表千家一期一会

「雲歸碧洞」


ある場所で
「雲歸碧洞」
と書かれた
掛物を拝見しました

初めて見た禅語でしたので
帰宅してから
家にある禅語の本を三冊
調べてみましたが
残念ながら
どこに載っていませんでした

そこでネットで検索してみましたところ
「教えてgoo」で
以下のような回答を見つけました

「雲歸碧洞露滴蘭叢」または
「雲歸碧洞露滴蘭聚」が
ひとまとまりの句のようです。
雲は碧洞に帰り、
露は蘭叢(蘭聚)に滴つ。
(くもはへきどうにかえり、
つゆはらんそう〈らんじゅ〉にしたつ)

ついでに出典を検索してみましたら
東京大学のデータベースの中にあった
「槐安国語」の中に
この言葉を
見つけることができました

「槐安国語」(かいあんこくご)とは
日本大百科全書(ニッポニカ)によると

江戸中期の禅僧、白隠慧鶴の著。
弟子の求めに応じ、
臨済宗大徳寺派の開祖
宗峰妙超(大燈国師)の
語録を評唱したもの。

と書かれていました

本日拝見した掛物は
大徳寺488世要宗(ようじゅう)筆と
お聞きしました

この言葉の解釈などは
見つけることはできませんでしたので
自分で感じ考えるしかありません

因みに
同門6月号にも記載されていたように
表千家御家元は
先月米国北加・南加両支部の
五十周年記念行事のために
渡米されていたそうでございます

御献茶やご講演など
たくさんの行事をこなされて
多くのご同行の方々と共に
無事にご帰国されたと伺いました

御家元のご帰国を
待たれていた方々にとっては
正に「雲歸碧洞」の
ご心境であったのではと
ご推察申し上げました
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