奥様は海外添乗員〜メモリアル

暑い暑いスイスの銀世界で

          

いっきに国境を越えスイスに入ってからも太陽の威力は衰えるどころか、ここは真夏のスペインかはたまたギリシャかと思ってしまうほど。なんなのいったい、このうだるような暑さはぁ~!まだ5月だっていうのにここスイスがこんなに暑くていいのか。どうりで標高1500mを越える山ですでにたくさんの高山植物が咲き誇ってるはずだ。北側の斜面に残雪が残ってはいるものの、どう見てもスイスの暦は1ヶ月は先をいってる(汗)。

雲ひとつない夏日に恵まれた今日は間違いなくユングフラウ日和。久しぶりに眺めるベルナーオーバーランドの山々は太陽の陽射しを浴びてキラキラ輝き、まともには直視できないほど。名峰と呼ばれるユングフラウやアイガーといった山々を目の当たりにしながら喜ぶ一方で、果たして10年後もこの素晴らしい風景を楽しめるんだろうかと思ってしまう。話によると昨日このエリアの氷河の一部が崩れ落ちたらしい。さらに氷河湖が増水してて、今にも決壊するんじゃないかと心配されてるとか。

    

太古の昔、地球上の大造山運動から氷河期にかけて形成されたヨーロッパの屋根アルプス山脈。想像を絶する長い長い年月ここに存在してきた山々とともに生まれ共存してきた自然界。地球の歴史からしたらまだまだつい最近生まれたばかりの人類も今に至るまで彼らとなんとかうまく共存してきたはず、お互いを思いやりながら。なのにバランスが崩れ出したのはいつの頃からなんだろう。自然界は一生懸命私たちに伝えようとしてくれてるのにね、もう限界だよって。

写真はユングフラウヨッホ駅内のスフィンクス展望台(上段)と年々後退が進むヨーロッパ一の規模のアレッチ氷河(下段)



みなさんからのコメントはいつも楽しく読ませていただいています。ただ諸々の理由によりこの年明けからコメントへのお返しはしていませんのでどうぞご了承下さい。また旅関係のご質問やリクエストに関しては、できるだけ今後のブログ上に反映させていきたいと思っています。

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