土屋龍一郎のブログ

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阪神優勝

2005-09-30 08:27:39 | Weblog
昨夜iモードの臨時ニュースが入って、阪神タイガースのプロ野球セ・リーグ優勝を知った。141試合84勝52敗5引分け勝率.618で2位中日の.558を大きく引き離しての優勝だ。
などと知ったかぶりをしているが、実はとんとプロ野球音痴で、昨年優勝が中日だったのか違うのか自信がない。それ以前に全球団名さえ言えない。
けれどなぜか阪神タイガースの優勝だけは印象に残っている。大阪の友人の上島さんが「我が阪神タイガース」と呼んでいるくらい関西代表のイメージが強くて、優勝の度に他の球団とは全く違った興奮が日本国内を駆け巡る。一昨年は、「18年に一度位の優勝がちょうどええんや」とファンが言っていたが妙に納得した記憶がある。
今回はどんな喜び方をしているのだろうか?飛び込みもいち早く禁止されていたようだし。
たまたま朝6時の列車にて姫路へ向かっているので本場の盛り上がりをじっくり見て来たい。

追悼テポドン2

2005-09-29 21:44:34 | Weblog
 26日に亡くなった松澤君の写真がなん枚か出てきた。どの写真もにこやかなテポだ。長野少年サッカースクールの総括責任者を長年にわたり務めていたので、子供に囲まれていることが多かった。サッカーが好きで長野エルザサッカーチームの試合も応援団の一員として観戦に来ていたし、彼の場合は応援を超えてスタッフの一人として働いていた。
 
 私の持論では人は生まれた順番に死んでいくことが摂理だと思う。ご両親よりも早く逝ってしまった彼は自分でも悔しいだろうし、周りのものもいたたまれない気持ちが収まらぬ。

 今日執り行われた告別式ではJCの友人からサッカー関係者まで大変多くの仲間がテポとの別れを惜しんだ。焼香をあげてお参りしたあとも入り口付近で立ち話をしながら、帰るのをためらっている。みんなテポの話をしているのだ。
 みんなにたくさんの思い出と伝説を残した松澤君に心より哀悼の意を表します。
 合掌

追悼テポ

2005-09-27 20:07:57 | Weblog
 25日のエルザ戦を観て、握手した。でかい手だ。温かくて厚くて柔らかい手だった。いつも通り半分照れたような顔で、エルザが勝ったことにホッとしていた。オレンジのシャツも白いジャージもハッキリ言って格好よく着こなす男じゃない。半分坊主刈りのような頭がとんがっていかにも発車寸前のロケット弾のようだから、「テポ」というあだ名が付いたのかもしれない。
 いつ会っても忙しい男だった。要領が良いタイプじゃない。話がうまい男じゃない。だから、準備に時間がかかる。現場でも人に頼むよりも自分でばたばたと作業している。晴れた日は汗だくで、雨の日はずぶぬれだった。この写真は2004年の小学生対象の市長戦の朝6時頃、コートづくりのために一番に来ていた時のものだ。
 憎めない男だったから、段取りが手間どってあきれていてもみんなが手を貸す、なに言ってんのか分からんぞなどと、野次を飛ばしながらも拍手で讃える。

 テポは、天王山3連戦の1試合目が終わった翌朝突然死んでしまった。
 数時間後に訃報が届いて驚いて集まった誰もが、なにが起きたのか分からないといった様子で通夜の準備を手伝い、手を合わせた。ご自宅につながる夜道には野辺送りのように友人が振るたくさんの誘導の赤いライトが揺れた。
 「そりゃあないぜ」テポ。
 お母さんが「残念でなりません、保弘ことを忘れないでやって下さい。」とおっしゃった。
 もちろん誰もが愛すべき男を忘れることはできない。眠っている間に亡くなったそうだから、彼自身まだ未練を残してその魂は近くにいるはずだ。テポを知っている俺たちが全部死んでしまうまで、彼の魂をそっとしておいてほしい。
 松澤保弘35歳2005年9月26日逝去。
 合掌

映画三昧「CUBE2」

2005-09-26 12:38:50 | Weblog
 連休にぜひともやっておきたかった「こまごまとした作業」を途中でいやになって投げ出した。投げ出したついでにビデオを借りてきた。以前予告編で観てから「CUBE」が大変気になっていたので、女房と娘に探してもらったが、あいにく「CUBE2」しかなかったとのことで、続編から観ることになってしまった。
 まあ、「STAR WARS」もシリーズ4作から観ている訳だし、これもありかな、と思って見たわけだ。
 幸い、「CUBE2」は前作とは別に観ても良い作りになっていたようで狭いところが嫌いな私でも、ずうっと同じ背景の映画を2時間近く集中して観ることが出来た。サイコホラーというジャンルだそうで、ストレスがたまることが醍醐味だという変わった世界である。
 観終わって、「これ絶対CUBE3出るな。CUBEって立方体(×3)のことだし、説明足らんもの。」と思った。キーワードがなんなのか最後にわかってほっとしたけれど、これがサイコホラーワールドだとしたら、入門編としてつかえる。だってサイコホラー初心者の我々夫婦が「このくらいの世界ならばもうちょっと踏み込んで観ても良いかな」と思ってしまったから。
 公式ホームページ「CUBE2」は、ネタばれを避けているので観てもぜんぜん参考になりません。でもこの映画について賛否両論0点をつける人から真剣に見てしまった人まで感想がいろんなHPにアップされていてこのワールドにおける住民の皆さんのスタンスが面白かったです。
 あれ?ほめるつもりだったのに。

がんばれエルザ!

