45禁:オジサンのためのカラーコーディネイト

アラ還の筆者が45歳以上のオジサンを対象に、カラーコーデを図版入りで解説するという前代未聞のおためごかしサイトです。

ダークベージュ・サンドベージュのジャケットの着こなし

2013-12-31 08:30:57 | サンドベージュ ジャケットの着こなし
前回に続いてダークベージュの着こなしです。サンドベージュとも呼ばれるくすんだ肌色のような色はウールのジャケットを中心にメンズの服装によく出てきます。
色落ち少なめのデニムによく合います。


この色は、赤味を帯びたり黄味を帯びたりして表情が変わります。グリーンが入ればカーキ・オリーブと呼ばれる流れです。いずれにしろランチコートやフィールドコートの色として使われます。濃いめのデニムと白Tシャツ、あるいは黒のインナーにグレーのパンツ。(汚れてみえないようにどこかに必ず白を)


次がちょっと不思議なコーデです。赤味がかった茶と黄緑よりの黄とデニムのブルーが三つ巴でかみ合って成り立つバランス。そもそも、挿し色というのは同系色や無彩色同士の退屈な配色に、活を入れるものだったりします。ではここでのマスタードの役割とは???
この配色をメンズ誌で見たときの驚きは忘れません。焦げ茶のコーデユロイジャケットの下に、マスタードのコーデュロイシャツを重ね、色落ちの進んだ淡いブルーのデニムを合わせていました。(中央左の図)マスタードのニットやコーデュロイシャツはさほど入手の困難なアイテムではなく、残りは誰でも持っていそうな服なのに、なかなかこの着こなしをしている人にお目にかかりません。ガンクラブチェックのジャケットでも焦げ茶のコーデュロイでもどちらでもいいからぜひ、からし色をあわせてみてください。


冬のアウターを無造作に羽織るには、下に着る服をモノトーンでまとめておくと楽です。白黒ボーダーに白やライトグレーのパンツなら、何を羽織っても破綻はきたしません。これを紹介しているのは雑誌Safariですが、この雑誌の面白いのは実用性を解説するところです。



リジッドデニムや黒いパンツに合わせるならインナーに白以外の色味のあるものを持ってきます。ジャケットの濃淡でいくかブルーのシャツでいくか。

最後はダークベージュの濃淡。これは楽なようで難しいです。彩度を押さえたオレンジを少量アクセントカラーに使うのがコツ。

夏のチャコールグレージャケットの着こなし

2013-06-07 21:25:20 | サンドベージュ ジャケットの着こなし
夏のチャコールグレーといえば、リネンジャケット。色むらと光沢が魅力のこのジャケットにインナーやパンツやアクセサリーを足す必要はないでしょう。白いパンツに白いシャツ。帽子と靴で少しだけベージュ系の色を添える感じで、モノトーンのコントラストの効いた涼しげなコーデができあがります。

 次も白パンあわせです。夏場のミディアムグレー、チャコールグレーは着こなしに悩んだら白いパンツを穿いてみるといいです。白パンを嫌がる人はいまだに多いようですが、夏のコーデの大きな部分を自分から手放してしまっているようなものではないでしょうか。白パンがダメなら、オフホワイトのパンツあたりから入ってみれば抵抗が少ないようにおもうのですがどうでしょう。実際にショップにならんでいる白いパンツでも「真っ白」ということはありえないですよね。
 それと、夏場の白いパンツは、透けないようにやや厚手のものだったり、ホワイトデニムであったりします。ですから白いボトムスといってもこの写真のようにかなりカジュアルテイストが濃いものが多いと思います。

白パン・ホワイトデニムと薄手のグレージャケットを合わせたら、インナーに何を着るか。ジャケットがチャコールなら白いインナー。ジャケットが明るいグレーならネイビーやグレーのインナーでしょう。グレーのシャツジャケット。旅行用に買ったけど日頃着る機会がないのなら、くすんだネイビーのカットソーとあわせて上半身を濃淡でみせるといいです。首回りにネイビーのストールを巻けば十分お洒落着として使えます。

濃いサンドベージュのサマーニット。これは濃いめのグレーベージュのパンツをあわせるときれいにまとまります。持ってないというのなら、焦げ茶の薄いような色のパンツがないかクローゼットの中をご覧になってください。こいつがそうか、というやつがあったりしませんか。


夏物の濃いチャコールグレーのジャケットは、黒のサマージャケットに比べて暑苦しさが少なく、お洒落な感じが増していいものです。コーデは定番のゴールドのパンツですね。チャコール+ゴールド+白は秋冬でもよく出てきます。



