土屋龍一郎のブログ

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98/2/19おそろいユニフォーム

2008-02-19 02:13:08 | Weblog
長野青年会議所のオリンピック対策用特設事務局で、真剣に(?)議論している場面である。
とても厳重な警備体制をひいている表彰式会場だが、設営側の自分たちから見れば弱点がよく見えた。
というより、ぼこぼこと大穴が空いていることに気づいていた。
というのも、長野青年会議所および、長野ブロック協議会はこの2年前の1996年に全国のJCメンバー1万人を長野に集めて青年会議所の全国会員大会を主管した経験があったからだ。
だから、1997年の暮れにやっと秘密が解かれて日の目を見たオリンピック組織委員会(NAOC)の企画書を見たとたんに、その企画書から30人の理事が全員違った部分についての運営上の手落ちについて厳しい指摘をすることができた。
導線の交錯・連絡網の不連続・人員配置のアンバランス・スケジュールの不整合・・・・・・
これらは、すべからくNAOCに対して改善要望として指摘した。最初は鼻にもかけてもらえず、というより嫌われ者のJCであったが、すぐにこちらの精度の高さと組織力を証明することとなり、最終的には「あの成功はJCのおかげでした」とまで言われるようになった。
でも、プロの国際犯罪者が見れば砂上の楼閣のような会場だったからいつ危険な場面に直面してもおかしくはなかった。
この写真のミーティングでは「もし期間中に事故が起きた場合は私を先頭に責任の所在をはっきりさせたい」というところから始めたのだった。

98/2/19聖火を見に行く。

2008-02-19 01:56:12 | Weblog
連日の表彰式会場の業務は、午前の11時頃から始まる。
各会場で行われている競技の進捗状況を把握して、その日の会場の混雑を予測する。
その後、ミーティングにて予定を確認する。
午後は表彰式会場視察と点検。および、付近で行われている文化プログラムの点検と挨拶回り。
競技が終了して、入賞者が確定すると俄然忙しくなる。
1~3位の選手分のメダルの用意と、掲揚する旗や演奏する曲目の準備。
遠方の会場からこちらへやってくる選手たちの誘導と受け入れ準備。
日がかげってくる頃、会場にはもう観客があふれているからその警備と交通整理。
表彰式リハーサルと、本番の手配。
10時を過ぎて、世界へ配信する映像が終了すると、片付けおよび反省会と翌日のブリーフィング。
その後、文化プログラムを手伝ってくれた北陸信越地区・長野ブロックのJCの方々の終礼に駆けつけて、御礼の挨拶と記念品のプレゼント。
毎日、終了は12時頃である。

ほとほと疲れて、でもこの19日はいつもより早く終了したので、大急ぎで妻を誘って車で40分ほど走った所にあるオリンピックスタジアムの聖火を見に行った。
もちろん遠巻きに見るしかなかったけれど、世界で一番輝かしい炎だった。