表千家一期一会

第37回 北山茶会

本日は
自宅にて
北山茶会を
開かせていただきました


暮れのお忙しい中
15名のお客様がお越しくださいました


気づけば
この小さな茶会も
今回で37回目を迎えました


自宅で行う
気軽なお茶会を開いてみようと
お弟子さんのご協力を願って
8年前に始めたこの試み

ここまで続けて来られたのは
一番にはやはり
毎回継続していらして下さる方々のおかげです


今日も
いつものお顔ぶれの皆さんにお会いでき
大変うれしく思いました


また
本日は
このブログをご覧になって
初めて北山茶会にお運びいただいた方が
お二人いらっしゃいまして

それもまた
私にとってわくわくしたお出会いでございました


そして
ブログにてご縁をいただき
これまでも度々お越しいただいております
雲やさまのおでましは

私だけでなく
社中の者たちにとっても
緊張と喜びのひとときでありました





お寒い中でしたが
露地ぞうりを履いて
庭の蹲踞をお使いになってから
席入りをしていただきました


本日は
ご家族連れのお客様が
二組いらっしゃいましたが

少しでも
お茶の世界を
体感してもらえたらと思い

お子様達にも同じようにして
席にお入りいただくことにしました

幼い中にも
何かを感じ取って記憶の隅に
とどめて下さればうれしく思います




「一夜落花雨満城流水香」
建仁 益州師  (→昨年の参考記事)



主茶碗の萩は
私が高校生の時
修学旅行で萩に行った折

親からもらったお小遣いをはたいて
生まれて初めて
自分で選んだ買い求めた道具です


40年も前に
この茶碗で茶会を開くような日が来るとは
想像だにしておりませんでしたが

この茶碗を見ると
当時 今よりももっともっと未熟だった私に
茶道の手ほどきをしてくださった先生始め

その頃お世話になった方々のことを
懐かしく思い出します



修学旅行に持参できる程度の小遣いで
買ったものですから
高価なものであるはずがないのですが

17歳の頃からの私を
今までずっと見ていてくれたと思うと

この茶碗は
私にとっては
何物にも代えがたい
愛おしい道具でございます



皆様のお手にとっていただき
心なしか
茶碗も晴れがましく
光っているように見えました



主菓子 藪柑子   鼓月製

コメント一覧

tomoko
昨日は、年の暮れのお忙しい中
ご家族おそろいで北山茶会にお越しくださり
まことにありがとうございました。

ご両親の愛情を受けて
健やかにお育ちのお嬢様は
本当にお幸せですね。

また
そのお嬢様を両脇から見つめる
ご夫妻の眼差しにも
幸せが満ちあふれ
こちらまで温かい気持ちにさせていただきました。

どうぞまた
おそろいでお越しくださいませ。
心よりお待ちしております。
iwakiri
昨日は家族で騒がしくお邪魔いたしましたが、日曜日の午後に家族揃ってお茶の世界を体験出来ました。
本当に有り難うございました。
私も今年よりお稽古を始めさせて頂きましたが、少しずつではありますが、普段の日常生活での所作が変わりつつあるのを実感いたします。
昨日は娘の世話をしていたので、お茶を点てるお点前を見取り稽古するのが難しかったのですが、普段のお稽古ではなかなかお会いできない先輩方のお点前や所作を拝見させて頂くことができて、大変勉強になりました。
初めてのお茶会でしたが、今後も寄らせて頂けたら幸いです。
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