サンドベージュ・グレイベージュのジャケットの着こなし 3

2013-06-07 00:15:20 | サンドベージュ ジャケットの着こなし
 サンドベージュ・グレーベージュ
何がサンドで何がグレーかというと色の名前の多くがそうであるように、区別は曖昧です。動物園のカバの肌の色。薄いこげ茶がグレーベージュ。
砂漠の砂の色、薄いカーキ色を刺してサンドベージュと呼ぶことが多いようです。
最初はデニムシャツをジャケットの内側から縁取りのようにのぞかせる着こなし。

ネイビーや黒ジャケのときに幾度か出てきましたが、サンドベージュのように、ブルーデニムにあう色なら、ついやってみたくなります。この場合、パンツは白か黒というのが鉄則。ここでは、パンツの黒がジャケットの曖昧な色をぐっと引き締めている感じがします。麻素材のジャケットの袖をまくって活動的な雰囲気に。インナーのレタードTも文字を少なめに、白地を生かすねらいがうかがえます。
デニシャツをはさむだけで、かなりくつろいだ自由な雰囲気が出る着こなしです。休日の一人の外出にふさわしい出で立ちですね。

次は、シンプルにブルーデニムにあわせたサンドベージュのジャケット。

白シャツ一枚のインナーではポイントがないというので、雑誌の写真はネクタイを首にかけていますが、ここはすなおにドット柄のストールを首に掛けるほうがいいでしょう。色も素材も軽快なジャケットに明るめのデニムをあわせたコーデ。夏の休日の気軽な外出、近場のドライブに。

 グレーにゴールドを混ぜたような濃いグレーベージュのサマーカーディガン。

明日出てくるチャコールグレーとともに、大人の夏のくつろぎアイテムだと言っていいでしょう。6月上旬初夏の季節の朝夕の気取らない外出着。犬の散歩やゆっくりと行うウォーキングなどコットン・リネンのニットの素材感が爽快な朝の気分を盛り上げてくれそうです。薄い色の衣類が多い春夏の季節に肩にかけてもアクセントカラーとして様になります。
インナーのTシャツは目立たないレタードTにしておくのが、バランスよく着こなすコツ。



サンドベージュ・グレイベージュのジャケットの着こなし 2

2013-06-06 06:06:23 | サンドベージュ ジャケットの着こなし
 グレーベージュは、白パン以外には、ブルーデニムともよく合います。インナーに白いシャツを着れば、シンプルながらもお洒落な着こなしに見える便利な色です。

 秋冬もののネップ入りのツイードや圧縮ニットのジャケットによくみかける色ですが、春夏物ならコットン・リネンのジャケットに多い色です。
探して見つかる色ではないので、見つけてサイズが合えば買っておくと後悔はしないと思います。

 いきなりジャケットといわずとも、ニットパーカーあたりで試してみるのもいいかもしれません。茶系・赤系の色ですが着こなしは簡単。ちょっとしたトラベルウエアになりますし、コットン・リネン素材なら春・夏の長い期間にわたって上着代わりに気軽に使えるウエアになるでしょう。
 かなりカジュアル色の強い色ではありますが、ドレスアップした着こなしも可能です。

デニムにあわせた淡いパープル系のボタンダウンシャツに、麻のレジメンタルタイを締めたら、グレーベージュのジャケットもリゾートホテルのディナーに使えるくらいの風格が出ます。ボタンダウンシャツはシャンブレ―素材で全体に涼しさが出るコーデになっています。

サンドベージュ・グレイベージュのジャケットの着こなし

2013-06-05 00:05:04 | サンドベージュ ジャケットの着こなし
 夏のリネンジャケットで、よくでてくるのが、サンドベージュと呼ばれる少し暗いベージュ。これは薄いカーキ色のような感じのものです。
 またグレーベージュという色もあって、こちらは少し赤っぽいカバの皮膚の色のような感じ。いずれもくすんだ渋い大人の色です。
 きれいに着こなすためには、白と合わせるのが常道のようです。シャツに白を使うのもいいのですが、パンツのほうが大きな面積でジャケットの渋い色あいを引き立ててくれます。インナーをグレーにすると地味になりすぎるので、黒とグレーと白の大柄のチェックシャツなどもってくると、年寄りクサイ色が若々しくなります。


 グレーベージュのジャケットも白パン合わせ。インナーはベージュに近いところで淡いイエローのシャツ。グリーンのスカーフを首にまいてアクセントにしています。

 もう一つは、パープルのポロシャツ。これだけではぼけた印象なので、グレーの花柄のストールを。麻素材とハワイアン柄のイメージからかなりリゾート気分を満喫する雰囲気の着こなし。
ジャケットの赤みを渋いパープルを着ることで引きだし、グレーの花柄をアクセサリーとして使うあたりが大人っぽい粋な着こなし。

 グレーベージュは原則渋い色だということを念頭において地味になりすぎないようにコーデの工夫が必要なようです。難しいのは、同系色でのコーデが一番まとまりやすいのに、それだけだと華やかさに欠ける。そういう場合重ね着ができない夏のコーデだけにスカーフ・ストールなどのアクセサリーが必要になります。