45禁:オジサンのためのカラーコーディネイト

アラ還の筆者が45歳以上のオジサンを対象に、カラーコーデを図版入りで解説するという前代未聞のおためごかしサイトです。

ギンガムチェックのジャケットに白パンネイビーポロシャツを合わせる

2013-08-02 00:08:39 | ギンガムチェックジャケットの着こなし
焦げ茶のギンガムチェックのジャケットを①色落ちデニム②白パン③ネイビー綿パン④ベージュチノとパンツやインナーを変えることで雰囲気がどう変わるかをお示ししてきましたが、最後はまた白パンでネイビーのポロシャツとの組合せで締めくくりましょう。夏のネイビーのポロシャツと白パンとの組合せほどマリーンイメージで爽やかなものは他にありません。それとこれ、もうお気づきのように、トリコロール(赤白ブルー)の基本配色なんですね。もちろんブルーはネイビー、赤は焦げ茶とくすんではいますが赤いスニーカーとかを利かせると洗練されたテイストを演出できます。
どこにでもあるネイビーのポロシャツをここまでカッコよく演出してくれるジャケットも他にないのではないでしょうか。
ジャケット 前回と同じくZARA
ポロシャツ ブルネロ・クチネリ
パンツ ユナイテッドアローズ


ギンガムチェックの夏ジャケットにベージュのチノをあわせる

2013-08-01 06:42:18 | ギンガムチェックジャケットの着こなし
上半身は前回と全く同じ、パンツを明るいベージュに替えただけですが白パンのときに比べて、ずいぶんとカジュアルな雰囲気に変わります。ジャケットは白地にネイビーでも同じ感じになりますが、注意すべきは柄の大きさです。小さすぎると単に無地同士のコーデに見えてしまいます。ボケた感じに見えないようにニットタイをしたり、刺し色のチーフを使うとかひと工夫必要になります。この場合、チノパンの色を濃い目にするのもコントラストが出ていいと思います。
もちろんジャケットの柄が大きい場合、これより濃いめのベージュのチノを合わせてももっとスポーティで際立った着こなしになるでしょう。
パンツはトラッドなチノもいいのですが、ジャケットの柔らかな感じを生かすのに細身のシルエットの美しいものを合わせてみました。
焦げ茶のギンガムチェックジャケット。秋色っぽい雰囲気で、また見た目も派手なわりに着てみると合わせやすい柄だということがわかります。
ジャケット シャツ 前回に同じ
ベルト TULB
パンツ PT05


夏のドレッシーな装いに役立つコットンチェックジャケット

2013-07-31 00:05:26 | ギンガムチェックジャケットの着こなし
ネイビー、または焦げ茶のギンガムチェックコットンジャケット。むかしからある夏の定番ジャケットなのですが、近年またよくみかけるようになりました。織柄ですがコットンの薄手の生地ですから軽く見た目も爽やかです。このブログで何度も登場してきているもので、着こなしの幅もひろく持っていると役立つ一着です。チェック柄も細かい千鳥格子になるとほとんど遠目に無地に見えてしまうので、ニットタイをしたり濃いめのデニムとあわせて色の対比でラフな着こなしをすることが多いようです。
このジャケットの場合、ジャケットにしっかりとしたチェックがあることで、ジャケットの個性を前面に押し出した着こなしができます。逆にいえば、余計な色を添えずにコーデが完成する。色をしぼることで同時にドレッシーな着こなしになります。夏場でもドレッシーな着こなしを求められる機会は案外多いものです。パーティやレストランのワイン会、友人との食事会。ONNならネクタイとジャケットで済むところOFFのドレスアップでいまどきネクタイはないでしょうから、タイをしなくて様になるジャケットスタイルは貴重です。
白パン、白シャツ、さて上にネイビーのジャケット、スカーフでしょうか?夏ですから暑苦しい。やはりこういうときこそコットンのチェックジャケットです。もちろんポケットチーフを忘れずに。

ジャケット ZARA
シャツ  無印良品
パンツ  ユナイテッドアローズ
ベルト  ルイヴィトン


鮮やかな水色をチェックジャケットで着こなす

2013-07-30 00:09:47 | ギンガムチェックジャケットの着こなし
鮮やかな水色のTシャツ。これを一枚で着るにはいささか勇気がいります。海辺やプールサイドなら平気でも街中で着るにはひと工夫がいります。まず白いパンツは必需品。そのあとにグレーのジャケット・・・でも無地では役不足。膨張色のブルーが目立ちすぎてグレーがくすんで汚く見える。やはりここはある程度柄の目立つチェックが登場します。ネイビーのギンガムチェック、あるいは焦げ茶のチェック。一見派手なシャツと派手なジャケットの組合せにみえますが、着ればバランスがとれるのは色数が絞られているからです。
いつもの白シャツ、ブルーデニムに飽きたらぜひともトライしていただきたいカラーコーデです。
ジャケット ZARA
Tシャツ  ルイヴィトン
パンツ  ユナイテッドアローズ

