「一期一会」
紫野大真師
今日は午前に２名
午後にも２名の方が来られました
今は世情を鑑みて
通常の稽古は一度に３名までと
させていただいています
そのため
ひと月の稽古日を一日増やしましたが
お陰で一回の稽古に時間のゆとりができて
ゆっくりと丁寧にお稽古できるような
気がしています
今朝は
これまでまだ一度も
炭点前の経験がなかったSさんに
お炭の稽古をしていただきました
午後のお稽古にお越しになったYさんから
先日お家元にて
教授資格授与式に出席された
ご報告をいただきました
Yさんは
平成２２年から稽古に通って下さっています
ここへ来られるまでに若い頃
筋の通ったお稽古を
つけていただいていたので
初めからとても手の綺麗なお点前を
されていました
そんなYさんが
この稽古場でさらに修練を積まれて
この度
表千家教授の資格を授与されたことは
私にとっても大変嬉しいことです
お家元からは
「これが終わりではなくここからがスタートです」
「若い方々を育てて下さい」
といったお話をいただいたそうです
現にもう若い方々をご自分の教室で
ご指導されているYさんですが
これからはさらに
その使命を自覚されて
Yさんらしくご精進なさっていかれますよう
心より祝福いたします
また微力ながら
そんな彼女の手助けをさせていただけることを
私自身とても誇らしく思います
主菓子 栗羊羹 鶴屋吉信製
干菓子 紫野 本家玉壽軒製
父の容態次第では
いつ稽古がお休みになるか
わからない状況のため
生菓子を注文・配達していただくことができず
今日の主菓子は羊羹にしました
また本来は
銘々皿に直接お菓子を乗せるのだと
思いますが
先日の大寄せ茶会で
感染予防のために
このような形でお菓子が出されましたので
そういった場合のお稽古にもなるかと思い
今日は銘々皿の上に懐紙を敷いてお出ししました
客は
自分の懐紙の上に
懐紙ごと乗せていただいたらよいそうです
