今年初の岡山行き
夜明け前に家を出て
新幹線に乗って
上る朝日に追いかけられるように
西へ向かいます
岡山に通うようになって
十一回目の初釜です
この間
公私ともに激動の日々を過ごしてきたと
しみじみ思います
思いもよらない大波小波に
巻き込まれて
自分を見失いそうになった日もありました
その一方で
信じられないような喜び事もありました
その全てがあって
今の自分があると思えば
どの日の出来事も皆かけがえのない宝物です
どんな時も変わらず
私を受け入れて下さる場所があることを
あらためて幸せに思いつつ
師匠が丁寧に練って下さった濃茶が
ゆっくりと胃の腑に落ちていくのを感じながら
その有り難さをかみしめ
今年一年の精進を心の中で誓いました