45禁:オジサンのためのカラーコーディネイト

アラ還の筆者が45歳以上のオジサンを対象に、カラーコーデを図版入りで解説するという前代未聞のおためごかしサイトです。

ワークジャケットをデザインTシャツで品よく着こなす

2013-07-20 05:41:47 | 白・オフホワイトジャケットの着こなし
ワークテイストのウエアを上手に着こなすと、カジュアルらしい寛いだお洒落ができます。ただし、無造作に着ると、そのまま港湾倉庫の作業員になってしまいますからさまざまな小細工をこらして「お洒落っぽく」仕上げる必要があります。
図版2ndのジャケットは明るいカーキで、これは45歳以上のオジサンが好みそうなデザインと色ですが実は難易度が高い。ミリタリーもワークも同じですが、顔立ち顔の色を考えて選ぶ必要があります。少し明るめのベージュでワークカラーを減らしたものを選びました。インナーのTシャツは、誰しも白がいいだろうと思うでしょう。無地の白では役不足で、ここはシンプルにデザイン性を主張するものがいいです。図版は自転車レースのゼッケンがそのままアクセントになっています。
パンツは濃い目のベージュ。この色はアースカラー同士のコーデでよく使う色です。チノパンの原型ともいえる色です。
テーラードジャケットと違って皺を気にせず、暑ければ脱いで手に持ってもいいですし、近場のショッピングやドライブに休日の普段着として活用したいコーデですね。40歳過ぎのオジサンは、服は持っていても着ないという傾向に陥りがち。Tシャツで変化をつけるだけのシンプルなコーデですむこういう服はもっと着る機会をふやしたいものですね。
ワークジャケット WNW(アーバン・リサーチ)
Tシャツ ルイヴィトン
チノパン ユナイテッドアローズ


白いパーカーにブルーのTシャツをあわせる着こなし

2013-07-17 00:05:52 | 白・オフホワイトジャケットの着こなし
鮮やかな水色のTシャツは黒のパンツにあわせて一枚で着るというのもいいのですが、青の鮮やかさを和らげるのが白のパーカー。パンツにはデニムでなくネイビーの綿パンをあわせることで上下の繋がりが生まれます。
ビビッドなカラーは他の色味のあるカラーと合わせるのでなく、白か黒あるいは同系の暗色と合わせるのが鉄則。鮮やかな色を挿し色として使う場合は、面積を小さく。インナーに大きく見せるなら、ビビッドカラーを主役に、他のアイテムの色を押さえることが重用です。
白のパーカなど子供っぽい感じでもビビッドなブルーにあわせると急に大人っぽい感じになります。もちろんここでパンツにカーキのカーゴなど余計な色を持ち込まないで色数を抑えることが肝要。
パーカーを肩にかけシャツ一枚で歩いてもさまになります。夏の週末近所のアイリッシュパブで一杯なんてときに気取らないお洒落としていかがでしょう。
白いスエットパーカーはJellanというイベント用に衣類を提供しているメーカーのもの。色の白さと生地の薄さが気に入っています。
Tシャツはルイヴィトン センターに四角いパッチワーク柄があります。メゾンのウエアだけに独特の発色と光沢が魅力。
綿パンはバーバリー。


明るめのライトグレージャケットは淡い濃淡のモノトーンと合わせる

2013-07-12 05:32:25 | 白・オフホワイトジャケットの着こなし
図版はオフホワイトのシャツジャケットに白のボタンダウンのインナーのイメージですが、シャツジャケットの手持ちに頃合いのものがなく色合わせのコンセプトだけいただきました。
エストネーションで購入したミユーミュー(プラダの兄妹ブランド)のジャケっトは一枚仕立ての極めて軽いもの。ただしシャツジャケットと異なるのはテーラードカラーで着丈も長くポケットにフラップがついたり袖口のストラップなどコート風のデザインになっている点。
濃いめのベージュやリジッドデニム、色落ちデニムを持ってくればワーク風にまとまるのですが、ライトベージュのジャケットはこのように淡い濃淡で組み合わせることで、より上品な雰囲気で着こなすことができるのではないでしょうか。
ここではインナーのシャツをタックアウトで着ています。図版のシャツもそうですが短めの着丈のシャツを選ぶことが重用です。パンツは図版はグレーベージュのチノのイメージですが、左のコーデではウォッシュアウトのグレーデニムをあわせています。このデニムパンツがかなり細めのシルエットですが、ストレッチの入った素材のおかげで結構楽にはけます。脱色したグレーの風合に味があります。
ジャケットがあったほうがさまになるダイニングバーとかにでかけるときに、モノトーンの上下に手近にあったジャケットを無造作に羽織ったという雰囲気で。
ジャケット ミューミュー
シャツ JUNRED
デニム DIESEL BLACK GOLD

