもしっくりこない場合、ネイビーと濃いベージュのチェックのシャツをあわせます。白を入れないであくまでジャケットの紺・パンツのベージュとグレーだけでまとめているところが40代以降の着こなしです。チェックを無関係な色にすると若者のアメカジ風になるか老人の散歩着になるかどちらか。色をしっかり合わせることです。
右から二番目は、白いスエットにライトグレーのパーカー。これは、白いTシャツにVネックのニットでもOK,洗いざらしのスエットにカシミアのパーカー、それにネイビージャケットを羽織る。こんな格好のオジサンがマンションのエレベーターから降りてきたら、「いつもお洒落ですね」と声をかけたくなります。
右端。シャツのチェックに白が入るのなら、パンツは少しだけ明るめにしてインナーに白いカットソー(着丈は長めのもの)を着て、裾と首回りに白を効かせる。冬場なら薄手のモックタートルにネルシャツというのもいいでしょう。


チャコールグレージャケットのコーデのまとめ

2013-12-24 10:09:56 | まとめ
私はカラーコーデのパターンには3通りあるのだと思っています。
①反対色(補色)を彩度を落として合わせる。(例 ネイビーとライトベージュ)
②モノクロームと合わせる  (例 カーキとグレー、 キャメルと白)
③同じカラーの濃淡   状況によっては挿し色を使うことも
しかし、グレーの場合この①~②は使えませんし③の場合彩度差がないことからぼけたイメージになりがちです。
チャコールグレーのジャケット。フラノやツィードの他ダウンジャケットやニットジャケットにも使われる色です。
暗い色のパンツを合わせると平淡な組み合わせになってしまうので、濃いめのベージュやキャメル、デニムならブルーの色味の強いデニム、淡色デニムならシャツにブルーの柄物をを取り込んだ着こなしがいいでしょう。
左から、やや色落ちしたデニムパンツに、インナーに白T,ブルーとグレーと白のチェックシャツ。
左から2番目、インナーに黒いセーターを持ってくるなら、ブルーの色味の綺麗なデニムを。
右から二番目 キャメル色のチノパンには、上下はコントラストを効かせたグレーの明暗で。
右端は、やや淡いベージュのチノを穿いてこげ茶のジレと黄土色の柄物のマフラーをアクセントに。
上下グレーの濃淡にするときはどちらかに柄物を持ってくるとまとまります。
挿し色は、鮮やかな色なら何でもいけますが、純色になりすぎないように。
服の場合鮮やかにみえても意外と彩度は低いものです。
挿し色アイテムはニットやパーカーあたりでしょうが、マフラーあたりで試してみるのも無難です。