小泉八雲。
実は僕の作品で2回目の登場です。
初めて登場したのは、
デビュー作の「ザ・漱石」。
羽織に、ニセのチョンマゲ、
『夏目サーン、帝国大学ノ英語教師ノポスト返シテクダサーイ!』
と完全にバカにしていました。
それを演じたのも、今回小泉八雲の丸川敬之。
まったくの偶然である。
***今回のお話***
実は八雲の怪談、最初読んでもなーんも面白くなかったの。
たぶん、それは去年莫大に読んだ太宰の影響かも。
で、考えたのがあの奥さんの存在。
彼がどうして日本を好きになったのか、怪談を書き続けたのか、
僕は奥さんの存在が大きいかなァって。
けど、この奥さんきっと大変だったろーなって。
で、この特殊な役を、
旧知のク・ナウカの鈴木陽代さんにお願いしたわけで…。
結果、セツが一番怪談に成ってしまいました(笑)
あと、音楽の保坂君がドラムの秋葉君がいるからでしょうが、
けっこうJAZZ風な曲を作ってくれたの。
だから、怪談部分は怖さは最低限にして、
むしろカッチョいい怪談にしてみました。
怖い話を期待していたかもしれませんが・・・。
それは、今の段階ではゴメンなちゃい。
もっともっと大人になったら創りますから、怪談。
洋の場所にいる和の空間。そしてJAZZ。
そこに外国人であったラフカディオ・ハーン、
いや、小泉八雲。
これが僕が考えた日本人・小泉八雲の存在でした。
勿論、その隣には、小泉セツがいるんですけどね・・・。
僕が創った作品の中では、
一番時空が飛ばない世界でしたね。
まっすぐ、純粋に。
あ、これも小泉八雲さんですね。
今度は島根県松江でお逢いいたしましょう!
それまで、お元気で。