コットンチェックのジャケットにネイビーチノの着こなし

2013-07-29 07:05:01 | ギンガムチェックジャケットの着こなし
コットンのチェックジャケット。図版は紺と焦げ茶の二色のガンクラブチェック。やはり白のブロードシャツをあわせるのが品よくまとまります。パンツはデニムでネイビーのチノパン。ジーンズでも色落ちしすぎていないものを選ぶとおちついた感じに着こなせます。
 ネイビージャケットと違ってチェックのカジュアルジャケットは着こなしの幅が広くはないもののカジュアルな装いに一味違った雰囲気を添えるには適役です。
チェックのコットンジャケット ZARA
シャツ 無印良品
パンツ バーバリー


こげ茶のチェックジャケットを黒いポロにあわせる着こなし

2013-07-26 06:37:13 | ギンガムチェックジャケットの着こなし
昨日と同じく焦げ茶のチェックジャケットです。インナーに黒いポロシャツを着ることでカジュアル感が増します。白いブロードクロスのシャツがくすんだ感じのジャケットを鮮明に見せていた役割を、白いストールで補います。ストールがない場合白いカットソーを肩にかけてみましたが、夏の着こなしとしては重いかもしれません。靴は前回赤茶でしたが、今回はブルー。これこそなかなか見つからないアイテムなので、白いデッキシューズくらいがよろしいかと思います。
焦げ茶を赤の仲間とみなせば、前回のコーデはトリコロール配色の一種だったことに気が付きます。リネンの白いストールを見つけたらリゾートのホテルでこういうスタイルで夕食を楽しんでみたいものです。
ジャケット、パンツ 前回と同じ
ポロシャツ ラルフローレン


こげ茶チェックのコットンジャケットの着こなし

2013-07-25 09:11:15 | ギンガムチェックジャケットの着こなし
今は、絶版になっている20年ほど前の本で菊池武夫さんが監修した「男の着こなし春夏編」という本のなかで最も気に入った着こなしがこれでした。ジャケットは焦げ茶の大きな千鳥格子。製品はビームスのもの。一方私のコーデはジャケットはZARAで見つけた焦げ茶のコットンのギンガムチェック。それでも昔あこがれたコーデに少しだけ近づいた気がします。
焦げ茶とブルーは独特のマニッシュな雰囲気が演出できてカッコいいですね。こんな格好で初夏のヨーロッパのホテルにチェックインしてみたいものです。
菊池武夫さんのコーデで重要なのは靴。赤茶の紐靴が出てきますが、これが探すと案外見つからない。この本を読んだのが1980年代の末の頃でそのあと、ニューヨークのジョンストンアンドマーフィーで買ったウィングチップが、赤茶の内羽根式でこれがこの絵のようにデニムに似合うものでした。デニムも、ジャケットももう少し濃いめの感じなのですが二代目を探すときはその辺を気を付けて選ぼうかと思っています。
着こなしは、気に入ったものをまるごと真似るというのも、役にたつ方法です。とはいうものの同じものを見つけるのが大変やっかいではありますが、知らなかったことで気が付くことも多いです。

ジャケット ZARA
シャツ 無印良品
パンツ DIESEL
ベルト ユニクロ
ストール バナバリパブリック


ギンガムチェック・ガンクラブチェック・千鳥格子のジャケットの着こなし

2013-05-22 23:30:27 | ギンガムチェックジャケットの着こなし
春夏のプライベート用のジャケットとして大抵のオジサンが持っていると思われるのが白地にネイビー、またはグレーの千鳥格子。秋冬はウール素材ですが、春夏はコットン+麻、あるいはコットン+ポリエステル。シルクを混紡したりジャージー素材で柔らかな伸縮性をもたせたりして、トラベル用に特化したものもあります。千鳥格子(ハウンドツース)は折柄で格子の柄の色が二色交互に入っているのをガンクラブチェックと呼びます。この折柄をシャツ生地で仕立てたギンガムチェックジャケットもあります。
 着こなしは基本的に同じです。


焦げ茶のギンガムチェックなら白・グレー・茶・ネイビー・黒のパンツによく合います。これが白黒ギンガムになってもガンクラブチェックでも同じ。
まず、ガンクラブチェックですが、ジャケットの柄の一色でもある明るめのネイビーのパンツをあわせます。シャツは白。ガンクラブチェックの柄のもう一色の茶は靴とベルトに使います。シャツの白は、ジャケットの柄のベースカラーと同じ。


 同じガンクラブチェックを違った趣向で着こなしたのがこちら。写真はシャツ生地の柄のようにみえますが、実はプリント。トラベルウエアとしてよく使われる柄なのにコットンではしわになりやすい。その点を解決した伸縮性素材を使っています。製品紹介がこのブログの目的ではないのでカラーコーデの説明にもどると、グレーはこうして合わせろという見本のような着こなし。本来白パンを持って来れば問題ないところをこれも伸縮性素材のライトグレーのパンツを持ってきて、ジャケットのインナーにチャコールグレーのカットソーを着る。これではあまりに「色味」に欠けるので、マドラスチェックのシャツを裾出しで利かせる。実際に機内でのクーラー対策のためのカットソーだから、脱げばそのままマドラスチェックはガンクラブチェックのジャケットに「パターンオンパターン」のコーデとしてなじむ・・・はずです。さすが人気スタイリストのプロのコーデですね。