コットンカーディガンに白いTシャツのコーデ、ストールを生かしてシンプルに

2013-07-09 01:16:20 | 白・オフホワイトジャケットの着こなし
オフ・ホワイトのコットンカーディガンも、ジャケット代わりに羽織るアイテムとしては便利なものです。白いTシャツにやや色落ちしたデニムパンツをあわせますが、何か物足りない感じです。使っている色は白・オフホワイト、ブルーですから、ブルー系の柄モノストールを巻きます。このコーデではややもするとインナーにブルー系のチェックシャツを持ってきたくなりますが、あえて白Tにしてアクセサリーで柄を挿すというあたりがコツ。
夏のコーデはアイテム数が少ないなかで無理にチェックを使って難しくするよりストールを上手く活用することで色合わせに奥行きを生み出すことができます。ストイックにまとめすぎたと思ったときに、使っている色と同系の柄モノのストールを巻くというのがポイントで、アクセントにしようと思って反対色をもってきたりするとアクセサリーがとってつけたようで煩くなります。
夏の夕方、家の近所のビールバーでベルギービール一杯やるときにこんな装いでいかがでしょう。厚くなってカーディガンを脱いでもストールがあるからTシャツ一枚でもさまになる。ストールをしまってカーディガンを肩にかけても様になるかもしれません。
ストールはジャケットにあわせると限定せず、もっとニットだどのウエアのアクセントに活用してみましょう。
コットンカーディガン GAP
Tシャツ クアトロッチ(インターナショナルギャラリーBEAMS)
デニム CPカンパニー
ストール BEAMS Lights

ベージュのワークジャケットにマドラスチェックを合わせる着こなし

2013-07-07 00:10:23 | 白・オフホワイトジャケットの着こなし
マドラスチェックとは、インドのマドラス(今のチェンナイ)で織られたタータンチェックの手法を取り入れた綿の殻織物。夏は半袖のシャツなど季節感があっておまけに着心地もいいものです。シンプルで単調になりがちな夏のコーデに上手に取り入れると一味違ったお洒落が楽しめます。
しかし、大柄のチェックというのは思いのほか着こなしの難しい代物です。よくいわれるチェックの色から一色とってパンツやジャケットにというのはやってみると案外難しいものです。困った場合、白やベージュをもってくると大抵はうまくいきます。そしてよく見ると、チェックのシャツに白もベージュも少しだけ含まれているのがわかったりします。
ジャケットは、ショールカラーのワーク風ジャケット、パンツはホワイトジーンズです。夏のプライベートの旅行着や休日のショッピングに気取らずかつ深みのある着こなしが楽しめます。
ジャケット WNW(アーバンリサーチ) シャツ トミー・ヒルフィガー
ホワイトジーンズ ポロ・ラルフローレン

オフホワイトのサマーニットカーディガンを海島綿のTシャツで綺麗に着こなす

2013-06-22 00:15:34 | 白・オフホワイトジャケットの着こなし
オフホワイトサマーニット。これほどシンプルな服も他にないのに着る機会が意外と少ないです。理由は何かと考えてみると、チェックシャツを合わせようとしたりするなど凝ったコーデを考えてしまうとパンツが決まらないなど、そもそもこのようにシンプルに着る発想がなかったからですね。
オフホワイトのサマーニットはそれ自体素材の質感でかなり個性が強いウエア。ですからインナーに上質なTシャツ、パンツに穿き込んだ雰囲気のデニムを持ってきたらそれだけでいいバランスの着こなしになるのですね。
 こういうシンプルなコーデでは、着る人の体型のよさみたいなものが要求されますが、そこは割り引いてTシャツの綺麗さで誤魔化すことにしましょう。
ニットはGAP、TシャツはインターナショナルギャラリーBEAMS(クワトロッチ)パンツはDIESEL。これにヴィトンの白のタイガのデッキシューズを履けばなかなかいい雰囲気じゃないかなと思うのですが、初夏の週末こんな格好でベルギービールバーなんかにでかけたら翌日気が付くと一張羅のTシャツにつまみの食べこぼしがついていて、早速クリーニングに出して・・・なんてのが関の山だったりしますが、海島綿の光沢のあるTシャツは大事に着るといつまでも光沢が消えないから不思議ですね。これ一枚でGAPのサマーニットが光り輝いて見えます。

