45禁:オジサンのためのカラーコーディネイト

アラ還の筆者が45歳以上のオジサンを対象に、カラーコーデを図版入りで解説するという前代未聞のおためごかしサイトです。

淡いブルーのジャケットに淡いベージュを合わせる

2013-08-03 09:22:56 | ブルージャケットの着こなし
図版はブルーのコードレーンのジャケットですが、プルーっぽいコットンジャケットで代用しました。このあたりの薄いブルーが、ベージュのチノパンによく合います。ジャケットもパンツも淡い色同士で組み合わせるのは戸惑うものですが、上濃下淡、または上淡下濃の組合せに比べて上品で優しい雰囲気が作れます。
春夏の淡色ジャケットの着こなしを濃色パンツだけで考えるとインナーのバリエーションが少ない季節なだけに、平凡に陥りがちです。これまでも見てきたように白パンを加えて淡色ジャケットでも上下のコントラストを逆転させたり、淡色パンツを組み合わせて色あいの対比で別の雰囲気をつくったりできるものです。
淡色ジャケットに色落ちデニムを組み合わせたりもしましたが、これは実はチノと同じく淡色同士の色合い対比の組合せだったということにお気づきでしょうか。ファッションは秋冬のほうが圧倒的に色彩もアイテムも素材も豊富で、春夏というと単調なイメージですが、明るい色、淡色のアイテムを着こなすコツをつかめば楽しみが拡がることは間違いないでしょう。

ジャケット JUNMEN
シャツ 無印良品
パンツ バーバリー


ボーダーニットのジャケットに明るいブルーのポロシャツをあわせる着こなし

2013-07-22 07:01:55 | ブルージャケットの着こなし
昨日と同じ上下に、インナーを鮮やかめのブルーのポロシャツに替えた着こなし。図版はより太いボーダーで、インナーにターコイズブルーのベストを着ていますが、これは太いボーダー柄にあわせてインナーも重厚感を増すためだと思われます。
ビビッドブルーまでは鮮やかではないけど、一枚で着ても目立つ程度の鮮やかさのブルー。ネイビーのグラデーションに使うと破綻をきたした感じになります。もともとネイビーがブルーに濃いグレーを混ぜた色だからです。ブルーデニムが合うのはやはりインディゴの色が落ちてブルーグレーになっているからではないでしょうか。ところがきれいなブルーのポロは純色に白を混ぜた感じで全体にグレー味が少ない。ですから合わせるアイテムに苦労するのだと思います。白か黒を合わせる着こなし以外になかなか合わせるアイテムがみつかりません。ですからボーダーニットのような曖昧なアイテムは貴重です。ネイビーの面積バランスが丁度いいのだと思います。
ジャケットとパンツは昨日と同様
ポロシャツ ダンヒル


ニットのボーダージャケットに濃紺のTシャツをあわせる着こなし

2013-07-21 09:29:08 | ブルージャケットの着こなし
2~3年前から、ニットのボーダージャケットをショップでよく見かけるようになりました。白とネイビーのボーダー柄ですから、インナーは白にしようかネイビーにしようか迷うところ。ラフなジャケットですからポロシャツよりもTシャツが気軽な雰囲気でいいかもしれません。白シャツにリジッドデニムというのもいいですし逆に、図版のようにネイビーのTシャツに白パンというのも夏らしいコーデですね。
ネイビーのTシャツ一枚ならパンツは明るいベージュとかカーキとか思い浮かびますが、白パンとあわせるのはコントラストが強すぎてためらうかもしれません。そこがジャケットとパンツとインナーの3点あわせと違うところです。ジャケットががあることでパンツとインナーの距離が縮まる。
よく考えてみるとジャケットがネイビーでインナーがネイビーと白のボーダーでパンツが白なんてのはマリンコーデの定番ですよね。色数を絞ったコーデでベルトやシューズに赤っぽい焦げ茶をアクセントに使うというのも定石通り。
ジャケットの素材は綿70と麻30の混紡.軽くて爽やかな着心地です。
ドレスコードの厳しいホテルやレストランでの食事などのときにこういうジャケットが一枚あると重宝します。
ニットですから肩にかけてもいいし、まるめてしまっても皺にならないです。
ジャケット ユナイテッドアローズ
Tシャツ DANIELE ZLESSANDRINI
パンツ ユナイテッドアローズ