 白グレーチェックのジャケットでもインナーにチャコールグレーのカットソー(写真はスエットパーカ)でボトムスはホワイトデニム。ベルトに赤、靴に赤茶のスエードをもってきてアクセントに。これもトラベルウエアとして最適。


 ギンガムチェックはシャツ生地ですから、黒いポロシャツの上に長袖のギンガムチェックシャツを肩にかけてもオフホワイトやライトグレーの綿パンとあわせてくつろいだ着こなしになります。


 いやどうしても、ジャケットをラフに着たいというのなら、いっそこの写真くらい明るく鮮やかなインナーを着たら、寛ぎを表現できます。なにしろパンツは白。ジャケットはネイビーと白ですから、どんな派手目なブルーがきても大丈夫。
 やっぱりこのジャケット遊び着なのだということがよくわかりますね。

ギンガムチェックジャケットの着こなし こげ茶編

2013-05-21 00:18:28 | ギンガムチェックジャケットの着こなし
 今の季節に外せないもう一枚のジャケットをご紹介しましょう。私がこのジャケットに出会ったのは今から30年近く前、当時服装にわりあい自由な職場だったこともありブルゾンを着て通勤していたら、会社で急なパーティがあり同僚の上着を借りたことがありました。それがコットンの白地に焦げ茶のギンガムチェック。とても洒落たジャケットだったのを覚えています。嫌がる後輩の真新しい上着を拝借した私は、それきりその柄も素材もそういうジャケットがあること自体忘れていました。今年銀座のショップで、このジャケットに再会。おそらく身幅が足りず、着丈が余るだろうと思い試着すると、袖丈、着丈を詰めれば着られることが判明し、早速購入しました。
20年ほど前に雑誌メンズクラブブックスで焦げ茶のギンガムチェック、あるいは千鳥格子だったか・・渋い雰囲気のジャケットにリーバイスをあわせた着こなしが乗っていました。その一枚の写真に目を奪われて以来、焦げ茶のギンガムチェックを探していたのです。


 さて、コーデですが、これもほぼシアサッカーと同様、白パン、チノパン。それと特筆すべきは、色落ちデニムとの相性のよさです。シャツは、おそらく白のブロードクロス、またはネイビー、黒、焦げ茶のポロしか合わないでしょう。チェックのジャケット全般に言えることですが、ネイビーやグレー無地のようにいろいろ着こなしの幅を楽しむジャケットではないようです。何しろギンガムチェックという個性の強い柄ですから、ジャケットが主役でネクタイさえも必要ないくらい存在感があります。タイは当然無地(黒、紺、焦げ茶)でしょう。

白パン、白シャツの合わせが一番ドレッシーなのはいうまでもありません。ノーネクタイでも威風堂々たる雰囲気を感じさせます。それでいてグレンチェックのジャケットほど「他は何も合わせられません」みたいな余裕のなさがかんじられず、ジャケットのボタンをあけて着ても、上下白がすこしも不自然でないのは、ジャケットの色味が強いからではないでしょうか。
 こういう格好で、歌舞伎でも見に行くなんてどうでしょうか。芝居がかった着こなしが晴れがましい気分をもりたててくれるかもしれません。ギンガムチェックと歌舞伎の市松模様、どこか似たような雰囲気に見えてくるかもしれません。観劇のあとのシャンパンもさぞかし美味しいことでしょう。


 チノパン合わせは、そこまで晴れっぽくないプライベートシーンで。とはいえ白シャツをタックインで着ていたら、それでもこのままクールビスのオフィスに出勤できそうな雰囲気ではあります。古い友人たちの夏場の集まりには、こういうくだけすぎず、ネイビージャケットのようなかしこまりすぎない恰好がいいかもしれません。
 それでは、より寛いだシーンでは、どうするかというとインナーにネイビーか焦げ茶のポロシャツを着る。上着を脱いでも、下が白パンだからカッコよく決まります。


 ポロシャツを黒にして色落ちデニムを穿くと育ちのいいジャケットが一気にやんちゃな表情をみせます。もともと白で引き立つジャケットなので、巻物で白を補います、これはもう、小旅行やドライブに最適なスタイリングですね。


 私は最後に一枚、色落ちデニムにギンガムジャケット(おそらく古着)にヴィトンのトランクを運ぶこの一枚が大好きです。こんな格好で旅をしたいといつも思っている一枚の切り抜き。今までの着こなしにシャツをブロードクロスの白に戻せば、いつかトラベルウエアで着て行こうと思った着こなし。解放感とくつろぎにあふれた雰囲気です。海外出張も行き帰りくらいはこういうスタイルでいかがでしょう。ただし、コットン素材ですから飛行機の中は着替えが必要かもしれませんが。