オフホワイトのカーディガンに白パンツ、インナーに上質なポロを着るコーデ

2013-06-17 00:03:06 | 白・オフホワイトジャケットの着こなし
 コットンのサマーニットカーディガンに白パンツ。インナーにパープルっぽいネイビーのグラフィックTシャツ。
これをお手本に、手持ちの①GAPのコットンサマーニットを。色は生成りでざっくりした感じが涼しげな一着。中に着るのは、色のきれいな②ブルネロ・クチネリのネイビーの長袖ポロ。パンツは③ユナイテッド・アローズの白いチノパン。

オフホワイトに白パン、ライトグレーに白パンという微妙な濃淡の上下にはきれいな色の濃色インナー。これは着こなしの定石の一つだと思います。
昨日はインナーとパンツがともに色あいのことなる淡色。それを「白」でつなぐコーデでしたが、今日は明度に差がない上下をきれいな色の濃色が繋ぐコーデです。濃色のポロを明るい色のジャケットやカーディガンの下に合わせることは誰でも気が付きます。しかしパンツにベージュのチノなどあわせてせっかくのきれいなポロの印象が薄れてしまったりしていませんか。グレーパンツを持って来れば、今度はオフホワイトのカーディガンと近すぎて全体に地味な印象になります。
濃い黄土色のチノならバランスはいいですが、色数を絞ったこの着こなしにくらべてやや賑やかな感じです。
ここではポイントはカーディガンとパンツが白っぽい色で縦につながる感じが生み出す爽快感。わざわざ中に着た上質なポロの上品な色あいを引き立てるコーデにあります。休日のショッピングや家族とのランチに、ジャケットほど肩肘張らずにポロを上質なものにするだけで、お洒落感が増す、お得な着こなしと言えそうです。

白ジェケに脱色デニム インナーのTシャツを個性的に  手持ちのアイテムでの応用編

2013-06-16 06:00:57 | 白・オフホワイトジャケットの着こなし
メンズ雑誌のコーデを絵にするだけでは能がないので、手持ちの服でそのコーデの再現を試みてみます。
 写真は白のショールカラーのサマーニット。色落ちの進んだデニム、インナーにエメラルドグリーンのTシャツ。
家にある最も白い上着は、スエットパーカーしかなくてとりあえずあわせてみました。グリーン系のTシャツがみあたらず、とりあえずDIESELのレタードTをあわせてみました。デニムは同じくDIESELのVIKER。この色落ちの進んだデニムは応用範囲の広い優れものです。
 カラーTシャツ。色がキレイだしジーンズにも合いそうだからと買ったものの着ないでそのままになっていました。白いジャケットやパーカーにあわせたらよくなじみます。
 パーカーとの組み合わせは、子供っぽくなりがちですが、色が白ということとインナーのTシャツの凝った色合いが大人のワンマイルウエアとしての雰囲気を保っていると思います。写真の「ニットジャケット」とは少し異なりますが、白ジャケ+脱色デニムに何をインナーにもってくるかという問いの答えをうまく応用していると思います。

白いジャケット(オフホワイト含む)の着こなし その4

2013-06-02 06:57:03 | 白・オフホワイトジャケットの着こなし
 クールビズが始まった2005年より前までは、カジュアルジャケットでもネクタイをする着こなしが結構あたりまえでした。その後も、上着をノータイで着るという習慣になじむまではジャケットの着こなしといえば、ニットタイなどカジュアルタイをするという意識がありました。
過去8年ほどで、ジャケットはタイをしないで着こなすものだという風潮がひろがりました。実際に米国西海岸のビジネスシーンではネクタイなどしているのはごく一部の業界の人だけだということもわかってきました。
白ジャケットにブルーやグレーのシャツを着てネイビーのパンツをあわせると、ネクタイがあったらきちんとまとまるのに、と思わざるを得ません。それというのも、白もネイビーもましてや黒ときたらフォーマルカラーの代表選手だからです。「ネクタイ忘れたの?」みたいな印象にならないためにはどうしたらいいのでしょうか。
前回までは、白ジャケットにベージュやグレーのパンツをあわせる着こなしでしたが、今回はダークネイビーや黒を合わせます。

① 白ジャケ+ネイビーでもラフにみせる着こなし

まず、パンツは紺の綿パンではなく、リジッドデニム。これはノータイで白ジャケットを着るときの必須条件といってもいいでしょう。次に、シャツを襟付きでなくTシャツにする。次に裾をパンツの外に出して着る。

