おおののにっき

演劇人・大野裕明の日々

「さよなら、先生」にグッド・バイ!

2016年04月27日 03時23分04秒 | Weblog
「さよなら、先生」
無事に終演いたしました。
連日賑々しくご来場くださいまして、
誠にありがとうございました!

東京では「シラノ!」以来の2年ぶりの、
大野の新作公演となりました。

この2年まァいろんなことがあったのですが、
前より「愛」というものを考えるようになりました。

作品への愛、
登場人物への愛、
役者への愛、
スタッフへの愛、
稽古への愛、
劇場への愛、
お客様への愛、

それらの「愛」が僕を少しだけ大人にさせたのかもしれません。

次回作については、まだなにをやるかは決めていません。
まァやりたい人物と作品はあるのですが、、、。
やるとしても来年ですかね。
少々お待ちくださいませ。

あとはこの「さよなら、先生」を
三鷹だったり、青森だったり、静岡だったり、北海道でやりたい!
太宰治が愛した、僕が愛する場所でやりたい!

そんなこんなです。

最後に2ヶ月弱苦楽を共にした役者たちをご紹介して、
グッド・バイといたしましょう。


●二瓶拓也(花組芝居)
僕の可愛い後輩です。普段、女形が多い彼に、こんな役をやって欲しかったんです。
進行役、つなぎ役として、見事に僕の期待に応えてくれました。


●川西佑佳(扉座)
川西のキヌ子を初めて見たときに、グッド・バイが成功すると思いました。
写真のシズコもナイスです。こういう感じにしたかったんです。


●藤澤志帆
志帆ちゃんには色々と出演してもらっているけど、
このサッチャンが一番好きです。真っすぐで、全力で。サッチャンが報われて良かった。


●富山聡子(桃唄309)
トミーにはほんと色々と苦労をかけました。なんてったて、あの奥さんですから。
このシーンの映る影がすごく美しく、儚く、好きでした。


●土屋杏文(青☆組)
あずみは静岡の市民劇で出会った女の子です。ある意味秘蔵っ子です。
青☆組に花組のエキスをブレンドしたので、今後もどんどんいろんな舞台に出て欲しいです。


●三村萌緒
唯一オーディションでとった昭和感漂う21歳です。
素直で1回1回伸びていって驚かされました。今回の僕の秘密兵器です。


●三村聡
色々とどういう太宰にするのか、ともに悩みながら進みました。
けど僕がやりたい太宰。そして、人がまだ見せたことがない太宰になったと思います。


(舞台写真:武藤奈緒美)

さらば読者よ、命あらばまた他日。
元気で行こう。絶望するな。
では、失敬。

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