奥様は海外添乗員〜メモリアル

たかが水、されど水!

    

実は昨日、こちらへ来て以来のちょっぴりショッキングなことがありました。というか「やっぱり住んでみなきゃ~わからないことはいっぱいあるよね?」ってな発見事なんですが。新生活がはじまってすぐに気づいてはいたんですよ、こちらの水の独特の匂い。所変われば水も変わる。それは旅が仕事の私はよ~く知っていたことだし、今までさほど気にすることもなかったんです。ところがここ数日前からわが家の水道水に今まで感じたこともないくらい強~い薬品の臭いがすることに疑問を持ち、早速水道局に尋ねてみました。するとほぼ1時間後くらいに職員の方が来てくれまして早速わが家の水をチェック!結果、問題はなかったのですが、ようは今私たちが住んでいる地域の水は水がめである浄水所から近いために塩素の濃度が高い、という理由でした。そして多分もうひとつ絡んでいるのが、沖縄の水がかなり硬水であるということ。

水道局の方が丁寧に説明してくれた話によると、沖縄の一浄水所が受け持つ範囲は比較的広く末端に到着するまで塩素の濃度を一定基準まで保つためには出発地点の濃度を高めるしかないということでした。それでも以前に比べると低くはなっているようですが?そういえば高校生の時、県外から引っ越して来ていた先生が「埼玉の水は上手いねぇ!」と感動していましたっけ。考えてみると埼玉から出たことのなかった私がこちらの水に過敏に反応したのは無理なかったようです。住んでいる頃はそんなありがたみを感じることもなかったわ。しかもかなりの硬水(石灰分が多い)だなんて。日本の水=軟水だと思い込んでいた私には目からうろこ的な事実でした。でもこの時点でようやく実感したんです。ここは本土のようにたくさんの山も川もない、小さな島であることを。

      
      

ところで上の写真は全てわが家のご近所の写真ですが、何が見えますか?沖縄の水事情に関してはこの存在も無視できないのですが…それはたいていの家屋に設置されてる給水タンクです。昔から水不足で断水することが多かったという沖縄では、各家庭が備えとして給水タンクを持っています。あっちを見てもこっちを見ても屋根の上には実に様々な形の給水タンク、これはなかなか面白い風景です。つまり一度ここに貯められた水が水道から出てくることになるので、衛生上年一回の大規模な掃除を水道局としては勧めているようです。

ちなみに現在は県内にもダムが作られ断水するようなことはほとんどないので、新築の家に関しては給水タンクを設置しない家庭も増えてはいるようです。いづれにしても今回のことは新・新プロジェクト隊にとって大きな収穫でした。たかが水、されど水。毎日の生活になくてはないない水ですもの。水道から出てくるのも当たり前、美味しく飲めるのも当たり前と、水に不自由を感じたことのなかったこのうん十年がいかに恵まれていたことかと感謝することにしましょう。と同時に次回新天地選びの際にはその地の水事情をチェックしなければ!と肝に銘じました。沖縄とひと口にいっても、地域によってずいぶん違うようですからね。

          

とはいえ、やっぱり美味しい水が飲みたいというのが本音です。まあ最近は日本でもミネラルウォーターを飲む人も増えているようですし、他の生活水としては全く問題ないにせよせめてお茶やコーヒーくらいは匂いを感じない美味しい水で煎れたいわ!とやって来たのは最近お気に入りの某スーパー。この時点でようやく思い当たりました。どのスーパーへ行ってもたいていミネラルウォーターの特売をやっていたことを。なるほど、こんな水事情があったからなのね、と妙に納得するのでした。もっともヨーロッパへ出かければ毎日水を買うのも当たり前でしたが(汗)。

ところがここ、マックス○リューではなんと期間限定ではありますが(カード会員のみ)美味しいアルカリイオン水を無料でいただけるサービス中でした。300円のペットボトルを買えば美味しい水が手に入るなんて、ラッキ~♪これぞ天の助け。水に困った私たちを待っていてくれたのね~!と、すっかりウキウキちゃんです。とまあこんな具合に住んでみてはじめてわかることはこれからもいっぱい出てくるでしょう。幸いにもそう神経質な性格でもない、いえいえむしろ逆な性格のわが家ですから、こんな発見にますます沖縄生活を楽しく感じられる今日この頃です。


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