② ブルーのポロシャツにデニムパンツなら

もっとビジネスっぽいというか、研究員の作業着っぽい感じですけど、
前回のデニムシャツとは全くちがう雰囲気ですね。デニムシャツとまではいかずとも、ブルーのシャンブレーシャツにしたら少しはカジュアルっぽさが増すでしょう。

③ パンツが黒でシャツがグレー
これがなかなかシックな印象の着こなしになっています。

シャツはシャンブレー素材で、グレーのムラがきちっとした着こなしの中でリラックス感を醸し出しています。よくファッション誌でいうところの「抜け感」つまり適度な脱力感につながります。

それにしても図版が古いですよね。なんという上着丈の長さでしょう。
お医者様の白衣のようです。

④ ということで、最後はタイドアップの着こなし。
ふつうはシャツが白ですが、白ジャケですからシャツは柄物。ここでは淡いネイビーのストライプ。タイは夏用の麻のグレーのソリッドタイ。
パンツは、ミディアムグレーのサマーウール。


クールビズで来客対応に備え会社のロッカーなどにタイを用意している人は少なくないようですが、サマージャケットに合わせるのなら麻の無地のタイというのはいかにも涼しそうでクールビズの接客向きです。ジャケットが麻混だったりするとさわやかな雰囲気です。

白いジャケット(オフホワイト含む)の着こなし その3

2013-06-01 05:32:18 | 白・オフホワイトジャケットの着こなし
白ジャケ(ニットも含め)をカジュアルに着るのに丁度いいアイテムがあります。デニムです。穿きこんだ色落ちデニムを白いサマーニットにあわせ、インナーには白いTシャツ。

 これだけだとすっきりしすぎて淋しいので、首にリネンのストールを巻きます。
デニムが、ワイルドな雰囲気であるのに対して白いニットの上品さ、そのギャップをストールが埋めていますね。

 そもそもニットの白というのは、女性的なイメージのものだったりします。これがデニムを、パンツだけでなくニットの下に着ることで、男っぽい着こなしに一変します。オックスフォードのブルーシャツでは演出しえない雰囲気を作ることができます。デニムシャツの色落ちのムラが、ニットの白とあいまって、立体感のある爽快な雰囲気をつくります。本来女性っぽい白いカーディガンが、タフな雰囲気に変わります。

 ライトベージュのジャケットでもダンガリーシャツを組み合わせた同様の着こなしがありました。ライトベージュにデニムではワークカラーが強調されそうなので、シャツはデニムでなくダンガリーの淡い色にすることで、作業着っぽくならないように工夫されていました。今回は白、それも優しいニットなので、デニムシャツはどんなにワイルドでも大丈夫。

さて、オフホワイトジャケットに濃いめのデニムパンツをあわせるとインナーになにを持ってきたらいいのか悩みます。もちろんさきほどのデニムシャツでもいいのですが、上品にまとめたいときは、ネイビーのカットソー。

これは、ジャケットの白がインナーのネイビーを際立たせるので、できれば上質なカットソーかポロ(ブルネロ・クチネリあたりが最高ですが)を用意したいところ。
クルーネックなら全体が単調なのでスカーフを巻くといいでしょう。スカーフが嫌なら最初からポロシャツにしておきましょう。

さて、最近またマルチカラーのボーダーポロが流行りはじめました。写真は1980年代のメンズクラブブックスの図版ですが、コーデ自体は少しも古めかしくないどころか、スカーフ使いなど現代でも通じる着こなしですね。

全体は濃紺をまじえたモノトーンのグラデーションの中にポロのボールドボーダー柄とパンツのグレンチェックが生きていますね。これは実際コピーして真似るには高度な着こなしだと思います。

あとは、週末の夜の座興です。
メンズクラブの白ジャケットのコーデの傑作。実際にこれをユニクロアイテムで再現できるかやってみました。白いジャケットが見当たらなくてライトベージュで代用しましたが、何か変です。あたりまえですかね。

カーディガンのコーデもボーダー柄が抜けただけでつまらない感じになってしまいました。

まぁ、この着こなしなら全身ユニクロとはバレにくいとは思いますが。以前プロのスタイリストがやった「全身ユニクロ」コーデが見事だったので、私も真似してみただけです。

GUのデニシャツは結構やるじゃんとは思いましたが、買うことを勧めている訳では全くありませんので、誤解なきようお願いいたします。