表千家一期一会

お茶事の余韻

今日は
少しずつ遠ざかるお茶事の
余韻を感じながら
ゆっくりと後片付けをしていました

懐石道具は全部
箱にしまいましたが
お茶の道具は
もう少し乾かしてから
片つけようかと思います

今回のお茶事では
少し不思議なことがいくつかありました

まずは
初めにお客様を迎え付に出ようと
茶室のにじり口を開けた時
靴脱ぎ石の一つ手前の飛石の上に
白っぽい小さな蛾が
まっすぐ茶室の方を向いて
とまっていました

まるで
”私がまず一番に入ります”と
言わんばかりに・・・

二つ目は
私は席中にいなかった時のことですが
初座で釜の蓋をあらためた後
水釜にしていた釜が
ゴーッと異様な音をたてていたそうです

三つ目は雨

天気予報ではかなりの確率で
雨が降るようでしたので
置き蹲踞の用意もしていたのですが
幸いなことに
お客様が露地を通られる時には
雨は落ちてきませんでした

しかし中立ちの後
後座の席入りで
お詰めの方が
躙り口をくぐった瞬間
突然ざあーっと雨音が聞こえてきて
私が濃茶点前を始めると
その雨音は一段と激しくなっていました

けれども
薄茶点前も終わって
お客様が退出される時には
再び何事もなかったように
雨は止んでいました

まるで天からどなたかが
この茶事の一部始終を
見守ってくれているようでした

実はもう一つ
不思議だな...
と思うことがあったのですが
それは
ここでは秘密ということに
しておきます
_(._.)_
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