ブルーの千鳥格子の麻・綿のジャケットに濃いめのデニムパンツを合わせる着こなし

2013-07-18 04:21:31 | ブルージャケットの着こなし
ブルーの千鳥格子のジャケットは、麻と綿の混紡。麻が60%で全体の手触りがドライな感じで涼しげな一着です。三つボタンのボックスシルエット、襟が小さ目というのも流行に影響なく長く着られるデザインだと思います。パンツには明るいベージュや白の綿パンというのがよくあるコーデですが、ここでは濃いめのデニムパンツを合わせジャケットのブルーを強調する着こなしをしています。
デニムは、ストレッチの入った薄手のスキニ―タイプのもの。インナーは白ポロでもかまいませんが、あえてネイビーの麻のニットタイをして全体がブルーグレーのグラデーションになるように仕組んでいます。
シャツをタックインするとベルトが目立ちます。黒で存在感のあるものを選ぶといいです。ニットタイをするならポケットチーフはないほうがいいです。ニットタイが暑苦しいなら濃いめの紺のポケットチーフがあってもアクセントになります。
夏の夜のジャズクラブてな感じの着こなしですが、仕事がらみで一日社外の技術講習会というようなときに、着ていて肩のこらないこういうジャケットがふさわしいかもしれません。
ジャケット バーバリー
シャツ 無印良品
ニットタイ シャツメーカー鎌倉
パンツ ユニクロ(ストレッチ スキニ―)
ベルト ルイヴィトン

ブルーコットンジャケットの着こなし ネイビーパンツで

2013-06-26 04:36:34 | ブルージャケットの着こなし
図版の明るいブルーに対して手持ちはブルーグレーの千鳥格子。
コットン・リネンの軽い一着。前回との違いはシャツ。同じブルー・白・ネイビーのコーデでもインナーのシャツが替わると雰囲気が変わります。タックインしてベルトが目立つのと、全体にきちんとした雰囲気になります。これを消すには、わざとパンツを細身のものを選んで裾をロールアップ。素足にデッキシューズを履いて、カジュアル感を増す工夫が必要。パンツがこなれた感じになることでジャケットの堅苦しさが抜けて着なれた腑に着になってくればしめたもの。
夏のテーラードジャケット、いくら肩パッドのないタイプを選んでも、パンツをネイビーのチノ、白いポロにするとゴルフ場に向かうオジサンになってしまいます。そこをスリムなリジッドデニムにするだけで、カジュアル感が増します。素足にスリッポン。素足にローファーというあたりが着崩しの肝。ベルトと靴が雰囲気を左右する重要な脇役になりそうです。ともかく夏のジャケットはハンガーにかかったまま、一度も着ないで秋を迎えるという可哀そうな目にあうことも。そもそも旅行着とかで買ってみても夏の帰省や奥様とレストランにでかけるときくらいで、普段の休日にカジュアルっぽく着る機会がないのでしょう。気軽に着ることで服も体になじみます。
ジャケット、バーバリー。シャツ JUNRED パンツ ユニクロ レギンスジーンズ ベルト ルイ・ヴィトン


ブルージャケットの着こなし

2013-05-23 06:54:00 | ブルージャケットの着こなし
デニムシャツの着こなしを参照していただくとわかりますが、明るいブルーというのは案外と他の色を受けいれない頑固者です。
 それに比べて、ネイビーブルーは恐ろしいまでに許容力のある色です。この二つを上下にもってきたときのインナーで悩むことが多いです。白いブロードクロスのシャツ一枚でいいのですが、何か物足りない。


色が足りないと思い込んでマルチカラーのボーダーシャツとかもってくると、奇妙な感じになってしまいます。
 実はそのあたり、5月20日のブログに書いていますが、パンツのネイビーを濃くしすぎない。これが大切です。ジャケットが明るいブルーならパンツは黒なんですね。ブルーと黒の相性のよさは、ブルーとネイビーの相性をはるかに勝ると私は思います。
 ネイビーとブルーの配色では、黒を上手に使う。黒のニットタイ。夏のブルーのジャケットに欠かせないアイテムです。
 ニットタイなんかしたくない。そういうお方はパンツを黒か白パンに替えたらよろしいのです。
 ブルーと濃紺の上下以外でも、上下の濃淡の差を調整するインナーの役割は重要です。
 逆に、上下の濃淡の差がない場合のインナーの扱いについても


さて、話をブルーにもどすと白パンあわせのケースで上半身に濃色をもってくるか、明るいグレーで逃げるかの二通りがあります。




最後の図版はLEONのものですが、ストールの使い方としてはまさに適材適所という感じです。