奥様は海外添乗員〜メモリアル

けだるいパリの朝

    

カーテンを開けるとやっぱりどんよりした曇り空。これぞ晩秋のパリだ。もうホテルに残ってる人もほとんどいないんだろう、近くの部屋を掃除する音だけが響いてくる。そろそろ身体に鞭打って起きないと、朝食には間に合わないなぁ。そんなこと考えながらさらにうつらうつら。掃除が隣の部屋まで来たらしいので、慌てて「ドント・ディスターブ」と書かれた札をドアノブにかけ、よっこいしょと起き出した。

カフェオーレだけでもと降りていったお昼近いレストランには、人の姿もまばら。疲れすぎて思考能力ゼロのまま片手で持つのがつらいくらい大きなカフェオーレカップを持ち上げ、ふと天井を見上げると、あらっ♪

ハロウィン前後、ヨーロッパでよく見られる魔女と蜘蛛。綿を使ってご丁寧に蜘蛛の巣まではられてる。ジャック・オー・ランターンの姿は(北ヨーロッパを除く)このあたりではほとんど見ることがない。昨日の【万聖節】に続く今日は【万霊節】。あの世から帰って来る霊を迎える、ヨーロッパでは「墓参りの日」だ。


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日曜日の夜遅くに帰宅するから隊長と寝ないで待ってるよ~。

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