2005-09-25 12:52:04 | Weblog
 「ATHLE NAGANO」という団体の会員として、「長野エルザ」というサッカーチームを応援しています。なにしろ、NAGANOからJリーグへ!というスローガンでガンガンと盛り上げているわけです。長野県内にはもう1チーム同じような目標でがんばっているチームもあるので「まちづくり=Jリーグ」ブームとしては10年くらい遅れたけれど、NAGANOは盛り上がっています。
 25日(日)に絶好の曇り空の下、残り3試合に昇格をかけた天王山3連戦の1試合目が行われました。
 1-0で勝ちました。ほっとしました。
 遅刻して到着したらもうすでに1点をゲットした後だったので、今日は組みし易い相手なのかなと思いながら女房子供と観戦。
 前半はずいぶん積極的に攻め込んでいて惜しいシュートが何本もあって、強いエルザを見る事が出来ました。後半戦は得点が見えるように敵陣地前で観戦したのですが、それがよくなかった。なぜか後半戦はせめてもせめてもオフサイドトラップにひっかかり、全くゴールを脅かせません。さらにさらに背水の陣で臨む敵チームの勢いに押され、ボールもつながらず大変に荒れたプレー、荒れたゲームになってしまいました。われらがフォワードがプレーが止まっているにもかかわらず殴り倒されるという(イエローでは甘いよな)アクシデント。
 いつもながら「もっと楽に勝てないだろうか」とストレスを抱えながら観戦を終えたのでした。
 あの試合じゃあ、負けた相手チームも納得できないだろうな。

お酒の試飲会

2005-09-24 13:07:50 | これを喰わず
 「天領誉酒造」さんの中島社長から、秋に向けて「料理とお酒を楽しむ会」をするからおいで、と誘っていただいた。
 生まれてはじめての試飲会である。
 ワインだってグラスを見なければ赤か白かわからぬ、門外漢の私なのでさすがに失礼に当たると思って遠慮したが、今回は会費制で「楽しむ」趣向だから、というお話なので参加させていただいた。本音を言えば、こういった会に誘われてうれしくてしょうがなかったので喜んで指定された割烹へ行った。
 5種類ものお酒が、献立に合わせて次々と出される。それぞれを冷酒と常温とお燗でいただくので知らず知らず酒量が増える。あっさりした料理から濃い味付けのメインディッシュになるにつれて、出されるお酒も強くて個性的な味のものになってくる。時折始めに出された酒を飲むとあっさりしすぎていて物足りなく思うほどだ。
 お酒にはこんなにもバリエーションがるものかと感動した。
 最後には「これは市販いたしません」という秘蔵のお酒6年ものが出てきた。
 頭も身体もしびれるほどアルコールが回っていたにもかかわらず、このお酒は喉の食道を「ええい、控えろ。これまでの酒どけどけ!」(古今亭志ん生ネタ)という感じで降りてくる。たいしたものだ。
 杜氏さんたちの解説つきでいただくと、お酒の楽しさは何倍にも増す。
 秋の味覚と共に、今年はおいしいお酒にはまりそうである。

村上春樹著「東京奇譚集」

2005-09-23 20:28:16 | これを読まず!
 自称村上春樹フリークとしては新刊は初版モノで押さえたい。人より先に読みたい。例のAmazon.comで先行予約して「東京奇譚集」を購入。一気に読破した。
 だって、面白いんだもの。
 「僕は確かにフィクションの中では大胆な作り話をする」(P10)と書いている通り、羊男が出てきたり近所の井戸で不思議な体験をしたり、突然妻が失踪したりといったことを、普通の作家は書かないようだ。それなのに読者は(少なくとも僕は)あたかも実話のように小説の中に引き込まれ、置き去りにされて混乱しながらいつの間にか読み終える。ここら辺の手法については村上春樹の解説本でずいぶん種明かしされているが、それでもころりと転がされてしまう。
 この「東京奇譚集」も、村上短編ワールドをたっぷり味わうことが出来る。
 【偶然の旅人】のような体験は多くの人に覚えがあると思う。私はユーミンのコンサートで「青いエアメイル」という曲が演奏されたとき、必ずその前に「次は青いエアメイルが演奏される」と当てた経験がある。
 妻は読了後に【品川猿】に出てくるような人生相談の人に逢いたい。と言っている。何を相談するのだろうか・・・・ 
 とにかく、身体が弱っているオヤジたちにはスポーツの秋よりも読書の秋をお勧めしたい。

ソン・ガンホ『殺人の追憶』

2005-09-22 20:01:35 | Weblog
 テレビを見ない代わりに時間がありそうなときには家族でビデオを借りに行く。
 『犬神家の一族』と一緒に借りたもう一本は韓国映画『殺人の追憶』である。ソン・ガンホという俳優がどうしても気になる。『シュリ』も『JSA』も最高に面白かったから、この『殺人の追憶』も間違いないだろうと思って借りたわけだ。
 面白かった。ほんとうに。
 この映画は1986年から1991年に韓国の華城(ファソン)という村で実際に起きた連続殺人をベースにしたフィクションである。9人の女性が殺されて、大規模な捜査がされたにもかかわらず、今でも犯人が見つかっていないという衝撃的な事件である。
 ボン・ジュノ監督が触れているが動員と興行を考えればハリウッド型猟奇的映像になっただろう。しかし、注意深く事件と刑事の距離を描いたこの作品は死体やら刑事のアクションとかよりも社会問題としての事件として観た者をノックアウトし、あるいは終演後のキャストのテロップを見つめたまま金縛りにしてしまう。
 興行宣伝用の文句の中に、「・・・黒澤明の孫が日本で生まれず、韓国で生まれた。まいった」(阪本順治映画監督)とあった。「顔」と表情を追い続ける映像は、映画素人の私でもこれは監督の手腕だとわかった。
 まいった。
 それにしてもソン・ガンホの多才なことといったらありゃしない。ぱっと見には田舎の刑事役がぴったりに見えるが、なんとも言えない深さを感じさせる、いわゆる「うまい」役者だと思う。二枚目でもないし三枚目でもないのに主役を張る不思議な魅力がある。韓国でもっとも客を呼べる俳優と言われるのもわかる。
 ソン・ガンホの映画を連続して借りることに決めた。
 もちろん、「殺人の追憶」をAmazon.comで購入した。

きときと寿司はいけまっせ。

2005-09-21 22:35:32 | これを喰わず
 我が家の子供たちはそろいもそろって寿司好きである。が、我々の教育が悪かったせいか(良かったせいか)カウンターのある高級な寿司屋では満足しない。いわゆる回転寿司にこそ我が家の寿司の聖地があるのだ。ときどき「久しぶりに外食しようか?」などと尋ねるときまって、「寿司喰おうぜ」ということになる。日頃は長野市内の一皿100円のお店で50皿くらい食べるのだが、超スペシャル企画として、上信越自動車道の新井サービスエリアにあるきときと寿司新井の道の駅という店まで行く。
 この店まで自宅から約1時間だ。いつでも混んでいる。先日は用事があって、到着したのは12:30という最も危険な時刻だった。50分ほど待たされて、やっとボックス席に着くやいなやイカマグロエビネギトロホタテ・・・・・とダダダ会食だ。
 「ごめんなさい、もう食べられません」と言うまで食べて41皿。いつもの100円寿司より具もシャリもが大きいために一貫が大きいので皿の数は新記録が出なかった。
 所詮回転寿司だと言われてしまえばそれまでだが、海なし県の長野から日本海まで行かない手前で新鮮な寿司を食べられるときちゃあ、もう我慢できませんや。
 家族5人、大満足して8800円の贅沢。

犬神家の一族

2005-09-20 21:56:58 | Weblog
 横溝正史作の傑作「犬神家の一族」をビデオで見た。
 最近テレビで再リメイク版をちらりと見てから、どうも一度市川昆監督のものを見た方が良い気がしたのだ。というよりも、あの湖からにょっきり出た裸の足が恐くていままで封印していたのを、女房に勧められてついにビデオを借りたのだ。
 もう大人になったので客観的に映画を楽しむことができた。なんであの頃ジャストタイムで見ておかなかったのだろうとさえ思ったほどだ(絶対無理だったけど)。なんと我が女房は昭和51年に放映された時に一日に3回も続けてみて、帰ってこないことを心配した父親がお迎えに来たほどだったそうだ。中学生だぜ!
 犬神家の一族配役比較という面白いページがあったのでなるほどと思いながら見た。当時の配役はなるほどと思う位あの時代のスタアをそう出演させていたな。
 見どころとしては川口晶が屋根裏の窓から覗く死んだ恋人を見つけた時の「ぐわああああ」という演技にほれた。いざという時に「きゃー」なんて言いっこないもんな。「ザ・リング」なんて容赦ないほど気合いの入った恐さの気がするが、当時の映画はどことなくシャレっけがある。横溝正史さんが宿屋のおやじでちょいと出てきたり、往年の角川春樹氏が素人くさい刑事役で出たり。とおもうと三木のり平が最高の脇役を演じている。
 映画は娯楽だ!と感じた作品でした。
 注;「いぬがみけのいちぞく」を入力すると「犬が三毛の一族」に変換されて力が抜けますよ。